「由さん」のくらしの便り 343号

3月定例川西市議会、総務生活常任委員会報告その1

2015年3月 住田由之輔

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【1面】

住民合意ないまま進めていいのですか?

加茂幼稚園・加茂保育所の廃園と認定こども園の建設

国は借金を増やして、3兆円の税金ばらまき補正予算。

310人、642件の意見、子ども・子育て計画(案)への、パブリックコメント

私は若い皆さんに川西に住み続けていただき、まちの活性化にご協力願いたいと思っています。

【2面】

住田由之輔の一般質問

10年後も公債費が減らないが、社会保障費を充実させるために力を尽くせ

借金が減らないのはなぜ

 川西市の5年後の財政はどうなるのかを示す「中期財政収支計画」を毎年更新しながら、財政が破たんしないようにチェックしています。

 一般会計の借金返済が現在51億円、10年後に17億円になります。中央北地区整備事業の借金返済が現在1億、3年後は10億になりますが10年後に6000万円に下がります。大きな借金返済が減少するのに全体として57億円が10年後では60億円です。それは、国はお金がないから普通交付税の代わりに一時的借金して事業をしなさいという「臨時財政対策債」が現在でも220億円もたまっているからです。これも借金ですから市としては国に代わって支払い(あとで国は100%交付税で返済するというお金)をしなければならず、10年後に30億円支払う予定で、財政全般にわたってひっ迫している状況は変わらないのです。

緊急性のない「箱モノ行政」はやるべきでない

 人命を守るための「公共施設の耐震化工事」は必要と思っています。

 新年度予算総額551億円(次の機会に報告)であり、その中には耐震化などで「新たな箱モノ建設」が含まれています。財政規模と優先度を考慮し、住民サービス向上めざした予算配分をすべきと要求しました。

 一事業予算を膨らませ、PFI事業として資産保有企業の入札参加が増

 主な事業計画として101億円の債務保証をする複合施設・文化会館と中央公民館・福祉施設建設事業。第一期の市営住宅建て替え事業で27億円、学校耐震化5校2年間で30億円。市民体育館建て替え30億円などの一部が予算化されます。(金額が大きいため市内業者が受注するのは無理)

 都市整備予算としてキセラ(中央北地区)川西の基盤整備26億円、新名神がらみで矢問畦野線整備に 4億円、石道における工事用道路を買い取りに1億6000万円も含まれます。

 起債を発行して事業を行うものであり、後年度負担となって、10年後も借金払いが大変です。

 わたしは知恵と工夫で、事業を少しずつ遅らせ、そこで一時的に不要となるお金を社会保障、教育に回すべきと要求してきました。財政状況を明らかにしその転換を訴えました。

久代4丁目官舎跡地に市民憩いの場を作れ

 4丁目の空き地としては1.5haの官舎跡地のみとなりました。何とかこの敷地に憩いの場を建設せよと要求しました。

勝福寺古墳・加茂遺跡の活用と周辺道路の安全対策

 勝福寺古墳は説明看板と山道の安全対策。加茂遺跡は公園化への計画を早く作り、できるところから整備を、周辺道路の安全対策を要求。

 住田由之輔のブログ「『由さん』のくらしの便り」はこちら

加茂遺跡、国史跡指定の拡大を、質問

加茂遺跡、国史跡指定の拡大を、質問

 答弁は、東側斜面地を国史跡指定へ追加するのを含めて、文化庁や県、地権者と協議をし、0.5ヘクタールの指定へ申請手続きをおこなっていく。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第59号(2010.4.15.)

日本共産党は「建設的に政策実現」ヘカを尽くします 「由さんのくらしの便り」

「由(よし)さんの くらしの 便り」2010年1月第249号
川西市会議員(日本共産党) 住田由之輔(すみだよしのすけ)発行

「由さんのくらしの便り」2010年1月第249号はこちら(PDFファイル)

希望ある社会へ

日本共産党は「建設的に政策実現」ヘカを尽くします
本年もこ支援・ご協力 よろしくお願いします

400兆円の「企業溜め込み金」 国民の生活へ回せ

 この10年間で国民の消費は27兆円減り17年前の水準に戻りました。特にこの一年間で10兆円減っています。「デフレ」の要因です。
一方企業の「内部留保」は200兆円増、400兆円になっています。その半分が大企業。派遣切り、単価切り下げなどで得た利益。政府の責任で、この利益の一部を国民・労働者へ還元させればもつと景気は良くなり、結果雇用も増えていきます。
 また、自民・公明政権で減らし続けた社会保障費を元に戻し、医療・介護・年金・障害者施策を充実させることで安心したくらしを保障すべきです。

戦後65年間、外国の軍隊が居座り続けているのは異常

 武力で平和は勝ち取れないことは「アフガン・イラク戦争」が実証しています。「話し合いによる平和解決」こそが、人類生存の道であり、「日米安保条約」絶対論では平和は保たれません。

「加茂・斜面環濠」埋蔵文化財 保存へ 買い取り煮詰詰まる

12月議会報告

 文教公企常任委員協議会にて「用地買収」への説明がありました。当該地は開発業者によって宅地開発が進められており、試掘調査で、全国的にまれな弥生時代の斜面環濠が検出され、文化庁及び県教育委員会の強い保存指導もあった。加茂遺跡全体の保存観点からも「破壊」ではなく「現状保存」することとし買い入れ交渉をしてきたと説明。その土地は「国史跡指定」を受けていないため、土地開発公社で買収し、指定後に市が買い戻すとのことであった。ただ、そこをどのように活用するかは決まっていない。

請願採択される
ふれあい入浴サービス事業の継続を求める
就学前の子ども医療費無料化を求める

「後期高齢者医療制度を即時廃止」請願に対する反対意見で、公明議員は、「感情的な批判があった。老人保健へ戻すのは時代への逆行であり解決しない。廃止に対する不安もある」民主市民クラブ議員は「75歳以上が現役よりも5倍も医療費がかかっている。差別的な制度であり、制度は廃止するが老人保険制度へは戻さない。だから請願趣旨の「戻せ」には賛成できない。制度が進んでおり料金改定で13%増と予測している。国がどのように負担するか注視している」とのものであった。

「加茂遺跡等の公園化へ一歩踏み出す提案」

「加茂遺跡等の公園化へ一歩踏み出す提案」

住田議員 (2009年9月議会)

 国史跡指定が進められている加茂遺跡。10年先、20年先をにらんで担当部署を設置すべきであると住田議員は提案。
 2000年前の遺跡を、生きた学習材料として地域住民、児童学生に活用していただくためにも、また、遺跡を生かしたまちづくりといった観点からも担当部署の設置が必要であると訴えています。
 そして住田議員は、近隣には栄根寺、勝福寺古墳、ひばりが丘古墳群もあり、緑地と河川もあることなどこれら一帯を公園化すべきであるとの提案もしています。
 さらに、加茂遺跡はもちろんのこと、これらはいずれも駅に近く、観光資源になる。川西市が歴史を感じさせる町としての「いい」イメージアップにつながっていくのではないか。そのために形として、観賞できるものの設置を構想すべきである。しかし、ただ昔のものを復元するという単純な発想にしてはならない.それだけではすぐに飽きられてしまう。
 住田議員は他都市と違って加茂遺跡は住宅密集地に存在しているのでそのことを逆手に取った発想、構想が必要になってくると突っ込んだ内容も提示しています。
 そのためにも加茂遺跡の「国史跡指定拡大」は重要であり本格的な取り組みをしていくためにも「担当者を置く」べきではないか教育委員会の見解を問いました。
 教育振興部長は、現在2.3ha史跡指定されておりあと3.9ha追加指定していくため土地所有者の理解を得るよう自らも動きたいと発言。
 市内の遺跡調査を進める。加茂遺跡も弥生期の重要な遺跡が存在すると推定されるので集落構造を明らかにする学術的な調査を検討していきたい、といった内容にとどまった答弁でした。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第50号(2009.10.22.)
(発行時に第49号としていましたが、第50号の誤りでした。訂正します)

議会報告2009年春季号 1面

議会報告2009年春季号 1面 日本共産党川西市会議員団
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こどもを育むまちづくりへ
みなさんと共に実現しました!!

日本共産党川西市会議員団

妊産婦検診の助成金7万円に増額

回数も5回から14回に増えました

 安心して出産が迎えられるよう、妊婦検診について検診回数が5回から14回に増え、公費助成も2.5万から7万円に増額、所得制限はなくなりました。

民間保育所運営支援でこども1人月10万円助成金

 生後57日目から5ヶ月までの乳児について助成をするもので、民間保育所の運営を支援するために、こども1人10万円補助が実現。

学校・幼稚園の耐震化

09年度は小学校4校で耐震化工事始まる

 新年度、久代・清和台・東谷・緑台の4小学校で耐震化工事が始まり、同時に市立幼稚園10園の耐震診断が行われます。学校建物の耐震化率が県下ワースト4位(39.8%)と大変遅れている川西市です。日本共産党は、国会でも市議会でも大規模改修を含め、早期改善を一貫して求め、国を動かし国庫補助金増額で耐震化早期実現に道を開きました。昨年9月に川西市耐震改修促進計画を策定しましたが、引き続き計画を早めるよう求めています。

文化財保護 加茂遺跡の斜面環濠保存へ

加茂遺跡で発見された貴重な斜面

 環濠を保存するために、用地取得へ。関係者のみなさんと文化財保護を強く求めてきた結果実現しました。

加茂遺跡保存へ熱意持って取り組め

加茂遺跡保存へ熱意持って取り組め
2008年9月議会 住田議員の質問

 住田議員は、連続して加茂遺跡保存を一般質問する中で、東側斜面地環濠保存へ向けて「業者と検討する」回答を得ました。大きな前進です。すでに集落入り口付近の遺構は地権者と協議を開始している状況でしたから、加茂遺跡の重要な部分が「保存」の方向で進んできました。
 その状況の中で、
「環濠遺構入り口付近、斜面地環濠の民地への対応で、現状と今後」について質問。
 住田議員はこの間、佐賀県吉野ヶ里遺跡や福岡県平塚川添遺跡、大阪府池上曽根遺跡、鳥取県妻木晩田遺跡など視察する中で、地元の理解、協力とともに、遺跡にかかわるものがいかに情熱を持ち、文化の継承に取り組むかが、保存や、遺構の再現へ道を切り開いていく力になったことを関係者から教わったことを述べ、川西市においてもまずは教育委員会が熱意を持って取り組むことを要求しました。
 そして加茂遺跡はすでに住宅が張り付いているが、前向きに打開していくために、国の史跡指定構想を、40年前には15ha指定構想もあったわけで、川西市文化財審議委員会を開催して、拡大へ審議すべく要求しました。しかし市は4.3ha(うち指定は2.3ha)の現状の構想を堅持していく以外の道筋は示しませんでした。
 住田議員は、発掘調査が「開発時に対応する」ことになっており、それではかえって結果的には費用がかかりすぎること。保存ということを考えれば「遅い」ということにもなり、市の対応を批判しました。そして市の文化財保護に対する熱意を今示す時であると激励も付け加えまし
た。

「遺構説明板の設置」について、「弥生時代を想起させる取り組み」についても質問。

 視察した、島根県出雲市の西谷墳墓郡からみた出雲平野、妻木晩田遺跡から見た弓ヶ浜や島根半島の状況も説明する中で、今国でも古代へのロマンに補助金を出す方向もあり、加茂遺跡東側斜面地上部から、遠方を見渡せる景観が古代を忍ばせる絶好の場所でもある。地権者の理解をとりつけ、広く市民が憩い、しばし弥生時代をしのぶ場所として整備をすべく検討をはじめることを要求しました。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第31号(2008.10.30.)

日本でも貴重な弥生期加茂遺跡を保存せよ

2008年3月議会 一般質問 住田由之輔議員
日本でも貴重な弥生期加茂遺跡を保存せよ

 12月議会でこの問題を取り上げた後、遺跡資料館東側通路敷きで、日本の遺跡の中でも貴重な「環濠入り口」部分の遺構が発掘。これまでよりさらに環濠の数が増え、入り口通路に橋が架けられ、通路に沿って板塀か、柵が設置されていたのではないかと推測する遺構が出現。このように掘れば貴重な資料が出てくる加茂遺跡。まだ発掘は不十分であり、東側斜面地環濠は「買収してでも保存」すべきではないかと住田議員は迫りました。

集落の戦いや防御を考える上で重要 生涯学習部長 記録保存 教育長

 重要であると認識しているとの生涯学習部長は「確認発掘調査を実施、今後の推移を見守る」との答弁。ところが住田議員の再質問に対し、教育長は「開発を前提とした記録保存実施の方向でやむをえない」と、遺構の重要性を省みない、文化財を守る意思がまったくない発言でした。住田議員は、考古学者が高く評価している斜面地環濠の談話を持ち出し、壊さない方向こそ検討すべく要求。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第23号(2008.5.1.)