川西病院給食の民間委託に反対

川西病院給食の民間委託に反対

病院における食事は、治療の一環としておこなっています。薬と同様に、「食事療法」は、患者の健康回復に欠かせません。これまで医療の一部門と位置づけ、医師、看護師、管理栄養士、調理師がチーム医療としての役割の担い、病院給食の充実を図ってきました。患者一人ひとりの日々の症状に合わせ、きめ細かな対応が行われています。経費削減を目的とした民間委託業者に給食部門を、任せると、利益をあげざるを得ないため、材料費や人件費の削減を図ろうとし、安全性と質的な面が後退しかねません。現場職員と充分な議論がなされないまま、議会に上程され、わずか数ヶ月で引き継ぎ、切り替えをすることは、あまりにも拙速です。自治体病院として存続させるうえでも、医療機関として、「業務委託にすれば経費が下がる」というような経営感覚に陥ることなく、病院給食の質を注視し、自治体病院の果たす役割、責任を今一度、検証することが必要です。

川西病院の給食を民間委託する内容の債務負担行為(可決)
(賛成)安田忠・岡・津田・福西・土田・多久和・江見・大崎・鈴木・平岡・大矢根・安田末・吉田・梶田・宮坂・北上・久保・宮路・秋田・松田
(反対)住田・森本・北野・黒田
※小山議員は議長です

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第4号(2011.1.23)