たんぽぽだより 177号

私たちの宝物 市立川西病院

「閉鎖は困る」「街が壊れる」「住民不在で一方的すぎる」

2017年6・7月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

 「たんぽぽだより」177号はこちら(画像PDFファイル)

5月に行われた「出前講座」の市側説明プリントはこれです。

  昨年12月に届いた 協和会からの「病院経営の協力依頼」文書はこれです。(公文書公開請求により入手)

  今年4月の川西市の構想をまとめた「経営会議」の(仮称)「川西市立総合医療センター」構想(案)はこちら(公文書公開請求により入手)

【1面】

私たちの宝物 市立川西病院
「閉鎖は困る」「街が壊れる」「住民不在で一方的すぎる」

「病院存続を」6月議会で要求

 川西病院の閉鎖が突然、5月1日付新聞で報道されて以降、市民から「つぶさないで」の声が上がっています。

 12日から始まる6月議会・一般質問で私(黒田)は、存続を求めて質問します。また、19日の建設文教公企常任委員会には、「指定管理者導入」の議案が審査されます。ぜひ、傍聴においでください。(本会議場・一般質問は映像配信されます)

説明求め「出前講座」

 閉鎖方針を知った市民の方がびっくり。どうなっているのか、と市に説明を求める「出前講座」を計画・5月に北陵、牧の台、東谷公民館で「仮称『川西市立総合医療センター構想(案)』について」をテーマに「出前講座」が開催。私も参加しました。参加者は、「ビラで知った」という方達が3か所で約120人。

176億円は借金で

 出前講座では、作田哲也総合政策部行政経営室長が説明。市立川西病院(250床)」を閉鎖する一方で川西能勢口・キセラ川西医療ゾーンに400床の新病院と山下駅前に北部急病センター(内科・小児科・整形外科)を建設し、管理運営は指定管理者(民間病院)に 委託すること。

 キセラと山下の新病院が入る土地・建設整備費用は176億円、100%市債発行で賄う。市債の償還割合は指定管理者50%、国の地方交付税40%、市10%。市が国から受け取る「政策医療分」のための交付金約3億円(年間)は全額指定管理料として管理者に支払う、などの説明がありました。

市民無視、急ぎ過ぎる

 参加者からは、「住民の命にかかわる北部唯一の救急・総合病院がなくなることは納得できない」「市民無視。決め方、進め方が一方的、急ぎ過ぎる」「病院経営の立て直しがはじまったところ。病院は良くなっている」「猪名川・豊能・能勢の3町の協力、連携を進めるべき」

ゴーストタウンに

「病院がなくなればまちづくりがならず、ゴーストタウンになる」「一刻を争う救急車で運ばれる病院が遠くなるのは困る」「患者だけでなく、家族の負担(時間・交通費)も考えるべき」「パブリックコメントや市民の声を聴いていない」「市が説明会をしないのはおかしい」などと発言。川西病院が34年間、地域医療の拠点、市民の命を守る砦としてがんばってきたことへの信頼や感謝の声と共に、その病院がなくなることへの不安、憤り、怒りの声や要望、意見が共通して出されました。

救急搬送928件

 現在、川西病院(2次救急病院)は、1日平均で入院195人(入院稼働率83.4%)、外来454人。(表参照)

 2016(平成28年)年、市内の救急搬送件数は、5112件。うち川西病院への搬送は928件(18.2%)。これだけの需要を、診察室4つの1次救急対応の山下・北部急病センターで補いきれないこと、市民の不安払拭にならないことは明らかです。

病床163床激減

 新しい病院「キセラ川西センター(400床)」は、第1協立病院(313床)の移転が有力視されています。とすれば、ベッド数は、現在の協立313床+市立病院250床から400床に激減します。また、受診には紹介状が必要であることも明らかになりました。

市民後回し許せない!

 市は、市民の命にかかわる大問題にも関わらず、6月議会で「指定管理者」導入の条例改定を行い、即「指定管理者」を公募・決定するとしています。

 市民は、5月1日の新聞報道と6月市広報のわずかな記事で知ったばかり。

 市民無視で拙速に突き進むあり方は大問題です。

○指定管理者制度…公の施設の管理を市が指定した者に代行させる制度。施設管理の必要経費は、市が指定管理者に委託料として支払う。
委託料は市と指定管理者の協議で決定

○1次,2次,3次救急医療
1次=外来で対応、2次=入院治療や手術に対応、3次=一刻を争う重篤者に対応

○利用料金制…施設の使用料等は、指定管理者の収入に。指定管理者は、市からの委託料と使用料(診療報酬)等の収入で施設を管理する。

【2面】

命、最優先の市政を!

汚染土壌対策は?

 財政難の川西市。整備費用照億円を全額市債で賄いますが、30年間の利子を含めると227億円。ここには今後必要となる汚染土壌・地中構造物対策費用は含まれていません。

管理料増加の危惧も

 市が国から受け取る年約3億円(政策医療への交付金)は、指定管理料として支払われますが、今後、指定管理者との契約いかんで管理料は増えていくでしよう。

 その上、医師・看護師・医療技術者など職員脚人の退職に伴う一般会計の負担も増えるなど、財政的にもリスクの大きい今回の計画を拙速に決める必要は全くありません。

一般会計から補助可能

 市立川西病院は、2001(平成13)年度、市が約7億円を補助し黒字でした(一般会計463億円の1.51%)。現在約10億円の補助は、一般会計545億円1.83%。その10億円のうち政策医療交付金(2億5000万円)は後日国から交付されます。
市全体からみれば十分補えるはずです。

存続は市の役割・責務

 市は公的役割として、入院・手術ができる2次救急病院の空白地をつくらないこと。

 「病院・買い物・公共交通」の3本は、まちづくりの根幹であり、川西病院の廃院・移転、ベッド数削減はまちづくりを大きく歪めます。

 財政運用も含め、市民の命・くらし優先の市政にするよう声をあげ、行動を起こしましょう。

協立も川西も突然の計画変更
なぜ、協和会の「協力依頼」で方針転換したのか?

土地売却で契約

 昨年12月、医療法人協和会から市に「…の協力依頼」の要請があり、これを機に、川西病院の閉鎖、指定管理方式などの新方針・構想(案)が急きょ提案されました。

 しかし、協和会は、2015(平成27)年7月に、キセラ川西医療ゾーンに「移転または開設」を条件に応募し、同10月に決定、市と土地の契約をむすびました。

 その後、市は、「まちづくり調査特別委員会(2016・平成28年9月)でも、法人と補償契約のメドがたったことや入金の仕方などについて報告、今年度の予算委員会でも今年度中に法人から入金があるとの説明を繰り返していました。

 当初計画でやればいい

 法人は、「地域ケアに貢献。CT・MRIなど最新医療機器をはじめ、高度急性期医療体制・24時間救急対応」、低炭素のまちづくりでは「CASBEEAランク」取得や省エネ推進委員会の設置」を提案していました。

 したがって、選定委員会で評価された通り296床の病院を法人の計画・予定通り「移転・開設」なされればいいのです。

「北部で建て替え」を

 川西市は、2015(平成27)年5月に発表した「経営健全化計画』で北部での建て替えや3町の協力・連携など市民に示した計画通り進めるべきです。

 突然、協和会から協力依頼の文書が届いたからと、176億円の借金をして土地・建物を整備し、「指定管理者制度導入」で、管理・運営はすべて民間に任せるなど必要ありません。

 構想(案)は見直し、撤回すべきです。

多治見市民病院の指定管理者制度視察

川西市議会建設文教公企常任委員会は5月24日、岐阜県多治見市の市民病院の指定管理者制度について視察しました。

医師埋まらず

 多治見市は、2012(平成24)年に指定管理者制度で隣接地に新病院(250床)を開院したものの、医療スタッフの不足から136床でスタート。現在212床で運用されています。
多治見市の人口は11万2145人。市立病院(昭和49年建設)は、3次救急医療を担う県立多治見病院の約1㎞の至近距離に立地。国の制度改悪や市の行革によって、市立病院は病床稼働率が39.5%まで落ち込んでいましたが、存続することを決め、新病院建設となり ました。

 2016(平成28)年度実績では、1日平均患者数、入院127人(病床稼働率60%)・外来郷人。現在、市内救急搬送の約3割を受け入れています。

3分の1しか移籍せず

 当時勤務されていた医師14人、看護師・助産師・医療技術者など職員116人、計130人の市職員のうち、医師6人、職員50人、計56人は、指定管理者へ移籍。職員32人は職種転換で市役所へ異動。医師8人、職員34人は、その他に移っておられます。
 また、指定管理者に移籍する職員に対して「給料差額を3年間補償」するための財源は市長はじめ職員給料の減額で対応。職種転換で市役所勤務者が増えたことで「新規職員の採用」に影響が出たという報告。(異動後、退職された方も居られるそうです)

不透明さ拡大

市と指定管理者との関係では、「利用料金制導入。民間経営なので、経営に対してはモノが言えない。人件費やバランスシートなども同じ。毎月の例月監査はあるが。予算委員会で公的医療への資金投入のところで審査いただく。」とのこと。

 結局「指定管理者制度」導入で、医師・看護士確保がスムーズに行く訳ではなく、何より市や議会との関係では、民営のため「不透明な部分」が増えることが明らかになりました。

国の「改革」が痛手

 国の医療制度の改革、自治体独自の行財政改革の嵐が全国の公立病院に大きな痛手・禍根をもたらしたこと。今回の国がさらに押し進める「「新改革プラン」の方向性・財源のしばりが、住民の実態や声・願いを無視して突き進んでいることに憤りを感じた視察でした。

財政が危ないのは市本体でしょ?!

 この間、「たんぽぽだより」でお伝えしているように、市立川西病院の経営は大変です。
 しかし、病院の努力で医師や看護師の確保ができ、経営健全化団体として、2020(平成32)年までの健全化計画がやっと本格軌道にのった処。「行く度に病院がよくなっている」と意見・感想が寄せられるのも当然です。

 病院の40億円・借金と毎年10億円の補助金(2億5000万円は交付金)を「集中攻撃」、予算委員会にもかけず、計画も無視。突然176億円の100%市債発行、20年間の指定管理委託を市民に知らせないまま拙速に突き進むことに私は、大きな違和感・恐ろしさを感じています。

 予算委員会で、市の市債残高は今年度末711億円(市民1人当り45万円)、基金残高は20億円(同12000円)を下回る予定です。財政が厳しいからとわずかな「高齢者交通費補助」を廃止。人口減少だからと壊さなくて良い幼稚園・保育所を解体、高額な認定こども園をドンドン建設予定。第3セクタ一への15億円を超える償還猶予・無利子貸付などは問題にもしません。このアンバランスを是正、市民と共に築き上げてきた財産である全ての公共施設を有効に活用、財政の立て直しと市民が望む施策実現こそが、今、川西市役所としてやるべきことではないでしょうか。

(黒豆の芦・編集後記)

黒田みちのブログ「たんぽぽだより」はこちら

たんぽぽだより 176号テキスト版

なくさないで!私たちの宝物 市立川西病院

北部で入院できる唯一の「2次救急病院」

2017年5・6月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

 たんぽぽだより 176号の画像やPDFはこちら(内容は同じです)

 たんぽぽだより 176号Word版(A4で4ページ 内容は同じです 表は作成中 順次追加します)

「川西病院つぶさんといて」閉鎖方針にびっくり(゚д゚)

 川西市は4月末,市立川西病院の閉鎖と代替案をメディアに発表、5月1日に議員協議会が開催されました。協議会には「新聞を見てびっくり」「なんで?! 閉鎖は困る」といった市民が9時過ぎから多数詰め掛け、市の説明を真剣に聞き入りました。

民間運営方式で中部に

 市が示した「川西市立総合医療センター構想(案)」(川西市HP)によると2021(平成33)年度に現在の川西病院を閉鎖、あらたに中部の火打地城に「キセラ川西センター(400床)を建設。

 山下駅前にも「北部急病センター」を建設し、管理・運営を指定管理者に委託します。市が土地購入、建物を建設・所有、指定管理者(病院)に提供し、管理と運営はすべ指定病院が行う「公設民営」の形です。

 キセラ川西には、協和会・協立病院の移転が有力視されています。

歳をとり、病院必要

 この構想を新聞やテレビで知った市民はびっくり。「歳を重ねてきて、これから病院が必要な時に…」「ここに小児科を含め病院があるから引っ越してきたのに」など戸惑いや不安、怒りの声が上がっていいます。

山下駅前に急病センター

 市は川西病院閉鎖に伴う北部地域の医療対策として「北部急病センター」を山下訳前に土地購入・建設するとしています.

 しかし、内科、整形外科、小児科の医師を各1人配置して24時間体制とし、4つの診察室、8つの観察室の一次救急(入院しない急病)で対応できるのか、川西市の北部から2次救急(入院ができる急病)を担う総合病院がなくなり、救急車で遠くまで運ぶ事態になっていいのか。
 大きな問題が山積です。

l日平均650人が利用

 川西病院の1日予定患者数(今年度予算委員会の数値)は外来が454人、入院が195人ですが、これだけの患者さんはどうなるのでしょうか。(入院稼働率83.4%)

 山下駅前に建設する急病センターで対応できるはずがないとたくさんの意見がだされましたが、市は「今後詳細を検討する」を繰り返すばかりの答弁でした。

1983年に開院

 現在の「市立川西病院」は.今の市役所横(中央町)にあったものを移転させて1983(昭和58)年10月に開院しました.

 当時は、川西篠山線12号もなく能勢電車の便数も少ない交通の不便な地域でしたが.南北に細長い川西の地形からみて北部に病院が必要と判断して開院、市の大型住宅団地開発を支えてきました。

病院ニーズ高まる

 開院から34年、病院のある北部地域では高齢化が進み病院通いが増えています。また.若い世代が増えつつあり、子育てしやすい、くらしやすい環境をつくる必要が高まっています。この北部地域で、急病傷、出産、小児科に対応する病院はなくてはならないものです。

 川西病院をめぐってはこれまで、「市立川西病院事業経営改革プラン」「経営健全化計画」、そって、北部での建て替えを含め,医師の確保や地域医療連携などの努力が進みはじめていました。

 その矢先の、性急な突然の計画変更は、市民の願いを切り捨て、病院関係者の努力を踏みにじり、混乱を招きかねません。

 市は、今回の方針を見直し、市民や議会と共に「川西病院はどうあるべきか」をじっくり検討すべきではないでしょうか。

「市立川西病院」をなぜつぶすのか?!

「北部に病院必要」 声 多数

 「市民全体、スタッフのこと、経営を考えた上での構想だ」と大塩市長はいいまずが、市民の意見はどのように反映されたのでしょう。

 市がまとめた「病院改革プラン」に対するパブリックコメントでも「公立病院としての存続―「北部での建て替え―「1市3町との連携」などが多数。民間活用賛成の意見はわずか2%(3件)、能勢口周辺希望は2件だけです。

 「存続を求める」署名9500筆も提出されています。川西中部以南には病院がたくさんあるのに北部は開業医も少なく、川西病院がなくなると大変困る、という実態が現れています。

 2次救急がなくなる!?

 なかでも閉鎖に伴う深刻な問題は.川西市の北部に2次救急(入院が可能)を担う総合病院がなくなること。救急車で遠くまで運ぶ事態が起こります。

 なぜ、病院や診療所が密集する中央部にわざわざ新しく病院をつくり.北部病院を閉鎖、2次救急の空白地をつくる必要があるでしょうか。

 今回の構想の理由に市は病院の赤字経営をあげています。

 現在、市は補助金約10億円を支出し、病院経営を支えています。この10億円の支出が大変だと大騒ぎをしますが、そのうちの2億5000万円~3億円は,小児、産婦人科、救急などの不採算部門への支出。これらの不採算部門は赤字であってもやるべき公立病院の使命です。(国から交付金措置されます)

 また、地域医療を守るため、採算の悪い地域でも存続させる必要があるでしょう。

 北部地域は民間の病院が少なく.猪名川、豊能、能勢町を含む1市3町の医療の拠点としてなくてはならない存在です。

北部で建て替えを

 公立病院の使命を担う立場で、できるだけ赤字を減らし、改革をどう進めるか。市は、一昨年5月に示した「市立川西病院の整備に向けた考え方」で、建て替えによる整備を基本としており、本来の計画通り、北部で猪名川、豊能、能勢3町との連携、協力を得ながら建て替えを含めた議論こそ早急に行うべきです。

危うい176億円 100%借金
予算委・審議抜きの専断

 市は、2017(平成29)年度末の市債残高は711億円、基金残高が20億円と厳しい財政状況にあります。しかし今回の整備事業費176億円は、予算委員会で一言も触れられず、予算に全く反映されないまま、100%の市債発行で賄う計画です。トップダウンでの行政先行、議会でしっかり議論しないまま突き進む危うさを感じます。

指定管理者制度も問題

 市が土地と建物を所有し、管理、運営はすべて民間病院が担う「指定管理者制度」の導入。医療事故など起これば、「公立病院」としての市の責任は免れません。指定管理者制度にすれば、赤字は解消できるのでしょうか。指定管理者制度の導入では、現市立病院に対するような行政や議会のチェックはできなくなります。経営悪化・医師や看護師確保ができないなど、何かあれば市が責任を取らざるをえません。結局、市民の税金で補うことになります。

拙速な見通しに危惧

 指定管理期間は2019(平成31)年度にスタートし新病院開院後20年間。その間の収支計画は綿密なのか。市のあまりに拙速な病院、財政計画の変更で、見通しを危惧する声が上がるのは当然のこと。

 土地整地のための汚染土壌や地中構造物対策費は含まれていない点も気かがりです。

職員は分限免職(クビ)

 同制度の導入で、現在市の職員である医師や看護師、医療援術者約280人は分限免職となることも大問題、院内保育所や給食など委託業務など病院業務への影響も広がります。

 周辺の街やくらしへの影響も大きくでるでしょう。

「土地売却」方針急転 安い土地代、さらに…

 キセラ川西医療ゾーンには、2015(H27)年10月に1社しか応募がなく、「協和会・協立病院1980(昭和55)年」が建て替えを含めて参入する予定で契約されていました。

 その時点でも「土地購入費」が、すぐ横のマンション建設場所より㎡単価35000円余安い(差額3億8000万円)」「医療事業者選定部会において、財務計画の資金調達・償還計面への評価が低い」「現協立病院の稼働率が71.4%なのに、提案書には85.9%と過大に見積もっているのでは」などの問題が指摘されていました。
 契約後、入金もないまま1年半が経過、今春の予算委員会で、今年度中に土地代17億円が入ってくる」と説明があったところです。

 ところが突然の「川西市立総合医療センター」構想(案)。一体何があったのでしようか。

 12月に「協力要請」!

 議員協議会の説明によると、昨年12月に協和会から「病院経営の協力依頼」の文書が届いた。「地域医療の核として…、緊密な連携…、具体的な交渉…、市としてメドがたった。そして、今回の構想(案)になった」というものですが、「大丈夫なの?」といいたくなります。(協和会からの「病院経営の協力依頼」文書はこちら)
(4月の川西市の構想をまとめた「経営会議」の結論はこちら)

公募、「協立」で確定?!

 民間病院の建て替えや運営に国の補助金や交付金は支給されません。しかし、今回の構想のように、「市立病院」で建設すれば、地方交付税が40%入る。市は、不採算部門(政策医療)への交付金(約3億円)と指定管理料を指定管理者に払い続けることになります。

 指定管理者を公募するとしていますが、この経過で協立病院以外に受ける病院はあるでしょうか。

投資、中央地区偏重

 中央北地区開発では、頓挫した住宅街区整備事業への借金返しが毎年9億円余続いています。

 そのうえ、区画整理事業・キセラに約108億円、地域内の低炭素型複合施設に約108億円と今回の病院設置計画など、この場所にばかり税金投入・借金するあり方こそ問題なのです。

努力実らせ病院存続を

 400床の新病院を建設しても、現「協立病院(313床)、現「川西病院(250床)」のベッド数ですから、163床足りません(許可病床・ホームページより)。北部の二次救急・総台病院がなくなることと合わせて、構想(案)の見直しを求め、住民が望む安心・安全の地域医療確保、北部での建て替えや医師などの確保、地域医療連携など、「市立川西病院事業経営改革プラン」「経営健全化計画」にそった努力を実らせましょう。そのために声をあげましょう。

 私も力を尽くします。

たんぽぽだより 176号

なくさないで!私たちの宝物 市立川西病院

北部で入院できる唯一の「2次救急病院」

「川西病院つぶさんといて」閉鎖方針にびっくり

2017年5・6月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

 たんぽぽだより 176号のテキスト版はこちら(内容は同じです)

 「たんぽぽだより」176号はこちら(画像PDFファイル)

昨年12月に届いた 協和会からの「病院経営の協力依頼」文書はこれです。

今年4月の川西市の構想をまとめた「経営会議」の結論はこちら

(仮称)「川西市立総合医療センター」構想(案)はこちら(川西市HP)

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黒田みちのたんぽぽだより(病院特集号)

なくさないで!私たちの宝物 市立川西病院

北部で入院できる唯一の「2次救急病院」

「病院閉鎖」方針にびっくり

2017年5・6月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

 黒田みちのたんぽぽだより(病院特集号)はこちら(画像PDFファイル)

 黒田みちのたんぽぽだより176号はこちら(内容はほぼ同じ)(画像PDFファイル)

 黒田みちのたんぽぽだより176号のテキスト版はこちら(読みやすいです)

昨年12月に届いた 協和会からの「病院経営の協力依頼」文書はこれです。

今年4月の川西市の構想をまとめた「経営会議」の結論はこちら

(仮称)「川西市立総合医療センター」構想(案)はこちら(川西市HP)

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たんぽぽだより 175号

認定こども園への税金のムダ使いをやめ、子育て施策の充実を

2017年4・5月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

たんぽぽだより 175号はこちら(画像PDFファイル)

【1面】

認定こども園への税金のムダ使いをやめ、子育て施策の充実を

3月議会で反対討論

 大和団地内で緑保育所と牧の台幼稚園をつぶし、あらたに「市立認定こども園」を建設するための議案(定員130名、整備費5億3028万円〉が3月議会に上程され、私は反対討論をしました。

(事業総額6億7500万円)

借金増やすムダ使い

 反対したのは第1に財政上、大きな問題があり、ムダな投資ではなく、資産の有効利用・活用を図るべきであること。

 市債(借金)残高は、平成29(2017)年度予算で711億円(市民一人当たり45万円)にのぼる一方、5年前の平成(2010)24年度末決算 で67億円余あった基金が、20億円弱(同12000円)に減る予定です。
 住民と共に築き上げてきた財産である公共施設を有効に活用し、市債・基金残高の改善を図るべきです。

施設の有効活用こそ

 第2に、既存の施設を活かし保育所・幼稚園を充実することこそ、生きた税金の使い方になります。

 解体される牧の台幼稚園は、Is値(耐震の数値)0.79と何の問題なく、その解体費用で市立緑保育所の耐震補強工事ができます。

 また、保護者や地域の願いである、幼稚園での3歳児保育・預かり保育や保育時間の延長、小学校と連携、給食開始も効率よく実施することができます。

 大和団地のこども達は、顔が見える地域の幼稚園で安心して保育・教育を受ける事ができ、駅前便利な緑保育所は市北部の保育所としての役割を今まで通り果たすことができるのです。

待機児童対策に逆行

 第3に、待機児童対策に逆行することです。

 3月1日現在の保育所待機児童は135名ですが、市の子ども・子育て計画では、保育所定員を増やさないため、緑保育所60名定員のままのこども園になります。

 その上、0歳児保育を実施するため他の年齢にしわ寄せがいきます。
また、こども園は、牧の台幼稚園の定員120名(4・5歳児)から70名(3~5歳児)に激減します。保護者の一番の願いは「自宅の近所で通わせたい」こと。

大和地域だけで、それぞれの年齢・平均約80名のこどもがいますから、保護者・地域の願いがかなう認定こども園の定員設定(保育所型・幼稚園型共)になっているとは思えません。

他市に比べて低い保育所入所割合や待機児童の実態をみても、こども園ができたから緑保育所は廃園するという計画も見直すべきです。

懸念のまま解体するな

 第4は、牧の台幼稚園をつぶした場合。地域住民の避難場所の役割、保護者や地域の方が案じている園庭開放のあり方、給食費や預かり保育料などの負担増、通学路の安全対策、近隣住宅内での駐車などはどうなのか。懸念が残ったまま解体だけが先行する進め方は困りますし、壊したものは戻りません。

施設を充実し子育て応援

 第5に、私立幼稚園では、2歳児保育や長時間・長期休暇保育などが行われ「保育所化」しています。県下合計特殊出生率がワースト6の川西市は、元々保育所が少なく幼稚園・保育所立地の地域間格差が大きいことが明らかです。(こども達が、市外にたくさん流出しています)

 私(黒田)は、若い方が望む数のこどもを生み育てにることができ、地域で安心・安全の子育てを応援できるよう、「市子ども・子育て計画」を抜本的に見直すことも強く求め続けています。より豊かな子育て、若者施策の拡充、世代敬称・世代交代をスムーズに行えるよう、これからも全力で取り組みます。

咲きほこる桜や雪柳 根こそぎ伐採

 住民の方から涙声で電話がありました。「牧の台幼稚園の桜が切られている。こども達が写真を撮った大切な思い出なのにら」現場を見に行くと、根こそぎ伐採され積み上げられた中で桜や雪柳が雨にぬれ、懸命に花を咲かせていました…(涙)

3月議会が24日に終了

「日本共産党川西市会議員団☆議会報告・春号」を皆さんのお宅に配布します。限られた紙面ですが、3月議会・予算委員会での議論や市民の方が提出された請願について掲載しています。

 議員団ホームページでは、意見が分かれた議案の「討論」内容を掲載中。川西市議会ホームページでは本会議場での映像を配信中です。ぜひご覧ください。

 私(黒田)は今回、市長の施政方針に対する総括質問を行いました。自治体として憲法遵守の立場を明確にし、憲法がめざす施策の拡充を求めました。引き続き「住民が主人公」の立場で全力でがんばります。

黒豆の声

「あなたがここにいてくれたら…」
折り鶴に書かれたメッセージ
核兵器禁止条約の国連会議
唯一の被爆国である日本の
空席に置かれた願い

「自国に裏切られ
見捨てられ続けているという
被爆者の思いを強くした」
交渉会議不参加の日本に対して
被爆者の方の哀しみ

「自己責任だ」
福島原発事故自主避難者への言葉
「裁判でも何でもやればいい」
追い打ちをかける復興大臣
原発事故は国と東電の人災
それなのに強行される支援の打切り・縮小

胸が張り裂けそうになる
どうして寄り添ってくれない?!
なぜ実態をみようとしない?!

命を守りたい
日常を取り戻したい
この当たり前に応えてほしい

憲法通りの政治
それを具体化させるのは私たち国民もっと広げよう…もっと
国民を無視する政治はいらない
国民を捨てる政治は絶対にいらない

【2面】

憲法違反の「共謀罪」 自由な社会押しつぶす

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たんぽぽだより 174号

川西病院への市民意見 「北部で」「公立で」が多数

2017年3・4月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

たんぽぽだより 174号はこちら(画像PDFファイル)

【1面】

川西病院への市民意見 「北部で」「公立で」が多数

 「市立川西病院事業新経営改革プラン(案)」に関するパブリックコメント(市民意見)などの報告が、3月6日の議員協議会でありました。

 自治体別意見提出者数は、川西市(69%)、猪名川町(10%)、能勢町(8%)、豊能町(5%)、その他(9%)で、現在の病院立地に基づくことがうかがえます。

 病院立地への意見では「北部希望」が突出して多く、「巡回バスの整備」が続き、経営形態の見直しでは、「現在と同じ公立病院としての存続」を求める意見が多く、「1市3町での協力・一部事務組合」を求める意見が続きます。

 国は、現在の自治体立病院を「廃止・民営化」を含む「再編・ネットワーク化」「独立行政法人化(非公務員)」を促進するため、「従来からの国の交付金(基準財政需要額など)を減額し続け」る一方、新たに「施設・設備整備への病院への病院事業債に対する交付金措置を通常なら25%であるものを再編・ネットワークするなら40%にする」といった財政的締め付けを強めています。

 川西市は、人口1万人当たりの病院・診療所数が阪神間でも少なく、とくに市北部と近隣市町はより少ない地域になっており、住民の命の砦・地域医療の拠点として救急・総合医療の確立存続が必須です。住民の願いや意見をしっかりと聴いて、周辺自治体との連携を丁寧に行うべきです。

 安心して今住んでいる処に住み続けることができるまちづくりの工夫をご一緒に考え連帯していきましょう。

 提出された186名・362件のご意見は、3月末に「同プラン」と共に川西市のホームページに掲載される予定です。

おでかけ促進事業「廃止しないで」請願採択、存続・拡充に奮闘

 2017年度廃止になる高齢者への交通費助成制度(高齢者お出かけ促進事業)に対して、市民から3月議会に「高齢おでかけ支援制度の存続と充実を求める請願」が621筆の署名と共に提出されました。(署名活動は継続中)

 私(黒田)は、総括質問や請願の委員会審査の趣旨説田で、憲法遵守の立場から基本的人権としての移動する権利・交通権や人間として幸せを追求する権利を保障する必要性と、同事業の役割、費用対効果、公平性がいかに優れているかを訴えました。

78%の高い活用

 同事業は、2016(平成28)年度5280万円の予算で、要介護2以下の在宅70歳以上31287名が対象(幼介護3以上の方にはタクシー補助制度有)。申請するれば誰でも利用でき、24324名(78%)が活用している公共性の高い素晴らしい制度です。

費用対効果も十分

 元々の目的である高齢者が引きこもりにならず、健康の維持増進、介護予防につながり、出かけることで社会活動・参加を促進し、地域経済の活旧性化に寄与するなど費用対効果も抜群です。

 市と住民負担をあわせ1億円を超えるお金が電車、バス、タクシーなどに使われ、公共交通機関の維持充実の原資となります。

 能勢電鉄の乗降客はこの10年間で約6000名余(12.4%)減っていますが、日常生活に欠かせない公共交通網のサービス維持向上のためにも大きな役割を果たしています。

 交通費補助を廃止する必要は全くありません。

代替「健康マイレージ」の疑問

 市は、代替策として「健幸マイレージ制度」の発足をあげますが、両者は対象者も目的もまったく異なります。健康マイレージの対象者は40歳以上101009名で、新年度の参加者は、対象の2%、2100名にすぎません。(3年継続・新年度募集700名)

 新年度予算は5357万円ですが、うち54.4%がポイント換算などの「委託料」に消えます。「公園への健康遊具設置」は、自宅周辺に公園すらない市民が多数おり、公平性、費用対効果でも疑問が残ります。

存続・拡充へがんばる

 年金が減り、物価や税などの負担がどんどん増え続ける中、高齢者の方々が病気や要支援、要介護状態にならず、障がいがあっても「より良い日常」を送るためにも日本共産党議員団は交通費補助制度の存続拡充にむけて、全力で取り組みます。(最終本会議3月24日の請願結果はブログで報告します)

黒豆の声

桜色の朝が来て
明るい陽射しと共に
笑顔と感動があふれる
心も身体も大きく成長したこども達

次のステージでも自分らしく
活躍できることを心から期待する
困った時
助けてって言っていいんだよ
悩んだ時
寄り添ってもらっていいんだよ
自分にできることで
周りの人を支援していこう

あなたは大切な一人
かけがえのない「命」
尊さは同じ
「天皇国家が未来永劫存続するように」
とうたう「君が代」(1999年国旗及び国家に関する法律制定)
「天皇国家のために命を投げ出せ」と論じる「教育勅語」(1948年衆・参両院で「排除」「失効」決議)

戦争への道を歩んだ痛苦の経験を
二度と繰り返してはならない
その決意をもって定めた日本国憲法(1947年5月施行)
「個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成」を掲げた教育基本法(1947年3月施行)

南スーダンに派遣された陸上自衛隊員
「戦闘ではない衝突だ」というアベ首相
NPO(国連平和維持活動)
日報の破棄問題
「私は何も聞いていない」と稲田防衛相

話し合うだけ、目くばせで
「共謀」が成立する現在版治安維持法「テロ等準備罪」
自公・維新の強行可決は絶対に許さな

だれのこどもも殺させない

こども達の未来に改めて決意する

【2面】

共謀罪 監視社会・「戦争する国」ねらう

黒田みちのブログ「たんぽぽだより」はこちら

たんぽぽだより 173号

中学校給食はおいしく安全な「自校調理」で

2017年2・3月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

たんぽぽだより 173号はこちら(画像PDFファイル)

【1面】

中学校給食はおいしく安全な「自校調理」で
市は「センター方式」検討

 「中学校給食早期実施のための検討状況について」の説明が2月1日の議員協議会であり、市から「自校調理方式を基本」というこれまでの方針を突如転換し「センター調理方式」を検討するための業務委託料550万円を新年度予算に計上する方針が示されました。経過もこどもや保護者の願いにも反します。(ブログたんぽぽだより2月1日付けに掲載中

突如転換し予算計上

 川西市では、2015(H27)年度に決めた「川西市中学校給食推進基本方針」で、小学校と同様の「自校調理方式を基本」とし、2016(H28)年度にモデル校で実施計画を作成(240万円を予算化)、2018(H30)年2学期から実現予定としていました。

 こうした経過を無視して今回、突然「基本方針は変えないが、新年度にセンター方式検討の業務委託料550万円を予算化する」と説明されたのです。
「センター方式ない」

 そもそもセンター方式は、教育委員会・中学校給食検討委員会で、「当初検討する予定だったセンター方式は、給食センターの建設地の確保が、工場地域と準工場地域に限られるため難しく、建設費用や配送時間などを勘案するとセンター方式はない」としていたもの。

配送費など費用高

 ところが今回の計画では①久代・下池の一部、久代出張署用地②舎羅林山用地、の2つを候補地とし、4500食の給食センターを、1か所建設するというのです。建設費は22億3千万円で、ほかに中学校7校の配膳室の開設費や毎年約3000万円余の配送費もかかります。

 自校方式の建設費22億6000万円と比べても自校調理方式の方が合理的です。

感染リスク高まる

 また、学校給食は子どもの安全や発達の立場から、調理後2時間以内の摂食が義務づけられ、校長が30分前に検 もします。調理数や従業員数が多くなるほど感染リスクが高まり、感染経路や原因究明に時間がかかります。食中毒が起これば大変です。

 この点、現在市内小学校で実施されている給食では、温かいものを温かく、「食育」の観点で学校が一丸となって取り組んでおり、高く評価されています。

 予算までつけて進めてきた中学校の「自校方式」をやめるべきではありません。
検討委にも知らせず

 私(黒田)が、元々の「自校調理方式を基本とする基本計へ画から逸脱している」と追及しても、「基本方針を基本にしている」と繰り返す担当課、 部長、教育長。真剣に検討してきた中学給食検討委員会にも図らず、委員さんにも伝えないまま、センター方式に切り変える態度は許されるのでしょうか。

 ぜひ、自校調理実現を

 学校施設は、地域住民の大切な拠点。全国的に食育としての給食を発展させ、地産地消や地元食文化の継承、高齢者への提供などの取り組みが広がっています。

 川西市の素晴らしい小学校給食を広げ、豊かでおいしく、災害時にも連携しやすい自校調理方式を基本にした中学校給食を実現するよう、声をあげ行動しましょう。

医療費助成☆拡充☆ 就学前無料・中学まで1割

 今年7月から乳幼児・こども医療費助成制度が拡充。就学前のこども約800人が、所得制限がなくなり対象になります(予算1742万円〉。

 また、小学4年生~中学3年生の児童・生徒6081人が、本人2割負担から1割負担に軽減されます(2239万円)。(予算案より抜粋)

 昨年9月議会で新日本婦人の会川西支部が提出した「中学校卒業までの医療費無料化を求める請願」を全会一致で採択。今回の拡充に反映されました。

 私(黒田)が議員になった2002年10月当時の医療費無料化は0歳児のみ。それも所得制限がありました。住民の皆さんとご一緒に声をあげ続け、少しずつ上乗せさせてきました。引き続き中学校卒業まで、所得制限なしの医療費無料化実現へ取り組んでいきます。

川西病院の存続を パブコメ180人

 国のガイドラインに沿った市立川西病院改革プラン(案)のパブリックコメントが終了。

 約180人の方から意見等が提出されました。

 3月6日(月)常任委員会終了後から行われる議員協議会で報告があります。(傍聴可能)地域医療の拠点総合病院としての市立川西病院存続にむけて全力で取り組みます。ご一緒に声をあげ行動しましょう。

黒豆の声

春のようなお陽さまの光
ほっぺたをなでる風は冷たい
新しい命がぷっくりと芽吹く樹
々青い空が輝いている
早朝「たんぽぽだより」を配り、
マイクで話していると
「これ駅前でもらってますよ」
やわらかい声をかけてくださる
「これを読むとよくわかります」
温かい目が語りかけてくださる
「知らないことが一杯ですよね」
たくさんの想いが伝わってくる

きれいに折りたたんで
カバンに入れてくださる方
読みながら歩いていかれる方
黄色いたんぽぽだより
可愛い手が差し出される
私たちの未来

そして希望
あれから15年
時を刻み続ける
今を生きる大人の責任として
今伝えられること
今行動できることを精一杯
声なき声に耳を傾け
つながっていこう

「がんばってくださいね」
たくさんの元気をいただく
太陽も背中を押してくれる
背筋がピンと伸びる

【2面】

あまりに異常 トランプ追随 日米会談で浮き彫り

志位委員長談話 発射に強く抗議 北朝鮮ミサイル 

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