北野のり子だより No.55

3月議会 4月スタート!市立川西病院 指定管理者(協和会)運営で大丈夫??

2019年5月  日本共産党川西市議会議員 北野のり子

 北野のり子だより No.55 2019年5月号はこちら北野のり子だより No.55 2019年5月号はこちら(PDFファイル)

3月議会 4月スタート!市立川西病院 指定管理者(協和会)運営で大丈夫??

 「川西市総合医療センター構想」案の再考を求める要望書署名:2万191筆 市長・議会に提出

 3月15日、病院事業会計の予算委員会は、当日に新年度の病院事業計画書、収支計画書(案)が提出される等、議会軽視と言わざるを得ない進め方でした。

 計画書は、指定管理者(協和会)が昨年7月に作成したもので、入院医療の強化を必須とし新入院患者の増加、病床機能の見直し等を行うことで、現病院時点で病床稼働率を90%まで引き上げることを目指すとしています。しかし、実態は昨年4月より医師減に伴い手術件数が減り、医業収入も患者数も減っています。回復の兆しもなく、同年11月から一般病床を地域包括ケア病床に変え、13対1の看護がはじまっています。しかも3月補正で一般会計から9億2千万円を繰り入れている状況です。

 市は、患者確保については、「具体の内容は確認できない。民間ノウハウで我々が気付いていないこともある。紹介、逆紹介も想定している」。病院スタッフ確保についても「4月以降も確保する。収支計画は年間を通して近づいていきたい」と説明しましたが、とても計画通りいくとは思えず賛成できる内容ではありませんでした。

 3月26日の最終本会議で日本共産党議員団は、反対討論に立ちましたが、賛成多数で可決しました。(反対・黒田・岡・北野・中曽・吉富・谷・山下 ※敬称略)その他の議員は賛成しました。

看護師9人退職 北病棟(4階)休床 7対1看護から10対1へ

 指定管理者(協和会)による運営からわずか1カ月足らずで看護師が5月末で9人退職することが明らかになりました。

 市は、川西病院の病棟看護配置について、4月から急性期病棟4病棟の内2病棟を救急専門病棟として、必要看護師数73人に対し65人で7対1基準を維持してきました。しかし、3階南病棟、4階北病棟の看護師にはベースとなる病棟がない。一つの病棟に複数科の患者が混在し、経験のない不慣れなことも行わなければならず看護が難しくなっている状況。このままでは、役割分担した看護ができないこと等への不満により、さらなる離職者が発生することから救急専門を運用した現状は困難だと判断。そこで4階北病床を休ませ、稼働病床を減らし看護体制を10対1に変更する。今後、紹介会社の活用や職員紹介制度により看護師を確保し、できるだけ早い時期に7対1看護基準、急性期4病棟の運用に戻すとしています。

 これまで日本共産党議員団は、病院の指定管理者制度導入により病院スタッフが確保できず病棟閉鎖の事例をあげ、やめるべきだと訴えてきましたが、市は、協和会は3000人の職員がいるから大丈夫だと説明してきました。

 4月1日現在、常勤238人の内、市職員から協和会職員になったのは142人、その他の職員は新人職員という体制です。半分近くが新人となればどれだけの負担になるのか容易に想像がつくはずです。一刻も早く指定管理者導入も含めこの計画そのものを見直すべきではないでしょうか。

核兵器禁止条約への署名と批准を求める意見書賛成多数で可決
兵庫県下では高砂市、播磨町に続く3番目

反対は、公明党:平岡・大﨑・麻田・江見(敬称略)
    無所属:吉富・中曽
※公明党の大矢根議員は議長

 私北野は、以下の通り賛成討論を行いました。(一部割愛)

 2017年(平成29年)7月、核兵器禁止条約が国連で122カ国の賛成で採択され、世界は条約発効へと歩みを進めています。日本は、日本政府の禁止条約に反対する核保有国と支持する非核保有国の「橋渡し」をすると主張していますが、米英仏ロの核保有5カ国が禁止条約反対声明の提出や日本政府案の「核廃絶決議」案が核保有国・非保有国双方から批判を受け、橋渡し論も破たんしています。今、核兵器廃絶への道をどのように切り開くのか、すべての国に問われています。

 特に核兵器による惨禍を体験した日本は、特別の責務があり、アメリカの「核の傘」に依存し核兵器使用を容認しながら、核軍縮を訴えるというごまかしは、もはや通用しません。被爆75年の2020年には5年に1度のNPT再検討会議が開かれます。日本政府に求められるのは、世界で唯一の戦争被爆国として、核保有国にNPTの義務と合意の履行、禁止条約への参加を訴える外交努力ではないでしょうか。被爆者の願いを受け止め、国内では1月22日時点で358の自治体が核兵器禁止条約の署名、批准を求める意見書が可決しています。

 今年、非核平和都市を宣言し30年となる川西市の議会としても国に対し一日も早く核兵器禁止条約の署名・批准を行うよう、意見書を全会一致で提出することを求めます。

鼓が滝3丁目 小規模太陽光発電所?!

 鼓が滝3丁目地内の住宅地の真ん中に太陽光パネルを192枚(総設備容量55.9kw、発電出力33.0kw)を設置する計画が明らかになりました。今回の予定地は、住宅に隣接しているうえ、樹木を伐採するなどしている土地です。

 雨水の急な流出や土砂災害の発生が懸念されると同時に反射光による眩しさや暑さ、パワコンの動作音、システムに起因した火災や景観の阻害等、生活環境の悪化を招くと危惧しています。設置者による説明会が4月に行われましたが、地名が気に入った等、個人的な思いが中心でパネルのメーカーなど未だ詳細が不明です。

 自治会として文章回答するよう要望書を提出、再度説明会を持つ予定です。

 基本的には中止を求めていきたいと考えていますが、太陽光パネル設置工事そのものについては、行政の許認可は全く必要ありません。

黒田みちのたんぽぽだより(No.200)2019年4・5月

市立川西病院 「住民本位の地域医療を守れ!」
公正・公平・透明性の確保・担保第一!

2019年4・5月
日本共産党川西市会議員 黒田みち

[1面]

市立川西病院 「住民本位の地域医療を守れ!」
公正・公平・透明性の確保・担保第一!
 黒田みちのたんぽぽだより(No.200)1面(PDF)

[2面]
(1面の続き)庁内と協和会協議の内容/「議事録はない」回答
 黒田みちのたんぽぽだより(No.200)2面(PDF)

[3面]
3月議会 賛否の分かれたもの
 黒田みちのたんぽぽだより(No.200)3面(PDF)

[4面]
消費税増税の根拠崩れる 勤労統計偽装 18年賃銀伸び率低下 実質減か
 黒田みちのたんぽぽだより(No.200)4面(PDF)

黒田みちのたんぽぽだより(No.199)

市立川西病院 4月1日から協和会の管理に
患者大幅減など難題山積

2019年3・4月
日本共産党川西市会議員 黒田みち

 黒田みちのたんぽぽだより(No.199)1面はこちら(PDF)
 黒田みちのたんぽぽだより(No.199)2面はこちら(PDF)
 黒田みちのたんぽぽだより(No.199)3面はこちら(PDF)
 黒田みちのたんぽぽだより(No.199)4面はこちら(PDF)

【1面】

 黒田みちのたんぽぽだより(No.199)1面はこちら(PDF)

市立川西病院 4月1日から協和会の管理に
患者大幅減など難題山積
 市立川西病院は現病院のまま、4月1日から協和会の管理運営に移行しますが、職員全員解雇の中で職員を確保することの大変さなど危惧されていたことが次々表面化しています。本当に。このまま突き進んで大丈夫でしょうか。
・入院患者 計画比18.4%減
・不安感から患者減少
・一般会計から19億円補助
・2019年度も8.5億円支援
・20億円で土地購入
・協和会の川西病院3か年計画 高すぎる計画 でも赤字

【2面】

 黒田みちのたんぽぽだより(No.199)2面はこちら(PDF)

「新病院 感染症対策上無料個室にもトイレ必須」
~議会申し入れに市は「できない だきない」
・足利市の病院に学ぶ
・ことごとく断る
・感染対策上重要
・筋の通らない答弁
・患者第一が必要

○核兵器禁止条約の日本政府の署名と批准を求める意見書採択についての請願が委員会で採択

【3面】

 黒田みちのたんぽぽだより(No.199)3面はこちら(PDF)

大型ゴミの有料化 手間と負担
費用対効果もない。即刻やめるべき

【4面】

 黒田みちのたんぽぽだより(No.199)4面はこちら(PDF)

原発ビジネス成り立たず
安倍輸出戦略は全滅

黒田みちのたんぽぽだより(No.198)

視察で学んだこと 柏市立病院・足利赤十字病院
私立病院整備調査特別委員会~とっても当たり前のこと

2019年2・3月
日本共産党川西市会議員 黒田みち

 黒田みちのたんぽぽだより(No.198)1面はこちら(PDF)
 黒田みちのたんぽぽだより(No.198)2面はこちら(PDF)
 黒田みちのたんぽぽだより(No.198)3面はこちら(PDF)
 黒田みちのたんぽぽだより(No.198)4面はこちら(PDF)

【1面】

 黒田みちのたんぽぽだより(No.198)1面はこちら(PDF)

市立柏病院
・市に利益配分も
・医療機器、管理者調達
・空白をつくるな!運動
・川西市の場合 住民無視の猛進
・至れりつくせり
・空白つくるな2万筆

・消費税の10%増税やめて!

【2面】

 黒田みちのたんぽぽだより(No.198)2面はこちら(PDF)
栃木県足利赤十字病院「全室個室」柔軟に
・「全室個室」に対する川西市民の声を投げかけると…
・無料個室もトイレ付き

・「北部の病院」地域医療を守りたい!
 金田峰生兵庫国政所長と一緒に…

【3面】

 黒田みちのたんぽぽだより(No.198)3面はこちら(PDF)
なぜ「何が何でも突き進む」のか?
問題積み残しスケジュール先行
市民も議会もないがしろ?!

【4面】

 黒田みちのたんぽぽだより(No.198)4面はこちら(PDF)19年度予算案
米国製兵器“爆買い” 社会保障は大幅抑制
公的年金0.5%実質削減
奨学金破産が急増

北野のり子だより No.54

パブコメで 北部での存続希望 多数の声
(仮称)川西市立総合医療センター基本構想案

2019年2月  日本共産党川西市議会議員 北野のり子

 北野のり子だより No.54 2019年2月号はこちら(PDFファイル)

パブコメで 北部での存続希望 多数の声
(仮称)川西市立総合医療センター基本構想案

 1月10日に行われた議員協議会で(仮称)川西市立総合医療センター基本構想(案)のパブリックコメントに対する市の考えが明らかになりました。(詳細は市HP掲載参照)136人・341件の意見の内、北部での存続を希望する意見が多数寄せられています。市長の病院改革に対する方針も示されましたが、これまでの計画と大枠では、変わりません。この間、明らかになったことの一部を報告します。

≪病院改革に対する今後の取り組みについて≫

※1月27日市民説明会の配布資料より転載

1.情報公開の徹底
◆改革の進捗や決定プロセスなどを適切な時期に公開
◆市民説明会をはじめ、あらゆる機会を通じて丁寧な説明と情報共有を図る

2.事業費の削減
◆現時点においては、約2億円の削減が可能と判断
◆今後、競争入札や土壌汚染対策費の不用額など、事業費の削減を図る

3・北部医療体制の構築
◆市北部地域の住民の医療ニーズに対応するため、市立川西病院敷地内正面
駐車場に北部診療所を建設
◆市立川西病院跡地に民間法人による介護関係の複合施設を誘致

4.市民から信頼される病院へ
◆市民説明会の開催、コミュニティなどの集会に参加し、対話と情報共有
を図る
◆市民モニター制度や専門家による評価委員会を導入

 市は、市立川西病院の建て替えは北部で、3町とも連携・協力を進めると言ってたのに協和会からの病院経営の協力依頼の手紙をもらった(2016年12月)ことを理由に突然、計画変更を打ち出したと説明。

 ところが2016年7月に既に市長の指示で職員が協和会に今後の病院整備向けた考え方を確認し、その後も数回に渡り、協和会の意向を踏まえ、協議か進められていました。

 市は、同年12月に指定管理者の応募、許可病床を手放すこと、新病院開業まで現川西病院の赤字をカバーすること、キセラ用地購入を辞退すること、社会医療法人化について可能かどうか協和会へ意向確認をしていました。形だけの公募は行いましたが、協和会ありきの計画が水面下で進められたと言わざるを得ません。

①建設コストの過少見積もりで80億円→126億円へ(46億円増加)

②病院機能の質的充実→個室化、手術室、高度治療室の充実、消費税改定入札リス
ク(28.5億円追加による増加)→国の交付税対象外

③耐震構造(免振加算等)→(13億円追加による増加)
98億円も増額になっているのにたった2億円の削減!?

④土壌汚染対策→(14億円追加による増加)。
北部で建て替えなら土壌汚染対策費そのものが不要です!!

⑤その他→OAシステム、設計・管理等(8億円増加)

入札差金?の額はしれてます!!

 病院がある東谷中学校区は、市民の2割が住んでおり病院建設時
から人口も増えています。

 「市北部から2次救急病院をなくさないで」、「手術のできる病院が必要」というのが市民多数の声です。(19,500筆超の署名)災害時やパンデミック(感染爆発)への対応やまちづくりの観点からも考えるべきです。

敷地面積 10,534㎡→11,900㎡

 市は、当初の敷地面積が足りず、新病院建設地の③市道部分約690㎡、②協和会の土地710㎡を借りて確保します。

※2018年12月19日、協和会へ所有権が移転されています。

グリーンハイツ地区・清和台地区における小学校統合計画は白紙になりました!!、

理由

① これまでの進め方では、保護者や地域住民の皆様の声を十分把握できていなかった。

② 学校配置は,教育の視点のみではなく「まちづくり」の視点と合わせて検討する必要がある

 1月31日、市教育委員会より上記の報告がありました。

 当該市民には、文章配布や回覧で知らせる。正式発表は、2月20日、本会議にて市長より施政方針演説でとのことです。

病院も同じでは…

議会報告 2019年春季号

住民の声が届く市政へ

2019年2月
日本共産党川西市議会議員団

  議会報告 2019年春季号はこちら(PDF)

【1面】

住民の声が届く市政へ

北部の病院のこせ!
2019年度予算への要望書提出
問題が山積み
 職員281人解雇 北部の医療はどうなるの?
 住民の声や願いは聞かないまま
いったん立ち止まれ

【2面】

子育て応援 実現へGO!

中学校給食
子どもの医療費無料化
安心の子育て
消費税10%やめろ