「加茂遺跡等の公園化へ一歩踏み出す提案」
住田議員 (2009年9月議会)
国史跡指定が進められている加茂遺跡。10年先、20年先をにらんで担当部署を設置すべきであると住田議員は提案。
2000年前の遺跡を、生きた学習材料として地域住民、児童学生に活用していただくためにも、また、遺跡を生かしたまちづくりといった観点からも担当部署の設置が必要であると訴えています。
そして住田議員は、近隣には栄根寺、勝福寺古墳、ひばりが丘古墳群もあり、緑地と河川もあることなどこれら一帯を公園化すべきであるとの提案もしています。
さらに、加茂遺跡はもちろんのこと、これらはいずれも駅に近く、観光資源になる。川西市が歴史を感じさせる町としての「いい」イメージアップにつながっていくのではないか。そのために形として、観賞できるものの設置を構想すべきである。しかし、ただ昔のものを復元するという単純な発想にしてはならない.それだけではすぐに飽きられてしまう。
住田議員は他都市と違って加茂遺跡は住宅密集地に存在しているのでそのことを逆手に取った発想、構想が必要になってくると突っ込んだ内容も提示しています。
そのためにも加茂遺跡の「国史跡指定拡大」は重要であり本格的な取り組みをしていくためにも「担当者を置く」べきではないか教育委員会の見解を問いました。
教育振興部長は、現在2.3ha史跡指定されておりあと3.9ha追加指定していくため土地所有者の理解を得るよう自らも動きたいと発言。
市内の遺跡調査を進める。加茂遺跡も弥生期の重要な遺跡が存在すると推定されるので集落構造を明らかにする学術的な調査を検討していきたい、といった内容にとどまった答弁でした。
「日本共産党川西市会議員団ニュース」第50号(2009.10.22.)
(発行時に第49号としていましたが、第50号の誤りでした。訂正します)