小・中学校、幼稚園、保育所(園)、公園などの放射線量を測定・公表を

2011年12月議会 黒田みち議員

 福島原発事故の影響だけでなく、福井県の原発から80km圏内の川西市として、文部科学省や兵庫県が行っている測定数値のみでなく、保護者の更なる安心のため、また、もしもの時にデーター比較できるよう学校・園・保育所・公園などの放射能測定を行い、市民にデーターを公表、保管することを求めました。

 答弁として「子育て中の方の不安があることは理解するものの、国や県が測定を行っているので市としては必要がない」と繰り返しました。

 黒田議員は、市として、市民の安心のため、データー保有のため水道水の検査を行っていることや、近隣では、給食食材の検査も実施している自治体が広がっていること、「市としての数値」を明らかにすることが、市民の安心につながることなどを訴えました。

 また、文部科学省の委託事業として簡易放射線測定器を必要個数2週間、無料で貸出しをする「はかるくん」システムを紹介し、取り組むべきと強く迫りましたが、同じ答弁に終始しました。

 身近な場所での正確な情報を共有することは、安心・安全につながるだけでなく、こども達が放射能への関心をもつことにもなります。
(文科省の「はかるくん」事業は送料まで無料で、簡単な手続きですから利用しない手はありません。市として地域別のデーターを保有することにもつながり、必要なことです。)

日本共産党川西市会議員団ニュース No.15 2012年1月