パブコメで 北部での存続希望 多数の声
(仮称)川西市立総合医療センター基本構想案
2019年2月 日本共産党川西市議会議員 北野のり子
➜ 北野のり子だより No.54 2019年2月号はこちら(PDFファイル)
パブコメで 北部での存続希望 多数の声
(仮称)川西市立総合医療センター基本構想案
1月10日に行われた議員協議会で(仮称)川西市立総合医療センター基本構想(案)のパブリックコメントに対する市の考えが明らかになりました。(詳細は市HP掲載参照)136人・341件の意見の内、北部での存続を希望する意見が多数寄せられています。市長の病院改革に対する方針も示されましたが、これまでの計画と大枠では、変わりません。この間、明らかになったことの一部を報告します。
≪病院改革に対する今後の取り組みについて≫
※1月27日市民説明会の配布資料より転載
1.情報公開の徹底
◆改革の進捗や決定プロセスなどを適切な時期に公開
◆市民説明会をはじめ、あらゆる機会を通じて丁寧な説明と情報共有を図る
2.事業費の削減
◆現時点においては、約2億円の削減が可能と判断
◆今後、競争入札や土壌汚染対策費の不用額など、事業費の削減を図る
3・北部医療体制の構築
◆市北部地域の住民の医療ニーズに対応するため、市立川西病院敷地内正面
駐車場に北部診療所を建設
◆市立川西病院跡地に民間法人による介護関係の複合施設を誘致
4.市民から信頼される病院へ
◆市民説明会の開催、コミュニティなどの集会に参加し、対話と情報共有
を図る
◆市民モニター制度や専門家による評価委員会を導入
市は、市立川西病院の建て替えは北部で、3町とも連携・協力を進めると言ってたのに協和会からの病院経営の協力依頼の手紙をもらった(2016年12月)ことを理由に突然、計画変更を打ち出したと説明。
ところが2016年7月に既に市長の指示で職員が協和会に今後の病院整備向けた考え方を確認し、その後も数回に渡り、協和会の意向を踏まえ、協議か進められていました。
市は、同年12月に指定管理者の応募、許可病床を手放すこと、新病院開業まで現川西病院の赤字をカバーすること、キセラ用地購入を辞退すること、社会医療法人化について可能かどうか協和会へ意向確認をしていました。形だけの公募は行いましたが、協和会ありきの計画が水面下で進められたと言わざるを得ません。
①建設コストの過少見積もりで80億円→126億円へ(46億円増加)
②病院機能の質的充実→個室化、手術室、高度治療室の充実、消費税改定入札リス
ク(28.5億円追加による増加)→国の交付税対象外
③耐震構造(免振加算等)→(13億円追加による増加)
98億円も増額になっているのにたった2億円の削減!?
④土壌汚染対策→(14億円追加による増加)。
北部で建て替えなら土壌汚染対策費そのものが不要です!!
⑤その他→OAシステム、設計・管理等(8億円増加)
入札差金?の額はしれてます!!
病院がある東谷中学校区は、市民の2割が住んでおり病院建設時
から人口も増えています。
「市北部から2次救急病院をなくさないで」、「手術のできる病院が必要」というのが市民多数の声です。(19,500筆超の署名)災害時やパンデミック(感染爆発)への対応やまちづくりの観点からも考えるべきです。
敷地面積 10,534㎡→11,900㎡
市は、当初の敷地面積が足りず、新病院建設地の③市道部分約690㎡、②協和会の土地710㎡を借りて確保します。
※2018年12月19日、協和会へ所有権が移転されています。
グリーンハイツ地区・清和台地区における小学校統合計画は白紙になりました!!、
理由
① これまでの進め方では、保護者や地域住民の皆様の声を十分把握できていなかった。
② 学校配置は,教育の視点のみではなく「まちづくり」の視点と合わせて検討する必要がある
1月31日、市教育委員会より上記の報告がありました。
当該市民には、文章配布や回覧で知らせる。正式発表は、2月20日、本会議にて市長より施政方針演説でとのことです。
病院も同じでは…