平成24年度川西市後期高齢者医療事業特別会計決算認定について反対討論

日本共産党議員団 北野のり子

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第30号(2013.11)

 日本共産党議員団を代表して、認定第9号 、認定第11号について反対討論を行います。まず、認定第9号 平成24年度川西市後期高齢者医療事業特別会計決算認定について反対討論を行います。

 後期高齢者医療保険料は、2008年の制度導入後、すでに2回にわたる料金改定が行われました。2012年度は、剰余金、財政安定化基金を活用し保険料の上昇を抑制しましたが、平均4310円、6.09%の値上げとなり、多くの高齢者が怒りと不安の声をあげています。

 今後も75歳以上の高齢者人口増加の下、さらに値上げされることになり、年金支給額が減り続ける中、高齢者の暮らしに大きな影響を及ぼすことになります。

 民主党は、この制度のすみやかな廃止を公約して政権につきましたが、その公約は実現されず、政権から転落しました。復活した安倍政権のもと負担増と差別というこの制度の害悪が本格的に襲い掛かろうとしています。

 私たちは、国民を年齢で区切り、75歳以上の高齢者を別枠の医療保険に強制的に囲い込んで負担増と差別医療を押しつけるこの制度そのものに反対です。すみやかに後期高齢者医療制度を撤廃すことを強く求め反対討論といたします。