2006年9月定例議会 黒田みち議員
理屈の通らない保育所民営化は許さない!
(保育所民営化)保護者の納得できる説明を求める!
昨年10月、突然提案された、市立栄保育所の民営化(平成20年度)は、す
ぐ近くに民間認可園の建設誘致をし、公立園の実質廃園計画であると、黒田議員はこの間、徹底して反対、撤回を求め発言を繰り返してきました。
市内では、保育所入所を希望しても入所できないなど、4月時点でも、待機児童が数多くいること、公・私立保育所が中央部に8箇所もかたより、乳児・延長保育などの特別保育の実施も地域に大きくかたよっていること、栄保育所の廃園ではなく、保育所のない地域にこそ民間園誘致をすべきと川西市の保育所建設計画のずさんさを批判、是正を求めてきました。
民間園誘致予定の旧桜ケ丘幼稚園跡地は建て替えのために、道路整備が必要、主要県道(一方通行)の上行き止まり道路のため、送迎困難な場所であることも明らかにしてきました。この間、突然の民営化は、こども達にとってマイナス、「違法」だという裁判結果が出ています。
黒田議員は、地域別の待機児童数、こども達の保育所通所の実態など調査、大東市や横浜の裁判結果なども提示しながら、この計画の白紙撤回を強く追求しています。
保護者や市民運動、2万7千を超える署名などもあって、市は平成20年度の廃園を2年間延長すると6月に発表。しかし、保護者側は廃園反対の意思を伝えています。
すると、市側は保護者に「計画通り廃園か2年延長か?」選択・意見をまとめるように栄保育所だけに説明。混乱を招いています。
黒田議員は、この間の経緯や説明のあり方があまりにも、市民不在であることや「財政再建のため」といいながら、民間園誘致のためなら、道路整備や更地にするために市のお金を湯水のように使おうとしていることも非難、今回の市側の民営化計画は全く理解できない、保護者や市民に不安や混乱をもたらした市の責任も追及しています。
当局は、市民の理解を得る努力をするという答弁に始終しましたが、まさに、今、安心の子育て、地域の子育てセンターの役割を果たす事が求められている公立保育所の役割を全うすべきです。
阪神間で一番少子化がすすんでいる川西市は市民の声を大切にし、真剣に子育て施策を計画、実行すべきだと訴えました。
「日本共産党川西市会議員団ニュース」第2号(2006.11.23.)