市議会議員団は「2026(令和8)年度予算編成にあたっての要望」を市長・教育長に提出しました。
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2025年11月26日
川西市
市長 越田謙治郎 様
教育長 石田 剛 様
日本共産党議員団
黒田美智
北野紀子
吉岡健次
2026(令和8)年度予算編成にあたっての要望書
円安影響等による物価高騰が長期化するなか、米価も高騰し市民のくらしは一層厳しい状態が続いています。実質賃金は上がらず、年金や生活保護などの給付が抑えられたまま、医療や介護などの負担が増えるなど、あらゆる世代の命と健康に大きな影響を及ぼしています。物価高に加え消費税増税とインボイス制度により、まちを支えてきた小売店など事業者も継続を断念しなければならい状況が相次いでいます。
消費税の5%減税と、最低賃金1,500円へ引き上げ、社会保障の負担軽減など、早急な対策が必要であり、市としてできる支援を行うとともに国・県に意見するように強く求めます。
川西市においても、困窮する市民を支える施策をはじめ、社会保障と教育・子育て施策の充実と負担軽減をはかる予算編成を行い、生きていくために必須である上下水道料金や病院での文書代・薬代などへの消費税負担を軽減し、市が所管する分野における賃上げを速やかに行うことを強く求めます。
川西市は、第6次総合計画で「まず、『子どもの幸せ』からはじめます」を掲げスタートさせました。現役世代の働き方が様変わりするなか、安心できる子育て・教育環境の整備、施策の充実は不可欠です。
子どもの医療費を高校3年生世代まで完全無料化にすること、小中学校の給食無償化、そして0歳児から2歳児の保育料無償化の早期実現を強く求めます。
保育所・留守家庭児童育成クラブの待機・保留児童を早期に解消し、保育施設の整備とともに保育の質の向上、保育所、認定こども園の給食費無償化など、川西市に住むすべての児童を対象とした保護者負担の軽減施策に取り組むことを求めます。
市立の就学前教育保育施設の統廃合を進めていますが、地域ではその動きを懸念する声が広がっています。南北に長い市でくらし、阪神間で就労する保護者の実情に合わせ、安心して保育を託すことのできる公立の教育保育施設の存続を強く求めます。
中学校給食は食育を目的にスタートしました。食の安心安全に責任を果たすとともに、職員配置の適正化をはかり食育を推進し、よりよい中学校給食に発展させることを求めます。
中学校の部活動の社会・地域移行については、生徒や保護者だけでなく学校・職員や地域からも不安視され、懸念する声が続いています。人材や活動場所の確保が困難な地域もあり、遠く他校等へ通う生徒もあり安全確保や負担軽減策も必要です。これまで行ってきた教育的観点を含めた部活動が継続できる環境整備について市が責任を果たすことを求めます。
高校・大学・専門学校など高等教育に通う学生、保護者の経済的負担は重く、進学した後も学費や生活費のためアルバイトなどの就労に苦しみ、卒業し社会に出る際には巨額の借金を抱えるなど、若者が未来に希望を見通せない深刻な事態を引き起こしています。
国や県に対して、高等教育の学費軽減と入学金制度の廃止、給付型奨学金制度の対象者や支給額の大幅拡充を強く求め、川西市としても独自に給付型奨学金制度を創設するなど、若者支援の拡充を求めます。
阪神淡路大震災から30年が経ちました。その後も東日本大震災や能登半島地震などの地震や、毎年豪雨等による甚大な被害も続いています。災害被災者の生活は今も厳しい状況が続いており、被災者救済制度の拡充と、復興の予算確保を拡充すべきです。
南海トラフ大地震などの地震災害対策とともに、集中豪雨や巨大台風など風雨災害への対策、河川や急傾斜地、開発地などの防災・減災対策が急務です。避難所となる施設等への備品配備など災害対策を地域任せにせず、連携・協力体制を強化し、避難行動要支援者の実態把握と避難体制の構築など災害対策強化を求めます。
気候危機打開に向け再生可能エネルギーへの転換と省エネルギー化が急務です。ゼロカーボンシティ宣言に基づく市の取り組みを広く周知し、市民へも協力を呼び掛ける啓発活動の強化を求めます。
一方、国はCO2排出量が最も多い石炭火力発電所を未だに新増設し、福島の事故を顧みず原発依存の立場を取り続けています。すべての石炭火力発電所を廃止し、原子力発電所の新設や老朽化原発の再稼働を中止し、エネルギー自給率の向上に努めるよう国に強く意見することを求めます。
ロシアによるウクライナ侵略とイスラエルによるガザ地区への攻撃が続き、民間人への被害なども深刻な状況が続いています。関係する諸国に対し攻撃中止と即時停戦を強く求めると同時に、こうした紛争や台湾有事を利用した軍事の拡大は許されません。
国は、憲法違反の敵地攻撃能力兵器の保有や、伊丹駐屯地や川西駐屯地など自衛隊基地の強靭化を進めています。さらに自衛隊を米軍と一体化し全国で合同軍事演習も頻発化し、核兵器の保有や改憲を狙う動きは看過できません。
軍事対軍事の道に未来はなく、80年前の悲惨な歴史を繰り返すことになります。
政府は、憲法9条を守り、憲法を活かした平和外交を進めるべきです。
非核平和都市宣言を掲げる川西市として、核兵器禁止条約への署名・批准を早期に行うこと、辺野古新基地建設を中止すること、敵地攻撃のミサイル基地の整備拡大を止めること、危険な大軍拡を見直し米軍との一体化を止めることを国に強く意見することを求めます。
ジェンダー平等が世界で大きく進むなか、阪神間で結ばれた「パートナーシップ宣誓制度」の地域連携協定を「ファミリーシップ制度」に発展させるなど、多様性を認め合い人権を大切にする社会の醸成が急務です。外国人差別や排外主義の横行は看過できません。市として、個人の尊厳を大切にする社会、全ての人々が輝ける社会の実現、ヘイト等の差別を許さずあらゆるハラスメントの根絶、人権を守る自治体の姿勢を堅持すること、市民へより一層の啓発活動にとりくむこと、選択的夫婦別姓の早期に実現するよう国に要望することを求めます。
川西市は、人員不足を補うために会計年度任用職員などの雇用を拡大してきました。資格や技能を持つ人材を必要とする職場で非正規雇用を常態化したことにより、安定した専門家の確保が困難になり市民サービスにも影響を及ぼしています。
全国でも、非正規雇用により就労していても生活困窮となる事態が増えており、問題視されています。
市民の役に立つところとして福祉の増進を図る自治体として、市民サービスの低下を防ぎ職員が公務員として誇りとやりがいをもち、未来に希望をもって働くことができる労働環境を整えるべきです。
川西市は、憲法、地方自治法の理念に則り「住民福祉の増進」を基本として貫くべきです。南北に長く自然環境を維持した住宅都市・川西市で、「どこに住んでいても安心してくらし続けることができるまちづくり」を根幹に置くことが重要です。
国が悪政を進めるなか、市には市民の命・くらしを守る防波堤の役割が強く求められます。より魅力あるまちへと発展させて、歳を重ねても安心して住み続けることができ、世代継承を進めていくためにも、住民に寄り添った施策を職員一丸となって展開することを求めます。
私たち日本共産党議員団に寄せられた市民の声をもとに、市民を真ん中に置いた施策が実現・実行されるよう、2026年度予算編成に際し別紙のとおり具体的に要望します。








