障害者への負担増の中止を求めた請願 多数で「継続」に

2006年12月議会 
障害者への負担増の中止を求めた請願 多数で「継続」に

 障害者自立支援法で障害の重い者ほど医療負担が増える「応益負担」で「一割負担」になりました。さらに、施設利用者は食費、光熱水費などが全額自己負担になり、福祉の理念を否定する内容で、中止を求める意見書を国に提出を求めた請願です。
 今、国民の大きな批判の声がだされ、政権与党も考えざるを得ない状況もでています。

委員会では5対2で継続に 継続の意見は五人

・流れをみたい、・法の整備がとわれている、もう少し時間を、・政府も予算確保を考えている、請願趣旨わかるが・・などの意見が出されました。
 賛成の意見は二人
・請願内容はその通り、法整備を待つのでなく、後押しするためにも早く提出を

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第4号(2007.1.25.)

高齢者交通費助成の復活 乳幼児医療費無料化を

2006年12月議会 黒田議員の質問

Q・高齢者交通費助成の復活
 ・乳幼児医療費無料化を
A・新年度、予算化する

 黒田議員は、大塩市長が市民への公約として挙げられていた「将来に対する不安を払拭する」「市民満足度の向上を第一に考えた活気ある川西」を基本に「健康福祉の増進と少子高齢化対策の推進」を目指す立場で、この間も粘り強く取り上げてきたテーマで質問、提案をしました。
 市民運動や選挙の争点にもなっていた「高齢者交通費助成」の復活や「乳幼児医療費の無料化」は、具体的公約にもなっていましたので、市長が答弁に立ち、「新年度、予算化する」ことになりました。中身についての具体化は、これから~ということですので、他市の状況や市民から出されている拡充を求める声を伝え、それぞれの目的を果たし、市民満足度が上がる施策にするべきとせまりました。

 この間、障害者自立支援法による食費の負担軽減は市の独自支援が始まったものの、「応益負担」は、本人や家族の経済的・精神的負担を大きくしています。
 黒田議員は、「社会福祉基礎構造改革」という名の下、「権利としての福祉」を「買う福祉」へと変質させた国の社会保障制度そのものの解体に対して、市長として、市民の実態や切実な声を県や国に対して、制度そのものを変える立場でものを言うべきだと迫りました。制度の矛盾が市民のくらしを脅かせることがないように、自治体として、障害者の方や介護サービス利用料の軽減や保険料の減免などもするべきと訴えましたが、「実態を伝えていく」という答弁しか出されませんでした。

 阪神間でも低い合計特殊出生率を考えた上でも、市独自の子育て支援策の拡大・具体化が急がれることを「小児救急」「中学校建設」「学童保育」などのテーマで訴えました。
 医師不足や厳しい財政事情のこと等が答弁で示されましたが、「学童」は保育時間の延長の方向が出されました。
 自治体の責務として、市民福祉の増進こそ、税金を使うこと。「民営化」を公約の中に入れているが、「官」より「民」という「民」万能論ではなく、公的責任を果たすこと、公務労働の大切さを守り貫く必要性も追及しました。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第4号(2007.1.25.)

2006年12月議会 議案態度

2006年12月議会 議案態度

議案名日本共産党連合市民ク市政会智政会自治市民ク無所属
川西市・猪名川町の消防通信指令の事務を共同して管理するための議案(略)賛成賛成賛成賛成賛成賛成
川西市副市長定数条例の制定について賛成賛成賛成賛成賛成賛成
市長・特別職給与5%~10%削減の条例(略)賛成賛成賛成賛成賛成賛成
平成18年度川西市病院事業会計補正予算(第1回)賛成賛成賛成賛成賛成賛成
兵庫県後期高齢者医療広域連合の規約の制定に係る協議について反対賛成賛成賛成賛成賛成
平成18年度川西市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3回)賛成賛成賛成賛成賛成賛成
平成18年度川西市農業共済事業特別会計補正予算(第1回)賛成賛成賛成賛成賛成賛成
平成18年度下水道特別会計補正予算(第2回)賛成賛成賛成賛成賛成賛成
平成18年度川西市一般会計補正予算(第3回)賛成賛成賛成賛成賛成賛成
障害者の福祉・医療サービスの利用に対する「定率(応益)負担」の中止を求める意見書提出に関する請願書賛成継続継続継続賛成継続
「法テラス」の更なる体制整備・充実を求める意見書賛成賛成賛成賛成賛成賛成

上記議案以外に6議案は全議員が賛成、議案総数15議案。助役選任同意案2件、請願1、意見書1、でした。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第4号(2007.1.25.)

高齢者と障害者施策で奮闘 12月議会

たんぽぽだより 52号

2007年1・2月 黒田みち

たんぽぽだより 52号はこちら(画像PDFファイル)

・市民負担を明らかにし自治体の役割を追及
・交通費助成の復活、乳幼児医療費の無料化拡充を確認
・75歳以上、年金天引き・差別医療導入 反対
・「障害者の応益負担をやめろ」請願採択すべき

・増税・負担増メニュー 自民、公明が推進

黒田みちのブログ「たんぽぽだより」はこちら

市長! 市民の将来不安をなくし、満足度を高めるための施策を現実にして!

たんぽぽだより 51号

2006年12月・2007年1月 黒田みち

たんぽぽだより 51号はこちら(画像PDFファイル)

・新年度より実施 高齢者交通費助成・乳幼児医療費の無料化
・小児科の拡充を!
・市として支援策を!
・造成工事の延期でごみ焼却場は1年遅れ1億6000万円追加

・ここが問題 教育基本法「改正」案

黒田みちのブログ「たんぽぽだより」はこちら

2006年11月議会 議員の役職・所属委員会が決まりました

2006年11月議会
議員の役職・所属委員会が決まりました

日本共産党議員団の役割・所属委員会

団長 土谷一郎
 ・文教公営企業常任委員会
 ・まちづくり調査特別委員会副委員長
 ・都市計画審議会
幹事長 住田由之輔
 ・議会運営委員会
 ・建設常任委員会
 ・飛行場対策周辺整備特別委員会副委員長
 ・広報委員会
 ・情報公開協議会
 ・緑化協会理事
黒田議員
 ・厚生経済常任委員会
 ・第2名神高速道路周辺対策特別委員会副委員長
 ・広報委員会
 ・猪名川上流広域ごみ処理施設組合議員
 ・善意銀行運営委員会委員
大塚寿夫
 ・総務常任委員会
 ・広域ごみ処理施設調査特別委員会
 ・男女共同参画審議会委員

常任委員会の役割は

総務常任委員会
 企画財政部、総務部、会計室、選挙管理委員会、公平委員会、監査委員、固定資産評価審査委員会、消防本部の所管に関する事項並びに他の常任委員会に属さない事項

文教公営企業常任委員会
教育委員会、水道局、市立川西病院の所管に関する事項

厚生経済常任委員会
市民・生活部、健康福祉部、美化推進部、農業委員会に関する事項

建設常任委員会
土木部、まちづくり部、中央北地区整備室の所管に関する事項

特別委員会の役割は

飛行場対策周辺整備調査
大阪国際空港航空機による騒音被害及び安全に関する対策並びに南部地域のまちづくりに関する調査

まちづくり調査
川西能勢口駅周辺都市整備計画基本構想に基づく『駅周辺38ヘクタール地区』整備事業、中央北地区住宅街区整備事業及び日高住宅地区改良事業に関する調査

広域ごみ処理施設調査
広域ごみ処理施設に関する調査

第二名神高速道路周辺対策
第二名神高速道路建設にかかわる周辺対策に関する調査

12月市議会日程が決まりました

 選挙後初めての定例市議会
 11月29日(水)から12月21日(木)の間開かれます。

議会への請願・要望書は11月29日までに提出ください。請願書の提出には議員一人以上の紹介が必要です。

議会傍聴にお越しください

会議は10時~17時が基本です。あらかじめ確かめ来庁ください。どの会議も自由に傍聴できます。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第1号(2006.11.23.)

新市長と一体化? 保守・公明が多数で役職を独占

2006年11月 初市議会開催
新市長と一体化? 保守・公明が多数で役職を独占

 選挙が終わり初めての市議会が11月8・9日の二日間開催されました。初市議会では、議長・副議長など役職がきまりました。

数で物事を進める。これでよいのでしょうか!?
                                  大塚寿夫
 初市議会では、議長はじめ議会での諸役員、常任委員会はじめ各委員会の所属配分を行い、委員長を決めました。
川西市議会では、決める基準は特にありませんが、会派の人数や、議員・会派の過去の役職就任状況、与党・野党などなど総合的に考えながら配分を行う、バランスも大切たと考えます。しかし、会派の人数構成を見ていただいてもおわかりかと思いますが、保守会派、六人の市政会・四人の智政会・それに五人の公明党、合計十五人が一体になり、議長を市政会が副議長は智政会が、監査を公明党、と話し合いでなく数で決める。
 新市長の与党が役職を独占するのは市長と議会が癒着構図になはしないかと危惧するものです。

役員選挙の状況
議長選挙

 市政会-久保議員、共産党-大塚寿夫で投票。26対4で久保議員が議長に。連合クラブも名乗りを上げ、話し合いましたが決裂、連合は立候補を取りやめました。
副議長選挙
 智政会-西山議員、無所属-前田議員、共産党-大塚寿夫が話し合いは決裂、投票に。西山議員が25票で副議長に。大塚-4票、無効票が1票でした。
監査委員
 話し合いは決裂、公明党-江見議員23票、共産党-黒田議員6票、立候補をしていない岩田議員1票でした。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第1号(2006.11.23.)