山下駅前、一の鳥居駅前の安全対策、整備を

2014年12月議会

黒田みち 議員

現状把握と住民の安心・安全の確保を

 通勤・通学、日常の移動拠点としての山下駅前(H25年調査1日乗降客数7000人)、一の鳥居駅前(同1000人)。どちらも駅前ロータリーの整備が行われていません。人と自動車、自転車などが入り乱れ、違法駐車・駐輪があるなどより危険な状態に拍車がかかっています。

 地元の方から「危ないのでどうにかならないか?」とお聴きすることはもちろん、朝の駅前宣伝などで、車イスの方の移動の過酷さ、事故の現場を目撃することもあり、市として現状の危険を認識しているか、住民の安心・安全にむけた取り組みについて、一の鳥居駅のエレベーター設置を含めたバリアフリー対策について提案しました。

 両駅前は、歩道整備も十分ではなく、市外・県外からの車も多い場所です。「マナーを守る」ための情報提供や実態調査、近隣市町などとの連携の必要性を伝えながら、様々な対策をするためには、地元土地所有者の方の協力をはじめ、地域の知恵と力を借りて対策を構築することを提案しました。市道12号についても「整備する必要がある」としながらも具体的には遅々として進んでいません。土地買収を含めた抜本的な安全対策を早急に講じるよう求めています。

 また、一の鳥居駅では乗降客数が3000名に満たないとエレベーター設置が進みません。

 黒田議員は12年前から、エレベーターの設置を基本に、国道173号線と駅ホームの同じ高さの所への改札口設置(約750万~1500万円)や階段昇降機設置(約1000万円)などを求め続けています。

 この地域は、老人福祉センターがあり高齢化も進んでいます。生活の要である公共交通があるのに「階段のために利用できない」困難な状態は早急に解決しなければなりません。バリアフリーを進めるためにも、乗降客数だけでなく、駅舎までの高低差が大きい場合はエレベーター設置できるよう国などに補助金を求めるよう提案。市としての「川西市公共交通基本計画」に位置付けて取り組んでいくと答弁がありました。

 それぞれの地域課題は明らかです。誰もが住んでいる家に住み続けることができる安心・安全のまちづくりにむけて解決にむけた取り組みを行うよう強く求めています。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第3号(2015.2.)