中央北地区開発の土地利用基本構想を発表 夢物語ではないか?!

中央北地区開発の土地利用基本構想を発表
 夢物語ではないか?!

ホタルがとぶまち ビオタウン構想 5つのゾーン

 6月12日、川西市は中央北地区土地利用基本構想、5つのゾーニングを発表しました。
◎産業ゾーン 地区内に継続して営業する企業など
◎住宅ゾーン 住宅建設を行う
◎環境ゾーン せせらぎ道と連動させ公園を
◎公益ゾーン 既存公共施設の集積
◎商業ゾーン 大型店導入で活性化を行う

今までの失敗の総括ナシ 財政計画。見通しナシ

 能勢口再開発においてもC地区(アステ・阪急)以外は住宅・事務所・店舗が売却出来ずに莫大な市財政が投入され、現在第3セクターにて管理運営されています。能勢口中央商店街は再開発ビルに入らず、川西市が買い上げないと事業が終わりませんでした。現在、駅再開発ビルの商業床は空き床が増えている状況です。
★中央北地区開発も前回破綻しました。
★今までの総括もせず、財政計画も、事業の見通しもなく進められるのでしょうか

大型店導入で能勢口商店街と一体化で活性化できるか??

 この10年間に市内の商店数は78%に、売り上げは81.8%に下がっています。空き店舗もあります。

阪神間で共存の実例なし

 阪神間で半径1㎞程度で、2つの商業核が共存している例はありません。
◎尼崎市
・JR尼崎開発・コストコ・カルフール
・つかしん・塚口さんさんタウン
◎伊丹市
・ダイヤモンド・つかしん
◎宝塚市
・宝塚南口・逆瀬川・宝塚、3つの駅前再開発の競合
●いずれも共存出来ず、大型店の撤退、破綻、空き床増で地元商店は深刻です。

急がず、当面は広場で… 財政が良くなってから考えよう!

 川西市はこの5年間、毎年10億円の財政不足になる、「行財政改革」で支出を減らして困難を切り抜けると発表し、職員定数減・給与削減、公共料金引き上げ、福祉切り捨てを進めています。3月発表の「中期財政計画」にも財源の裏付けはありません。身の丈以上の開発は財政破綻に導きます。くらし第1の市政が大切です。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第30号(2008.7.24.)