2022年6月議会一般質問(要旨)
2022年6月
黒田 みち
越田謙治郎市長の施政方針の中や様々な場所でのご挨拶の中に「動き出している川西を実感してもらう1年になります」と川西市の大きなプロジェクトがスタートする年度であるという言葉が並びます。計画策定から、施設の建設、9月から本格稼働する「川西市立総合医療センター」、「川西市中学校給食センター」。これらは、市民から大きく期待される部分と市民が不安や課題だと感じ考えている部分の両方があります。
昨年5月に実施された「令和3年度川西市市民意識調査」。その報告書によると、「10年後、川西市がどんなまちであればいいと思いますか」の設問に対する回答の割合が高い項目に「健康にすごせるまち」「災害に強いまち」「子育てしやすいまち」があがっています。さらに「これらのまちづくりを行うため、どんなことを大切にする必要があると思いますか」の設問に、先程の3つの項目全てに「医療サービスの充実」が入ります。
また、30代40代で高い要望がある「子育てしやすいまち」では、「子育て支援の充実」が必要だという結果が、同年代で「仕事と家庭の両立ができるまち」を求めているという結果もうなづけます。
そこで、今回の一般質問では、市の大きなプロジェクトの進捗状況について、市民が不安や課題だと考えていることに対する市の考え方や手立てについてお聴きします。
まず、誰もが一番まちづくりに必要だと考えている「医療サービスの充実・医療を確保すること」についてです。
1.「医療サービスの充実・医療を確保すること」について
(1) 9月1日、総合医療センターへの引越など今後のスケジュール・あり方について
(2) 移転後の現川西病院建物における検査・医療提供の具体及び見通しについて
① スケジュール、受診科目や検査内容などの詳細について
(3) 移転後の総合医療センターとの連携のあり方について及びシャトルバス運行の具体について
① 北部診療所計画に示された内容との違いなどの詳細、スケジュールについて
(4) 北部の開業医さんの高齢化や休診(廃院など)が危惧される中、市としての考え方や取り組みについて及び北部の医療提供実態を考慮した受診科・外来機能確保方策について
(5) 北部は、二次救急の空白地が拡大することとなりますが、それを埋める手立てについて
① 救急搬送が遠くなることについての考え方と手立てについて
(6) 総合医療センターと開業医さんとの連携(紹介・逆紹介、検査依頼)が遠くなることについての考え方と手立てについて
(7) まちづくりの要である医療を北部で確保することについて
(8) 3月、国が医療構想に対する方針を一部変更したことへの市の考察・見解について
2.小学校給食により近づく中学校給食の実現について
(1) 要求水準書通りの体制で実施することについて
① 調理後2時間以内に生徒が喫食できる配送のあり方の詳細(配送車両台数や経路・配送時間など)について
② アレルギー対応食実施にむけた取り組みの詳細(対象生徒の把握や対応のあり方など)について
③ 事業者の業務実施体制(必要な職種・職員)の確保について及び確認のあり方について
④ 市が行う業務実施体制(職員数5名)確保の詳細(必要な職種・職員数)について及び他市との比較について
(2) 付帯事業(留守家庭児童育成クラブ・夏季休業中のランチ提供)についての見通しについて
3.子育て支援を充実することについて
(1) 市立就学前教育保育施設のあり方及び役割などについての市の考え方について
① 市立就学前教育保育施設が市内の小学校区・中学校区に偏在していることについての考え方について
② 住んでいる地域外の小学校区・中学校区に通うことへの公的貴任への考え方、及び接続の問題について
③ 住んでいる地域外へ通わざるを得ない児童・生徒への支援(交通費補助、通園・通学バス等)を行うことについて
④ 保護者や地域の要望である市立幼稚園における3歳児保育を実施しない理由について
⑤ 保護者や地域の要望である市立幼稚園における給食を実施しない理由について
⑥ 市立園数が減ることでさらに地域の偏在化が進むことについての市の見解について
(2) 市立就学前教育保育施設のあり方については、保護者や地域の要望を取り入れるべぎことについての市の考え方について
① 保護者や地域の願い・希望に応じた入園所可能な環境整備を行うことについての考え方について
② 国基準の待機児童ゼロではなく、こどもの実態(定員超過)を考慮し、保護者の希望が叶うように統
廃合をやめること及び地域で顔が見える子育てを支援することについて
③ 保育所入所について、保護者の希望する施設に入園所できているかについて及び「第10希望」は保護者の希望に匹敵するのかについての見解について
④ 清和台幼稚園、東谷幼稚園において、3歳児保育、給食の実施、預かり保育を行うこと、もしくは現施設を改築して認定こども園化することについての市の考え方について
(3) 電車やパスで市立小・中学校へ通う児童・生徒への交通費補助を行うことについて
① それぞれの学校別、児童・生徒数(バス・電車別)について
② 交通費補助を実施することについて