中学校給食 センター方式で検討ってどういうこと??
2017年2月 日本共産党川西市議会議員 北野のり子
➜ 北野のり子だより No.31 2017年2月号はこちら(PDFファイル)
【1面】
中学校給食 センター方式で検討ってどういうこと??
基本設計240万円、現額補正に
2月1日、「中学校給食早期実現のための検討状況について」を議題に議員協議会が行われました。
27年3月に提出された「川西市中学校給食推進基本方針」を根拠に28年度当初予算に240万円の基本設計予算が計上。平成30年2学期から明峰中学校をモデル校とし、先行実施する予定でしたが、他の方式も検討すると保留になっていました。
市は、①「川西市中学校給食推進基本方針」を基本とする ②全中学校同時実施 ③早期実現④合理的で、経済的な運営計画の4点を重視し検討した結果、センター方式を検討することを明らかにしました。
なんのための基本方針?誰のための給食なのかと驚きと憤りを感じます。
自公調理方式を基本に検討するべき
これまでセンター方式については、工業地域、準工業地域という限られた認可条件になるため市内では、困難だと説明し、選択肢から外れていました。
ところが平成27年12月に国土交通省より、都道府県担当部局宛に住居系用途地域への学校給食共同調理場を建築することについて、柔軟に対応する旨の通知があったからと南消防署久代出張所の用地等と舎羅林山の2ヶ所を候補地として検討するとしています。
センター方式業務委託料 550万円新年度予算計上
平成29年度、給食専門のコンサルにセンター方式検討業務委託料として550万円を予算計上し、平成33年度稼働を目指すと説明。
保護者や児童・生徒のアンケートでは、自校調理方式を望む声が最も高くまた、6千筆を超える署名も寄せられています。住民の声を無視するやり方は、到底理解、納得できません。
市の分析結果を見るとイニシャルコスト、ランニングコストを合わせると自校調理方式が25億2千万円、センター方式が24億3千万円、センター方式も多額の費用がかかります。
食育の観点、災害時の避難場所の役割、食中毒が発生した時の被害の大きさ等からも基本方針を基本に当初の計画通り、自校調理方式で速やかに行うべきだと考えます。
公共施設再配置計画
Ver.1(H25年~)
・複合施設の整備、アステ市民プラザの整備
・シルバー人材センター
・放置自転車保管棟の整備
・南消防署・久代出張所の移転
Ver.2(H27年~)
・北部処理センターの活用
・加茂幼稚園・加茂保育所の一体化
・牧の台幼稚園・緑保育所の一体化
Ver.3(H28年~)
(仮称)出在家町健幸公園の整備・H30年春頃
旧松山浄水場跡地に防災倉庫、(仮称)出在家町健幸公園の整備:整備費合計3億8700万円
消防本部・南消防署の整備H31年冬頃
キセラ川西大規模集客施設予定地西側に整備
整備費合計32億円
川西幼稚園・川西保育所の一体化・H32年4月~
川西小学校地内に幼保連携型認定こども園
整備費合計5億5600万円
川西北幼稚園・川西北保育所の一体化・H33年4月~
川西北幼稚園を解体し幼保連携型認定こども園
整備費合計8億3300万円
(平成28年11月24日:議員協議会資料より)
【2面】
視察 さいたま市 世田谷区
市街地再開発ビルの整備&プレーパーク事業
1月23日~24日、まちづくり調査特別委員会の行政視察で埼玉市、世田谷区へ。
1日目は、さいたま市岩槻駅前市街地再開発ビルの再整備等についてお話を伺い、現地を視察しました。
平成8年オープンの岩槻駅前の再開発ビル、マイカルが破綻したことにより岩槻都市振興経営が悪化。平成22年には、サティ岩槻店が撤退等々の経過を経て平成24年に岩槻区役所が再開発ビルに移転することに。
空洞化防止対策として公共施設が入居することで床を埋め、3階、4階で区役所業務が行われています。
住民のみなさんからなぜ、区役所が移転しなければならないのか。他のテナント誘致はできないのか、移転に伴う経費負担等々の声も。
現在、区役所移転後の敷地について、「人形のまちとして魅力ある文化を発信し、城下町に、にぎわいや交流を生むまちづくり拠点」をコンセプトに検討されています。
2日目は、世田谷区の羽根木プレーパークへ。
世田谷区は、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに掲げ、可能な限り禁止事項を無くして子どもたちの好奇心を最大限尊重することを目的とした遊び場「プレーパーク」を地域住との協働により4カ所展開しています。
その内の一つ、羽根木プレーパーク(区立羽根木公園内)を視察しました。
残念ながら、定休日だったこともあり子どもたちの遊んでいる姿を見ることはできませんでしたが、担当職員の方の熱心な説明で子どもたちのイキイキした姿が目に浮かぶようでした。
キセラ川西せせらぎ公園 夏頃オープン(芝生エリア除く)現在、市民参加・主体で公園開園に向け企画をづくり等の活動が進められています。遊びチームのみなさんが、プレーパーク遊具づくりを検討しています。
住民訴訟 緑台中学校区 幼保連携型認定こども園 危険な場所に整備、問題あり
川西市公有財産賃貸差止等請求事件
川西市向陽台3の市有地に今年4月、幼保一体化の認定こども園が開園される予定です。
しかし、この場所は、交通事故が起こりやすく、地元のみなさんもその点を大変危惧されています。
周辺住民24名が認定こども園を巡り市を相手取り、土地の賃借の差し止めなどを求める住民訴訟を神戸地裁に起こました。
1月31日、神戸地裁へ。原告お二人が陳述に立ちました。
要望の声届け実現!! グレーチング(溝蓋)付け替え
1月早々、住民の方より、「グレーチング(溝蓋)を踏むとボコボコし安定性が悪く危険なので改善して欲しい」と声が寄せられました。担当課に連絡、現場確認してもらい新しいモノに取り替え対応していただきました。