たんぽぽだより 151号

今年度 川西市では負担増 値上げなのに制度改悪

2015年4・5月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

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(1面)

今年度 川西市では負担増 値上げなのに制度改悪
値上げ!! 国保1億2600万円、介護2億4400万円

(1面)

 消費税が5%から8%に値上げされて1年。8%への引き上げで8兆円を超える増収のうち、「社会保障の充実」にあてられたのはわずか16%。それどころか、新年度予算では、社会保障費が3900億円も削減。所得は22か月連続でマイナス、年金はこれから「マクロ経済スライド」で減り続け、家計は大打撃です。(年金2.2%・1兆円削減)

 川西市3月議会では、「国民健康保険税」、「介護保険料」
値上げ議案が提出。「住民福祉の向上が自治体の役割」と値上げに反対しました。(議会ホームページ映像配信中)

国民皆保険制度守れ

 2015年度は2年毎の保険税見直し年度。賦課限度額が、(年4万円増・85万円)見直され、中間層の負担がわずか軽減されるものの、平均改定率3.19%、一人当たり賦課額は3170円の増額、市全体で約1億2654万円の負担増です。

 国保税負担が収入の1割超え、収納率が6割台の階層がある、医療費の10割を支払う「資格証明書」発行など「命を守るべき国保」が経済的負担となって命とくらしを脅かすものになっている実態が明らかです。

 国の制度改定の度に「国や県の負担金、補助金の減額」が行われ、「国民健康保険加入者の経済的困難さ」に拍車をかけ、構造的課題は解決されていません。

 その上、川西市は、「一般会計からの法定外繰入れ」を昨年度比、1億8千万円減額した値上げ実施です。

国や自治体責任を明確に

 平成24年度、都道府県の調整機能の強化と市町村国保財政の共同事業の円滑な推進のためにと療養給付費等負担金が2%減額され、都道府県調整交付金が2%増額されました。川西市としてのこの影響額が6730万円マイナス。本来なら、国の負担金として自治体に入るべきお金が入ってこず、「保険税」に組み込まれ、市民負担が増えてしまうという矛盾を生んでいます。

ペナルティは許せない

 また、市独自として行っている高齢者や障がい者・こどもの福祉医療費に対する国からのペナルティが6528万円。これも本来なら自治体に入ってくるべきお金。

 このようなことから、本来国から入ってくるべきお金が入ってこないために、保険税の値上げに跳ねかえるのは言語道断。一般会計からの繰入れを行うべきです。

 これら総額が1億3258万円ですから、保険税値上げをする必要はないと反対・討論しました。

「保険料」納めて「介護なし?!」

 川西市第6期介護保険計画がスタート。3年に1度の「保険料」見直しと大幅な制度改定の年となります。保険料の区分・段階は、13段階になり、月々の保険料が2千円以上値上げになる区分・段階があるなど、大変な負担増です。保険料の値上げだけで2億4447万円。

 その上、制度の大幅改定により、サービス利用料は所得160万以上の人は2割負担。市内では約26%の方が対象になります。

介護制度の改悪も目白押し

 特別養護老人ホーム入所は「要介護3以上」を対象者と限定するなど保険料は払うけれど、サービスを受けることができないという矛盾が日常的に表面化してきます。

 要支援1・2は、「給付措置」からはずれます。(移行措置期間有)「医療・介護総合法」見直しを70歳・71歳の医療費窓口2割負担。入院・入所の部屋・食事代の負担増など「医療・介護の改悪」が目白押し。市として悪政の防波堤になり、手だてする事、国に意見を述べるよう求めています。

県議選 お世話になりました

黒豆の声

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たんぽぽだより 150号

「子ども・子育て計画(案)」 4ヶ所合体は「見直し」、廃園「延期」

2015年3・4月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

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(1面)

「子ども・子育て計画(案)」 642件のパブコメ 4ヶ所合体は「見直し」、廃園「延期」

市が一部方針変更 子ども・子育て会議「強引な進の方は問題」

 市立幼稚園と保育所17ヶ所の内13ヶ所を廃園にする「子ども・子育て計画(案)」に対し、310人の市民が642項目のパブリックコメントを提出。3月14日開催の「第9回川西市子ども・子育て会議」で市が結果を報告し、検討されました。

ひどすぎる計画破たん

 パブコメを受け、市は北幼稚園・中央・小戸・北保育所を、ひとつの認定こども園に集約する計画の「見直し」を示しました。あまりにひどい計画が破たんした形です。

「松風」は時期をずらす

 松風幼稚園の廃園時期は、平成29年度末から「適切な時期を検討」へ変更する案が示されました。委員からは、「廃園しないで、の署名が8885筆も。時期をずらすだけでいいのか」「関心をもっていただいて、ありがたい。ほとんどが不安・懸念・疑問・批判・是正を求める声。廃園を『継続検討』の文言にできないのか」などの意見が出されました。

緑保と牧の台幼、加茂幼・保は合体

 緑保育所と牧の台幼稚園、加茂保育所と加茂幼稚園の統廃合計画はそのままです。

 当該保育所で乳幼児が修了するまで保育を受ける権利を有するという市と保護者の契約を不履行にするもので重大問題です。

 委員から「パブコメは市民の声を聞くもの。なぜ意見募集中に(合体の)予算が計上されているのか」「幼稚園で3歳児保育や延長保育をしてから一体化ならわかるが」「来年度入所児童にも廃園・認定こども園化は知らされず、入所決定通知書と一緒に送られているあまりにも説明不足なことに驚いた」などの意見が出されました。

 このほか、委員から「強引な進め方は問題」「『会議』の意見がいかされていない」「子育てしやすい町にしてほしい」「市民の納得できる説明を」「魅力のある計画、不安を拭い去る具体的なビジョンを」「目玉の認定こども園化に反対50以上、保育所・幼稚園の廃園反対に100以上の意見が出ている。『会議』として反省しなければならない」…などの意見が相次ぎました。

「無理があった」会長反省

 これらの意見を真摯に受けとめてくださった会長が「公立園を認定こども園にすることの話し合いが十分できていない。保育内容に半数以上が疑問を感じていることは反省している。無理があった。」と発言。会長や委員から何度も「廃園や幼保一体化について、文言調整できないか」と市側に提案されました。

 しかし、市側は、「廃園を検討しますとトーンを落とすことはできない」「若千の痛み、反対の意見があろうと『廃園』」を繰り返しました。

傍聴席からは失笑や大きなためいきが聞こえました。

反省を含めて付帯決議

 予定時刻より大きく超過。会長が「市は子育て会議の意見を聴かなければならない、となっている。計画の文言を慎重に、幼保のあり方委員会など持つべきだったとの付帯意見をつける」とまとめられました。今後も注視していきます。

 廃園ははっきりわかっているのに新施設の定員すら未定。それなのに「平成29年度に保育所待機児童はゼロ」と言い続ける市担当は、委員の発言をどう受け止めたのだろうか。大きな疑問が残りました。

 こどもが減るから統廃合ではなく、こどもを増やす施策こそ急務の課題。それが市民の願いであり、市行政の行う「子育て環境の整備」であるべきです。

 私は、引き続き、子育て一番の町めざして精力的に取り組みます。

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たんぽぽだより 149号

国の「子育て、福祉切り捨て政策」から市民を守る市政に

2015年2・3月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

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(1面)

国の「子育て、福祉切り捨て政策」から市民を守る市政に
「川西市子ども・子育て計画(案)」対案・市民と共同!!

 2月20日から3月市議会定例会が始まります。今議会では、幼稚園、保育所の大幅な廃止を含む「子ども・子育て計画」や、安倍自公政権の「税と社会保障の一体改革」に伴う年金引下げや国民健康保険・介護保険などの保険税(料)の値上げ、医療・介護の制度改悪など、市民生活を直撃する予算や案件などが審議されます。

 大塩市長は新年度予算編成方針で、国の社会保障切り捨て政策から市民を守るのではなく、「国の掲げる地方創生の理念に先んじて」実行する立場を表明。私たち日本共産党は対決、対案、市民との共同の立場で奮闘します。

7割相当を廃口・無謀

 この間お伝えしているように、「子ども・子育て計画(案)」は、国の基本方針に基づき川西市が市立の幼稚園と保育所17施設のうち13ヶ所を廃園、6か所に統合するもの。廃園の対象は定員1350人分、現在の定員の68.5%にあたる大幅なもので、乱暴すぎます。

 突然の計画に保護者はびっくり。保護者説明会などで廃園時期が示されましたが、統廃合後の新設認定こども園5園の年齢別定員などは未定のまま。

 保護者の質問への対応も不十分で、市民の意見を聞く「パブリックコメント」は締め切られました。

「認定こども園」前に消防署建設!!

 先行きの見えない不安な保護者の声をあちらこちらで聴くまっ只中の2月9日、川西市は、中央、北、小戸の3つの保育所と北幼稚園の計4園を2020(H32)年3月に廃止、分庁舎(清掃車両基地)跡地に新設の大規模「認定こども園」(300人?)に統合する計画ですが、なんとその向かい側に「南消防署」建設計画を発表しました。

 新設予定の園は「0歳児から5歳児の保育・教育」施設。その目の前を緊急車両がサイレンを鳴らし出入りする消防署建設など考えられません。

 また、2月10日には保護者の願いである「産休明け(生後57日目~)保育実施」計画が、廃園予定の中央、北、小戸保育所で提案されました。新年度産休明け・0歳児保育を受けるこどもは修了前に認定こども園に移動することになります。

途中解約は契約違反

 2017(H29)3月に廃園の緑保、2018(H30)年3月に廃園の加茂保のこども達は市との間で「修了するまで当該保育所で保育を受ける権利」を有する契
約を結んでおり計画がこのまま強行されると途中で契約が打切られることになり大問題です。

ころころ変わる計画の背景

 市は「旧松山浄水場跡地」22億円の借金返済を先延ばしする策として、昨年12月19日、同地に「清掃車両基地など分庁舎業務を移転」、分庁舎跡地に、中央保育所など4園を統廃合、認定こども園を建設する計画を急遽議会に説明しました。

 ところが2月9日には「清掃車両基地」は旧北部処理センター跡地に移転(コスト3億円)、「浄水場跡地」には「消防本部」だけを建設(コスト4億7千万円)、「南消防署」は分庁舎跡地・認定こども園向かいに新設するという突然の計画変更です。

 消防本部は現川西警察の向かい側に南消防署と合築予定で土地も確保しています。

むだな出費はやめよ!

 財政が厳しいといいながら、耐震補強の必要のない分庁舎や保育所、幼稚園を壊す、245名も保育所待機児童がいるのに「廃園」を強行する、資材・工事費高騰のこの時期に「防音設備」付き認定こども園建設、3億1千万円も余分に支出してまで消防署を分ける計画など急ぐ必要も理屈も全くありません。

 旧北部処理センターの廃炉処理・安全対策は必要ですが、清掃車両基地(35台のパッカー車・ダンプ、103名の職員)を歩道もない市道傍に、寒冷地対策費用など課題山積の場所に移転する必要もありません。

 ころころ計画を変更し、より多くの借金、維持管理費用を増やす必要はありません。「緑保育所」など必要な耐震補強工事は急いで行い、保護者や市民の声や願いが届く「安全・安心の子育て施策」「まちづくり施策」こそ行うべきです。

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たんぽぽだより 148号

8保育所と9幼稚園中 13か所廃園

2015年1・2月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

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(1面)

8保育所と9幼稚園中 13か所廃園

6か所の「認定こども園」などに統合

  • あんしん子育てに逆行!!
  • 緑保育所など廃止
  • 施設は余っている?!
  • 乱暴きわまる。借金対策??
  • 子どものためになるの?!

新たな時代をあける年に

黒豆の声

(2面)

  • 廃止するしかない政党助成金
  • 政党の堕落・腐敗の大本

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たんぽぽだより 147号

幼稚園と保育所つぶさないで!!

2014年12月 日本共産党川西市会議員 黒田みち

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(1面)

  • 幼稚園と保育所つぶさないで!!
  • 保育所待機児童204名(3歳未満児)
  • 5度目の“福島”ボランティア(PART2)
  • 「何が原発再稼働じゃ!」憤りに大きくうなづく
  • 黒豆の声

(2面)

  • 選挙で示された二つの民意 共産党躍進と「オール沖縄」完勝
  • 「自公圧勝」とはいえない 得票数・率とも減

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たんぽぽだより 146号

5度目の“福島”ボランティア

2014年11・12月 日本共産党川西市会議員 黒田みち

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(1面)

5度目の“福島”ボランティア(パート1)

胸が裂かれる思い

「生き延びた牛の命をまっとうさせてやりたい」

  • 距離で住民を分断
  • 最後まで責任を問う
  • もちむぎ麺 大人気

新しい議会がスタート

幼稚園と保育所つぶさないで!!

黒豆の声

 (2面)

国会解散 国民の世論と運動が安倍政権追い込んだ

  • 「一点共闘」の広がり
  • 政党の対決構図 鮮明
  • 解散総選挙 暴走阻止の機会

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たんぽぽだより 号外 こどもの医療費編

「こどもの医療費は無料」を原則に

2014年10月 日本共産党川西市会議員 黒田みち

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たんぽぽだより 号外(子どもの医療費編)はこちら(PDFファイル)

みんなイキイキ! 住んでよかった川西に
子育て一番♡住みやすさ一番の街めざして

 「住んでよかった川西に」、住民の声や願いをまっすぐ受けとめ、実現にまい進してきた12年。
 総合的、具体的な施策を提案し続け、実った施策もいろいろあります。さらに大好きな川西市がもっともっと「子育て一番 住みやすさ一番」へ前進するよう、全力で取り組んでいます。
 みなさまのご指導、ご協力よろしくお願いいたします。

こどもは社会の宝
「こどもの医療費は無料」を原則に

企業の空き店舗支援よりこどもの医療費無料化拡大が最優先
あと9800万円あれば中学校卒業まで通院も無料に

12年前、最低水準

 私(黒田)が初当選させていただいた12年前。川西市の「乳幼児医療費無料化」は0歳児のみで、しかも所得制限があり近隣市町の中で最低水準でした。

大目標を心に前進

「所得制限をなくして」「対象年齢を広げて」という保護者、市民の願いは大きく、私は「中学校卒業まで入院・通院とも無料にさせよう」という大目標を心に刻みました。

 以来、市民の請願署名活動や市、県、国への働きかけをおこない、着実に前進させてきました。

(表参照)

川西市の乳幼児・こども医療費の実態

          入院費(所得制限)    通院費(所得制限)
ゼロ歳児      無料 (制限なし)    無料(制限なし)
就学前       無料 (制限あり)    無料(制限あり)
小3まで      無料 (制限あり)    一部負担金あり(制限あり)
中学卒業まで    無料 (制限あり)    2割負担(制限あり)

しかし、兵庫県下41市町のうち、20市町が中学校卒業までの入院・通院とも無料化が実現しており、川西市はまだまだ遅れています。

アステ穴埋めと小3の通院費

 小学校3年生まで「通院無料化」を実現するのにかかる費用は3400万円。

 川西市の一般会計規模(520億円)のわずか0.06%。市の第3セクター「アステ川西」の空き店舗の共益費などの穴埋めに毎年3000万円支出しているのですから、「子育て一番のまち」実現にむけて税金の使い方をご一緒に変えていきましょう。

 また、6800万円で小学校6年生までの「通院費無料化」が実現でき、9800万円で中学校卒業までの「通院費無料化」実現、1億3000万円で所得制限をなくすことができます。

ご一緒に変えましょう!

 すべてのこども達に健やかな成長を保障すること、所得制限をなくして医療費を無料化し、住み続けることができる魅力あるまちづくりを提案しています。

  • お医者さんでも薬屋さんでも一部負担金を払わなあかんから・・・やっぱり大変や!
  • 給料日前になったら、こどもに病気にならんといてやぁ~ってお願いしてるわ^^;
  • うちの子アレルギーやからしょっちゅう病院通いやねん。待ち時間が長いから外食が増えて・・・ほんま 悪循環やわ・・・
  • ちょっとだけやのに「所得制限」でひっかかるーー;たまらんわぁ~
  • 医療費と教育(保育)費 にほんまお金かかり過ぎやわ・・・二人目欲しいねんけど・・・

黒田みち事務所 川西市見野2-36-11 電話 795-3931

☆ご意見・ご要望など お気軽にお聞かせください。

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