中学入学までのこどもの医療費無料化を求める請願 黒田議員の賛成討論

2007年6月議会報告
請願内容は理解できる・・・でも賛成しない?? 多くの議会が採択しているのに!?
黒田議員の請願賛成討論から

「中学入学までのこどもの医療費無料化を求める請願」

 この4月から兵庫県と川西市共同の福祉医療費助成制度の拡大と川西市独自助成がはじまりました。川西市では昨年9月定例議会での請願採択による無料化(所得制限は県基準並)がはじまり、歓迎され、喜ばれているところです。
 しかし、川西市の一人の女性が一生の内で産むこどもの数の平均は、1.12と阪神間で最も低く、人口構成では、25歳~35歳という子育て年齢の方々が、少ないことも明らかになっています。若い方達の働き方や働かされ方は、不安定雇用が増え、収入そのものが減っている状況にあり、安心して結婚し、こどもを産み育てるための経済的支援が必要です。
 阪神間では、おおむね3歳頃までは入院・通院を無料にしている自治体がほとんどです。猪名川町では、所得制限を撤廃したり、宝塚市のように、償還払いをやめたり、伊丹市のように、6歳児まで入院・通院無料。小学校卒業まで入院を無料にしながら、対象を児童手当受給家庭に拡大し、9割以上のこども達を対象にするなどの取り組みがはじまっています。三田市では、この6月定例議会に中学校卒業まで、入院無料が議案提案されているところです。
 こどもの医療費を助成することは、経済的な面だけでなく、精神的な支援につながっています。また、こどもに格差はつけないことを原則に、全てのこども達が矛盾なく、安心して、必要な医療が受けられるようにすべきです。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第11号(2007.7.5.)