予算編成方針と枠配分・職員定数について

2008年12月議会 大塚議員の一般質問

予算編成方針と枠配分・職員定数について

(1) その考え方について
(2) その弊害はないのか、どのように考えているか
◎枠配分方式は03年から始まり、02年度当初予算の95%と5%カットが導入されました。
・04年-03年額を圧縮そして、・06年-行財政改革取り組みの成果もあり・・財政状況が若干回復とある

09年度予算編成について

 しばらく削減を見合わせていましたが、枠配分対象経費を前年度当初予算から8%減と大幅減の方針です。
 重点見直し事業は10%減に限度額を設定しています。
 限度額設定は、削減ありきで職場、現場の実態を無視した減額であります。

◎職員定数を見ますと、

 H14年4月1日~H24年4月1日の9年間で200人削減目標、1201人を1001人にするとしています。
100人以上削減されています。
計画書の資料では、職員定数は、H20年、年度当初で正職員数は997人、とあります。目標を超えての削減です。
H21年度は40人削減目標・・・グラフは、H25年には900人にまで削減計画になっています。大量の職員削減です。

人件費推移news_37a

◎大塩市長が就任直後実施されたのが、管理職手当ゼロ、一時金の役職加算ゼロの削減でした。
猛烈な定数削減、予算の枠配分方式に寄る予算の削減です、

◎そして、乾いたタオルをさらにしぼるような削減目標を持たせてダッシュ、と号令をかけておられる。そんな構図が見えます。

●市長答弁 右肩上がりの考えと受けとめる、入りが限られている、市民に理解してもらう。

●企画財政部長答弁 予算要求を積み上げ方式にすると、ダメもとで要求が膨らむ、枠を狭めて工夫が必要だ、制約をかけながらやることにした。

◎討論を終えて
 討論になりませんでした。
 地方自治法の定めにもある、市民福祉を守る役割をどう果たすのか、ではなく、財政の数字合わせでの予算編成を進める、「市民要求をどう実現するか」の視点が見受けられません。しかし、開発は予算がなくとも進めるといいます。
 職員は削減され、1人がいくつもの仕事を抱え、その人が居ないと他の人はわからない。社会保障費削減、福祉施策後退から市民との窓口対応は多忙を極めている。それでも人員削減、歳出削減は人員削減しか削るところない・・・とばかり。
 こんなことは続きません

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第37号(2009.2.4.)