日本でも貴重な弥生期加茂遺跡を保存せよ

2008年3月議会 一般質問 住田由之輔議員
日本でも貴重な弥生期加茂遺跡を保存せよ

 12月議会でこの問題を取り上げた後、遺跡資料館東側通路敷きで、日本の遺跡の中でも貴重な「環濠入り口」部分の遺構が発掘。これまでよりさらに環濠の数が増え、入り口通路に橋が架けられ、通路に沿って板塀か、柵が設置されていたのではないかと推測する遺構が出現。このように掘れば貴重な資料が出てくる加茂遺跡。まだ発掘は不十分であり、東側斜面地環濠は「買収してでも保存」すべきではないかと住田議員は迫りました。

集落の戦いや防御を考える上で重要 生涯学習部長 記録保存 教育長

 重要であると認識しているとの生涯学習部長は「確認発掘調査を実施、今後の推移を見守る」との答弁。ところが住田議員の再質問に対し、教育長は「開発を前提とした記録保存実施の方向でやむをえない」と、遺構の重要性を省みない、文化財を守る意思がまったくない発言でした。住田議員は、考古学者が高く評価している斜面地環濠の談話を持ち出し、壊さない方向こそ検討すべく要求。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第23号(2008.5.1.)