ヒブワクチン・公費定期接種実施へ向け検討する、と答弁

小児細菌性髄膜炎予防定期接種

ヒブワクチン・公費定期接種実施へ向け検討する、と答弁

一般質問  住田由之輔議員へ

 小児細菌性髄膜炎は毎年千人の小児が罹患し、約5%が死亡、約30%が知能低下や運動障害を起こすといった疾患です。原因はインフルエンザ菌b型が約60%と最も多いが、インフルエンザ菌b型を対象としたヒブ(Hib)ワクチンは、発祥予防効果が99%と高く、本疾患への対策はワクチン接種による予防が最良の手段といわれています。しかし予防接種法による定期の予防接種でないため子育て世帯においては大きな負担になっています。公費助成をおこなうことは親の願いです。
 昨年6月議会で新婦人の会が請願提出され議会でも議論されてきました。
 住田議員は「兵庫県でも4月から、地方が実施する定期接種補助の2分の1を支援する予算を通している」として、実施を要求しました。
 答弁として、県予算が決まったのが、市の予算を決めた後であり、年度当初からの実施はできなかった。市として実施する方向で検討していくとのことでした。
 ちなみに県の予算は、市が助成した額の半分。一回当たり2000円、4回まで。対象は2歳未満児です。

食アレルギーの実態と「エピペン」取り扱い要綱作成について

 「エピペン」は食アレルギーとか、蜂に刺されたときのショック状況のもとで救命するのに有効な注射薬であるが法的に「医行為」。
 しかし特に郊外で、第三者が「エピペン」注射をしなければならない事例も出てくる。川西において人命救助を最優先していくべく、「喫緊の場合処置できる」統一的要綱を作成すべきではと質問。医療機関と協議すると答弁。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第59号(2010.4.15.)