2016年度 川西市施政方針と予算
2016年2月
日本共産党川西市議会議員 住田由之輔
■「由さん」のくらしの便り 356号 はこちら6(PDFファイル)
【1面】
2016年度 川西市施政方針と予算
安倍政治賛辞で“あんばいええ川西”になるのか
2月10日、当初予算の概要が示され、12日に議案の内容が説明されました。また2016年度へ向けての市長の考え、「施政方針」の資料が配布されました。
正式な上程は、19日の定例本会議初日になり、市長自ら政策について語ります。ぜひ傍聴にお越しください。
日本共産党議員団として2016年度へ向けて市民要望実現へ「予算要望」も出しており、提供された資料から見えてくる、市長の考え、予算案について、住田が注目する内容を、紙面の都合上、少しだけお知らせします。
市長が同じ考え方だと賛辞を贈る「安倍政治・新三本の矢」で、安心と安全を確保できる、元気な街づくりができるのでしょうか。
三本の矢で、一部大きな企業の儲けは最大限補償しましたが、国民のくらしは良くなっていません。実質賃金は4年連続で前年度よりマイナスです。年金は目減りしています。悪くなったくらしをごまかすために持ち出したのが「新三本の矢」です。
その実態を見ず、安倍政権の「上面の政策」を鵜呑みにして、予算を立てることは市民のためになりません。市民一人一人を大切にする、基本的な施策に目を向けて実行することが、元気な川西のまちを創生することになります。(裏面に予算など掲載)
川西市一般会計予算(案)
歳入 534億7700万円
うち市税収入 195億6010万円
地方交付税 68億8100万円
繰入金 14億7000万円
市債 64億844万円
歳出
議会費 4億7200万円
民生費208億8813万円
土木費 52億2450万円
教育費 47億3340万円
公債費 56億1422万円
川西市議会日程(案)
2月19日(金)議会初日
26日、29日、総括質問
3月1日、2日、一般質問
3日、4日、7日、各常任委員会
8~10日、一般会計予算審査
14.15日、企業・特別会計予算審査
25日、議会最終日
【2面】
予算大綱などに示された主な施策
子育て支援を拡充すべく訴える中
○小中学校、幼稚園等の空調設備整備にむけて3089万円。
○早くしてほしい中学校給食のモデル1校実施準備、給食施設の基本設計に240万円。
○小学校通学路などへの防犯カメラ設置の検討に13万円。
○小児慢性特定疾患助成に120万円。
○もっと関係者の意見を聞くよう求めている、東谷中学校区・牧の台幼稚園と緑保育所の廃園、認定こども園化に1億496万円。
○繰越明許費で加茂保育所と加茂幼稚園の廃園・認定こども園化の設計。
○交通上危険な場所であり、再度検討を要請している緑台中学校区の認定こども園に2億1687万円。
○不育症に対する医療費助成150万円。
地域の課題などへ
○建設中の市民体育館建て替えに10億2621万円。
○加茂遺跡保存のため土地開発公社用地、民地購入に5億4532万円。
○地元意見が反映できるのか注目したい、旧加茂小学校・旧川西高校跡地の有効活用の検討に500万円。
○若者に対する就労サポートに500万円。
○空港周辺地域の公園整備に5099万円。
○最明寺川大橋の修繕工事・204の橋の老朽化調査に1億3900万円。
○地元住民、関係職員の意見をしっかり聞くべきと訴えている、清掃事務所を旧北部処理センターへ移転させるのに3060万円。
○カラス除けネットやペットボトル用スタンドネットを希望者に無償配布180万円。
○お出かけ促進事業一人3000円を2000円に、2017年度に廃止へ。
国家予算の特徴
儲かる企業に減税、くらし大変な庶民に増税
一般会計予算総額96兆7218億円。
国債発行34兆4320億円。
300兆円ため込んでいる企業に1兆円規模の法人税減税。営業が大変な中小企業には外形標準課税を設けて、赤字であっても税の取り立てをする。庶民には2017年4月から消費税を10%へ引き上げ、一世帯あたり、軽減税率を実施しても6万2,000円の増税。総額4兆5000億円の負担増。
社会保障費5000億円圧縮
高齢化社会では、そのままでも毎年約1兆円の社会保障費が増えます。
その半分を抑制するとして、物価が上昇しても年金は据え置き、診療報酬の実質引き下げ、70歳は2割負担。後期高齢者の保険料値上げ、介護保険要支援者の制度外しでサービス低下へ、保育所は需要に見合う整備になっていないなど。
軍事費が5兆円突破
一機110億円のオスプレイ4機。170億円の戦闘機6機。思いやり予算1920億円など平和を目指す日本ではむだづかいです。
安全保障関連法=戦争法を廃止しましょう。