後期高齢者医療制度廃止の意見書提出を求める請願書

2008年12月議会

後期高齢者医療制度廃止の意見書提出を求める請願書
 
 「こんな保険料をとられたら、とても生きていけない」「長生きは罪なのですか」――福田・自公政権が4月実施を強行した後期高齢者医療制度に、日本列島を揺るがす怒りがわきおこりました。
75歳という年齢を重ねただけで、今まで入っていた国保や健保から追い出され、保険料は「年金天引き」され、払えない高齢者からは保険証を取り上げる、健康診断から、外来、入院、「終末期」まで、あらゆる段階で、安上がりの差別医療を押しつけられる、こんなひどい制度はありません。しかも、時がたてばたつほど、国民負担も、高齢者への差別医療も、どんどんひどくなっていくしくみです。
国民の大きな批判の前に、政府・与党は、「説明不足だった」などと言いわけしたり、「見直し」などと言い出しています。しかし、政府が説明すればするほど、国民の不安や怒りはひろがるばかりです。現代版「うばすて山」ともいわれる血も涙もないこの制度の害悪を、制度の一部「見直し」で解決できるものではありません。
憲法25条の生存権、憲法14条の「法の下の平等」を踏みにじる稀代の高齢者差別法は、撤廃するしか解決の道はありません。

賛成13、反対15で否決されました。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第38号(2009.2.4.)