「由(よし)さん」のくらしの便り 266号
2011年2月 住田由之輔
「由さん」のくらしの便り 266号はこちら(画像PDFファイル)
・川西市の中期財政計画はどうなっているか
何ができ何が問題
計画書に書かれていること/実施が計画されている主な施策
住田が考える問題点は
・矛盾・混迷が深まっている国の政策
黒田みち 北野のり子 吉岡けんじ
「由(よし)さん」のくらしの便り 266号
2011年2月 住田由之輔
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・川西市の中期財政計画はどうなっているか
何ができ何が問題
計画書に書かれていること/実施が計画されている主な施策
住田が考える問題点は
・矛盾・混迷が深まっている国の政策
効率至上主義の「行政改革」は自治体の役割と相反する
2009年3月議会報告
市長施政方針への総括質問 日本共産党議員団 大塚議員
●市長施政方針で時流を見極め、改革のスピードを上げる。と施政運営の基本が「行政改革」であることを強調されています。
◆そこではたして「行政改革」が自治体を活性化させ、市民のくらし・福祉・教育を支援することになるのか、仕事の進め方が、コスト比較論や効率至上主義で評価されるようになってしまうと、価格やコストだけで評価できない、公務労働の質、継続性の維持、専門的役割が捨て去られることになります。「行政改革」推進を柱に施政推進することは自治体の役割と相反する運営ではないか。自治体の役割と「行政改革」について考えをお聞きしたい。
★答弁
地域がやっていたことを行政がやるようになった。収入見込めない。あれもこれもからあれかこれかに、目的にあっているか、効果があるか、行政がするもの、民間でやるものの考え、コスト論抜きに出来ない。
◎福祉や教育はじめ、市政は遅れているのが実態、あれもこれもやっていないのにこの答弁です。
H19年度昨年示した「行政改革」の目標45億円をH20年には68億6千万円に1.5倍に引き上げる。基金残高も「30億円は必要」としていましたが1年で22億円に修正です。これでは見通しを持った計画とは言えません。
新年度の行財政運営」について
◆市長は、収支均衡予算の編成に努力・・しかし、基金15億円取り崩さざるをえなかった。それは、景気の落ち込みが原因と外部にのみ原因を求めています。
今までの施政の総括・反省・改善は考えられていない、総括は必要ないのかおきかせください。
★答弁
総括はしている
◎しかし、具体の答弁はない
経済危機・雇用対策=考え示さず
◎深刻な経済危機のもとで、解雇によって職場も住まいもなくした労働者や、仕事の減少や資金繰りに苦しむ中小業者など、住民は悲痛な叫びをあげている。そのことへの認識も示されず、対策の考えも表明されていない。
★答弁
ハローワークを案内する。
基金活用検討中。
◎対策は考えられていない。
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身の丈以上の無計画な開発が財政を苦しくしている
能勢口駅周辺再開発で整備されました。総事業費1556億円(市負担261億円)さらに過剰商業床建設で売れ残りそれらの処理で市負担は53億円の追加支出を招きました。
中央北地区開発では246億円つぎ込みましたが、虫食い状態での用地買収、半分は民間用地のままで借地費用を支払っている。土地利用計画を発表したが、すでに崩れている。今までの開発事業の総括をおこない、財政の見通しを持った計画が求められます。
医療・福祉の拡充で安心と雇用の拡大を
開発優先の市政を改めよ!
無計画な開発優先に多額の予算を使い、市民・職員に負担を押しつける「行政改革」を進めるのではなく、医療・福祉の充実に予算を振り向けることが、雇用の拡大、地域の活性、市民の安心になると考えます。
「日本共産党川西市会議員団ニュース」第40号(2009.4.9.)
議会報告2009年春季号 4面 日本共産党川西市会議員団
全体はこちら 1面はこちら 2・3面はこちら このページのPDF版はこちら
98年10月に突然1市3町で広域こみ処理施設建設を発表。ダム湖上流でダイオキシン汚染が問題になり、建設用地の広さも当初計画の3倍の用地を購入、土地価格も5倍の評価で購入。工事受注に談合疑惑…などなど、疑問は消えません。住民裁判もおこり多くの疑問をかかえたまま4月本格稼働を迎えました。
疑問1 5倍もの評価で土地を購入
裁判で住民側土地鑑定士の評価は2億円、市は5倍もの10億円で購入。建設用地面積も計画当初10ヘクタールとしていたが3倍の33ヘクタールを購入しました。
疑問2 通報通り落札…談合ギワク
焼却施設建設入札時談合情報が2件ありましたが十分調査せずに情報通りの企業が落札しました。
テレビでも報道されましたが、工事受注企業から「地元対策費」として1億3000万円を受け取った「恐喝未遂事件」の供述調書もあり、談合疑惑が一層深まっていますが調査もしようとしません。
疑問3 高い施設管理委託費
同種同規模、同じ時期に建設している枚方市の施設の管理運営、維持管理委託費に大きな開きです。
補償費 猪名川上流 枚方
市運営管理費等 約2.6億円 約1.7億円
維持管理費等 約5億円 約2億円
合計 約7.6億円 約3.7億円
(10年間の事業費を単年度で推計したものです)
各党・会派の考えは?! 市民の願い…請願が不採択に…
今年3月市議会に「就学前のこどもの医療費無料化を求める」請願が提出され論議されました。厚生経済常任委員会で不採択になりました。なぜ不採択なのか議員の発言です。
公明党
願意は違わない。かなり遅れている(川西市は)ことも確か。県の動向・推移をみたい。
政雲会
遅れは恥ずかしい。市のバランス(財政の)ムダがないか吟味。0歳児の無料が決まった。
智政会
0歳児はおこなっている。市の(行政)改革の進捗をみたい。
連合市民クラブ
現在の市では困難。コンビニ受診(不必要な受診)につながる。医師不足の今おこなうべきではない。
連合市民クラブ
最優先にしたいテーマーだが、15億円の基金を取り崩した。今は、H23年収支バランスを取ることが最優先課題だ。
自治市民クラブ
無料にするのは疑問。医療現場の現実をみるとコンビニ受診のおそれがある。子育てを応援するのと無料化は違う。
自民党・公明党政治は、今年度だけでも国民に13兆円もの負担を押し付け、福祉・教育をさらに改悪。県や市も国と同じように「住民いじめ」です。
●兵庫県では
・健康福祉事務所が廃止
・県立川西高校生徒募集停止へ
・高齢者・障がい者・こどもの福祉・医療費負担増
●川西市では
・公民館等有料化
・移動図書館ともしび号廃止
・市立栄保育所1・2歳児入所停止
2008年9月議会 議案態度
◆公民館有料化条例 (日本共産党)反対
◆生涯学習センター有料化条例 (日本共産党)反対
◆コミュニティーセンター有料化 (日本共産党)反対
◆市民活動センター有料化 (日本共産党)反対
◆男女共同参画センター有料化 (日本共産党)反対
◆老人憩いの家有料化 (日本共産党)反対
◆中央北地区土壌汚染工事和解について (日本共産党)反対
◆住基カード3年無料化・市県民税年金天引きに必要な予算 (日本共産党)反対
議案名 | 日本共産党 | 連合市民ク | 政雲会 | 公明党 | 智政会 | 自治市民ク | 清和緑風会 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
公民館有料化条例 | 反対 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 |
生涯学習センター有料化条例 | 反対 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 |
コミュニティーセンター有料化 | 反対 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 |
市民活動センター有料化 | 反対 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 |
老人憩いの家有料化 | 反対 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 |
中央北地区土壌汚染工事和解について | 反対 | 反対 | 反対 | 反対 | 反対 | 反対 | 反対 |
住基カード3年無料化・市県民税年金天引きに必要な予算 | 反対 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 反対 | 賛成 |
(自治市民ク 宮坂議員 欠席)
「日本共産党川西市会議員団ニュース」第32号(2008.11.8.)
コミセン・市民活動センター・男女参画センター・老人憩いの家 有料化反対
2008年9月議会 土谷議員の討論から
「コミュニティセンター」における「貸し館利用での料金格差」の議論は、3月議会に出された問題点の改善ができていません。
また、登録グループの許可は「コミュニティの会長」の権限であること、「指定管理者制度」導入での時間貸しや現金の取り扱いの複雑さ・煩雑さ、その他の施設も含めて「有料化」に伴う施設や備品の整備など、問題は山積みです。
市の施設、財産としての位置づけを明確にしながら、住民の立場にたって「真の公平性、透明性が担保されるよう」市としての責任を果たすべきです。
「貸し館利用の有料化」は、川西市の「行財政改革」の中で、「財源確保」としても位置づけられてきましたが、今回の「有料化案」の影響額は、約1157万円。
「老人憩いの家」の1時間20円の使用料や年間36万円の影響額をみるにつけ、事務内容や経費を考えても、ただ、機械的に「有料化ありき」だけでつき進んでいるだけとしか考えられません。
「川西市市民活動センター」が、「不特定多数の市民の利益を主たる目的として行う非営利の社会貢献活動を行う」ことを目的としていると明確に書かれてあるように、受益を受けるのは、活動する市民だけではなく、市民全体であり、自治体そのものであるということです。
「日本共産党川西市会議員団ニュース」第32号(2008.11.8.)
2008年3月議会 同意案3件・条例36件・補正予算9件が提案
日本共産党は同意案1件を不認定、値上げなどの条例8議案に反対
議案に対する各会派の態度
議案名 | 日本共産党 | 連合市民ク | 政雲会 | 公明党 | 智政会 | 自治市民ク | 無所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
教育委員選任(企画財政部長を教育長に) | 反対 | 賛成 | 賛成、上馬議員退席 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 |
留守家庭児童クラブ値上げ条例 | 反対 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 |
激変緩和修正案(今年6000円、来年7500円に値上げする) | 反対 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 |
公民館有料化・値上げ条例 | 反対 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 |
生涯学習センター値上げ条例 | 反対 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 |
コミュニティセンター使用料値上げ | 反対 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 |
市民活動センター使用料値上げ | 反対 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 |
男女共同参画センター使用料値上げ | 反対 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 |
老人憩いの家使用料値上げ | 反対 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 |
・上記会館利用料値上げの議案、実施時期今年7月を来年4月に修正 | 反対 | 共同提案 | 共同提案 | 共同提案 | 共同提案 | 共同提案 | 賛成 |
後期高齢者差別医療実施条例 | 反対 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 | 賛成 吉田議員退席 |
大型ゴミ有料化等の条例 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 修正し賛成 | 賛成 |
・大型ゴミ有料化を止める修正案 | 共同提案 | 共同提案 | 共同提案 | 共同提案 | 共同提案 | 共同提案 | 共同提案 |
「日本共産党川西市会議員団ニュース」第24号(2008.5.15.)
2008年3月議会
市長提案に異論続出
大型ゴミ有料化は全会一致で削除 公民館有料化は延期に
大塩市長は、一斉に値上げ条例を提出しました。市民からは「値上げ止めよ」の請願も出される中、保守・連合・公明等日本共産党以外は値上げ時期を来年4月実施にする修正案を提出しました。修正案は、有料化・値上げを「先送りするだけ」と日本共産党は反対しました。
公民館有料化は設置目的にそぐわない =日本共産党議員団は原案・修正案にも反対=
公民館の設置目的は、「住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与すること」と定めています。公民館の使用料はその設置目的から、本来無料とすべきものです。しかし、今回の公民館登録団体の有料化、貸し館の大幅値上げはその設置目的からしてそぐわないものです。
「生活文化の振興、社会福祉の増進」は市が自らの事業として、推進を図っていくべき内容のものです。
公民館登録団体の活動は、高齢者の生きがい、子育て支援、市民の幅広い交流・教養の場として、市民の社会参加を保障する公民館活動として様々な取組みがなされています。
日本共産党は、これら登録団体の活動を「受益」ととらえて有料化しようとすることは、社会的・教育的観点からもなじまないものだと強く反対しました。
一方、他の政党・会派は有料化・値上げを容認し、実施時期を7月1日から来年4月1日に変更する修正案を提出。日本共産党は「先送りするだけ」と修正案にも反対しました。
他の貸し館も・・
公民館だけでなく、市内会館の有料化・値上げを求める議案5件も審査されました。日本共産党は、コミュニティセンターの設置目的は「住民の自治意識の高揚と連帯感を深め、心豊かな地域社会の向上を図るため」、市民活動センターは、「市民が自主的かつ相互に共同して、不特定多数の市民の利益を主たる目的として行う非営利の社会貢献活動」を行う施設として位置づけられるなど、活動している市民が「受益」を受ける側ではなく、「受益」を提供している側であること。また、自治体そのものが「受益」を受ける立場にあることを明らかにしました。
コミュニティセンターは、「地域コミュニティ協議会」が認めれば無料・・・など、「有料」「無料」の線引きの考え方・市としての方針が曖昧であることや市民を混乱させる内容であることも追及、「黒川公民館」「総合センター」は、無料のままの運営になることから、「平等」という観点からも、今まで通りの運営を堅持すべきと、値上げ案、修正案共に反対しました。
同意案3件・条例36件・補正予算9件が提案
日本共産党は同意案1件を不認定、値上げなどの条例8議案に反対(議案態度はこちら)
「日本共産党川西市会議員団ニュース」第24号(2008.5.15.)