危険な原発から計画的に撤退し、安心・安全の自然・再生可能エネルギーへ転換を

国や電力会社に申し入れを

2011年9月定例議会 北野のり子議員

私は、7月に福島県いわき市へ。仮設住宅を訪問し原発で被災をされている方より「子どもを外で遊ばせることができず、原発事故が大切な子ども時代を奪った」「福島というだけで差別される」等、たくさんの声をお聞きしました。

私たちの住む川西から80キロ圏内は、世界で最も危険だと言われている場所に原発群があります。福島の問題は決して人ごとではありません。再生可能エネルギーの全量買い取り法が成立しました。また、環境省の調べによると自然・再生可能エネルギーのポンテンシャルは今の原発の40倍のエネルギーを発電できることを明らかにしています。5年~10年計画的に危険な原発から撤退し自然・再生可能エネルギーに転換をしていくべきです。川西市でも西宮市や丹波市のようにエネルギービジョンを策定し、市の特性を生かした自然・再生可能エネルギー普及に向け計画的に取り組むことが必要ではないでしょうか。

(回答)

原発からの計画的な撤退と自然・再生可能エネルギーへの転換をすべきだと考えるが、一方、私たちの暮らしは大きく原子力に依存していることも事実。国民的な負担、急激な経済的な負担を与えないこともあり悩ましいところ。
電力会社への申し入れについては、阪神間9市より打診があったが、適当な時期に的確な要請先に申し入れを行う。市長会などを通して調整をしたい。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第9号(2011.10.)