2008年3月議会 一般会計予算

2008年3月議会 2008年度予算
 市民のくらし・福祉・教育守れ 自治体の役割が問われています

 一般会計予算審査は黒田議員と大塚議員が委員として参加し審査しました。審査結果は日本共産党議員のみの反対で賛成多数で可決されました。

福祉を削る冷酷さ =2億5千万円=

 国は改革の名で、国民への補助・交付・負担金をどんどん削減しています。さらに、それぞれの名目で補助されていたものも一般財源化と言うことでまとめられ他に使うことも可能になりました。

市民の土地、固定資産税も支払わず自衛隊使用 未払い1億9千万円

 久代地域にある自衛隊の訓練場・射撃場では固定資産税の半分しか交付金として支払わない。さらに、自衛隊病院・総監部は全く払っていない。無料で使っている。国の横暴。

開発優先で市民1人57万円借金
中央北地区開発での借金は358億円、全体の約40%になります。

中央北地区開発
説明できない組合への補助金300万円 工場跡地の借地料1億6千万円支払って

 中央北地区開発関連で説明の出来ない予算が出ていました。皮革工場は、廃業補償して現在工場は無くなりました。しかし、皮革組合へ300万円の補助金が予算化されています。理由を正しても説明が出来ません。しかし、補助すると言うのです。唖然とします。
 今年も工場跡地を借地します。その料金は1億6千万円になります。

まちづくりは市民参加で

 また、昨年土地利用基本構想の作成をコンサルタントに発注して今年3月末まとめました。まだ公表されておりませんが、業者任せのまちづくりでよいのか。市民参加で創ってこそ市民の財産になると考えます。その費用なんと1344万円。前回平成7年の基本計画作成時も750万円でした。最近はすぐに委託です。
 病院事業においても改革プラン作成に800万円委託料を予算化しています。

討論したのは日本共産党議員団のみ 他党・会派は討論せずに賛成

日本共産党以外は、本会議で討論をしておりません、予算委員会での意見を紹介します。発言の一部になります。

◎連合市民ク-賛成。歳出をしっかり削減していく市長のリーダーシップに期待する。異論を思うところもあるが全体として進める方向は止められない。
◎自治市民ク-賛成。議会・市民に説明・納得を進めてもらいたい、市長・幹部職員に期待する。
◎政雲会-賛成。全てを配慮しようとすれば行革は出来ません。すばらしい政策を期待する。企業マインドを持って当たって頂きたい。
◎無所属-よくできております。賛成。
◎公明党-賛成、コスト削減提案制度を市長のポケットマネーを出すぐらいの気持ちで進めてもらいたい。
◎智政会-賛成、行革を進めようとしているのか見えない、いまのスピードでは再建団体になりそうな感じだ。
◎日本共産党議員団-反対。開発優先で財政難を職員・市民にしわ寄せする予算である。

日本共産党は2008年度一般・特別・企業の10会計予算中3会計予算に反対
 議案に対する態度はこちら

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第25号(2008.5.22.)