高齢者医療制度の実施凍結を求める請願

2008年12月議会報告
高齢者医療制度の実施凍結を求める請願

 国民皆保険制度の持続可能、継続という言葉を使って、昨年6月に戦後最悪といわれる医療制度の改革が行われました。そして、08年の4月から、国民皆保険制度の解体につながる75歳以上の高齢者を独立保険にする「後期高齢者医療制度」がはじめられようとしています。「後期高齢者医療制度」では、わざわざ75歳以上の高齢者を1人つつの保険加入にさせること、1ケ月わずか15000円以上の年金から、強制的に保険料を天引きにすること、保険料の滞納により、資格証の発行、医療給付打ち切りという今まで絶対にありえなかった制裁が加えられます。
 高齢者人口が自然に増えていくことも認めないなど、国の医療費抑制が目的であるため、保険料を払っても、今受けている医療給付より引き下げられる中身の検討が行われており、「いのちに格差」が持ち込まれます。
 世代間の公平化といわれますが、介護保険と同じように、高齢者医療費が増えればその財源確保のため、他の保険料か値上げにならざるを得ないシステムをつくるなど国民に負担を強いるひどい制度は止めのるべきと述べました。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第18号(2008.1.10.)