議会報告2009年春季号 4面 日本共産党川西市会議員団
全体はこちら 1面はこちら 2・3面はこちら このページのPDF版はこちら
さまざまな疑問かかえ… 新ごみ処理センター本格稼働!!
98年10月に突然1市3町で広域こみ処理施設建設を発表。ダム湖上流でダイオキシン汚染が問題になり、建設用地の広さも当初計画の3倍の用地を購入、土地価格も5倍の評価で購入。工事受注に談合疑惑…などなど、疑問は消えません。住民裁判もおこり多くの疑問をかかえたまま4月本格稼働を迎えました。
疑問1 5倍もの評価で土地を購入
裁判で住民側土地鑑定士の評価は2億円、市は5倍もの10億円で購入。建設用地面積も計画当初10ヘクタールとしていたが3倍の33ヘクタールを購入しました。
疑問2 通報通り落札…談合ギワク
焼却施設建設入札時談合情報が2件ありましたが十分調査せずに情報通りの企業が落札しました。
テレビでも報道されましたが、工事受注企業から「地元対策費」として1億3000万円を受け取った「恐喝未遂事件」の供述調書もあり、談合疑惑が一層深まっていますが調査もしようとしません。
疑問3 高い施設管理委託費
同種同規模、同じ時期に建設している枚方市の施設の管理運営、維持管理委託費に大きな開きです。
補償費 猪名川上流 枚方
市運営管理費等 約2.6億円 約1.7億円
維持管理費等 約5億円 約2億円
合計 約7.6億円 約3.7億円
(10年間の事業費を単年度で推計したものです)
遅れているこどもの医療費無料化
こどもの医療費…中学卒業まで無料に 日本共産党市議団
各党・会派の考えは?! 市民の願い…請願が不採択に…
今年3月市議会に「就学前のこどもの医療費無料化を求める」請願が提出され論議されました。厚生経済常任委員会で不採択になりました。なぜ不採択なのか議員の発言です。
公明党
願意は違わない。かなり遅れている(川西市は)ことも確か。県の動向・推移をみたい。
政雲会
遅れは恥ずかしい。市のバランス(財政の)ムダがないか吟味。0歳児の無料が決まった。
智政会
0歳児はおこなっている。市の(行政)改革の進捗をみたい。
連合市民クラブ
現在の市では困難。コンビニ受診(不必要な受診)につながる。医師不足の今おこなうべきではない。
連合市民クラブ
最優先にしたいテーマーだが、15億円の基金を取り崩した。今は、H23年収支バランスを取ることが最優先課題だ。
自治市民クラブ
無料にするのは疑問。医療現場の現実をみるとコンビニ受診のおそれがある。子育てを応援するのと無料化は違う。
「行政改革」でさらに住民負担増える
自民党・公明党政治は、今年度だけでも国民に13兆円もの負担を押し付け、福祉・教育をさらに改悪。県や市も国と同じように「住民いじめ」です。
●兵庫県では
・健康福祉事務所が廃止
・県立川西高校生徒募集停止へ
・高齢者・障がい者・こどもの福祉・医療費負担増
●川西市では
・公民館等有料化
・移動図書館ともしび号廃止
・市立栄保育所1・2歳児入所停止