黒田みち たんぽぽだより号外(2018.8.1.)

私のまちの「ダイオキシン」「アスベスト」工事がはじまります

2018年8月
日本共産党川西市会議員 黒田みち

 黒田みちのたんぽぽだより号外(2018.8.1.)はこちら(PDF)

私のまちの「ダイオキシン」「アスベスト」工事がはじまります

【1面】

私のまちの「ダイオキシン」工事がはじまります
説明会 8月19日(日)朝10時~北陵小学校体育館

 7月26日付け「清掃事務所整備工事の実施について(お知らせ)」発行;川西市美化推進部・公共施設マネジメント室のチラシはお宅に届きましたか。(美山台・丸山台地域へは全戸、伏見台は自治会に配布済みとのこと)

 旧北部ごみ処理センター(丸山台3丁目)の焼却炉棟・高度排ガス処理棟・煙突などの撤去工事、及び、職員約100人が移転・勤務する清掃事務所や2tパッカー車21台・2tダンプ車12台・軽トラック3台などを含む清掃車両基地、職員用駐車場などの建設工事(9月上旬から約2年間の予定)がはじまります。作業時間など住民説明会実施のお知らせですが、このチラシだけでは十分な情報とは言えないので、この間「たんぽぽだより」でお伝えしていた内容・課題や、ダイオキシン類の測定結果(裏面)などお伝えします。

 私(黒田)は、旧北部処理センタ言(1984(S59)年建設)稼働終了後(2009(H21)年3月末)から、同施設の解体・撤去を求めてきましたが、出在家町からこの場所への「車両基地移転」の課題※解決について、同地域にある旧々焼却炉(1971(S46)年6月から50tバッチ炉2基稼働)撤去跡地の汚染物質調査・対策も一緒に実施すべきと提案していますが、皆さんはいかがお考えでしょうか。

 安心・安全な住宅団地としての将来を託す大きな課題です。ぜひ、質問などある方は説明会へお出でください。

 旧々焼却炉は、13年間稼働、(1990(H2)年)解体されましたが、ダイオキシンなどの法律がなかったため、何も調査・対策も行われておらず、今回の工事箇所からも外れています。(矢印・この場所が跡地です)

※この写真は、R173・深谷バス停付近から撮ったものです。

 丸山台・伏見台へつながるこの道路(延長440.2m)は、幅員6.7~15.8mで狭く、急斜面(最大約14%、最小8%)。
通行量は増え続けていますが、歩道はありません。

 住宅地には通学路があります。(歩道なし)

 R173・すぐ近くにトンネルやバス停があり、毎日の清掃車両が行き交うことでの交通網への影響や安全確保は担保されるのか。

 凍結や降雪の課題も。
 約100人の職員の通勤も同じ課題をもつことになります。

 上記のように、大型車両が入れないような道路・場所が、車両基地となるだけでなく、現在も取り抜け道路となっている課題を含め、今後にも大きな影響を及ぼします。

 今回の工事(ダイオキシン類等の撤去など)における、周辺住民への安全確保・生活環境への影響などを含め、情報提供・説明責任を求めると共に、将来に問題を残さないよう、知恵を出し合いましょう。

 参考…出在家町にある現在の清掃事務所(1977(S52)年建設)は、鉄筋コンクリート造・耐震化Is値0.72

【2面】

資料「旧北部処理センターの焼却炉解体に伴うダイオキシン類等の調査結果について」

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北野のり子だより No.46

6月 大阪北部を震源とする地震  7月 西日本豪雨

2018年7月  日本共産党川西市議会議員 北野のり子

 北野のり子だより No.46 2018年7月号はこちら(PDFファイル)

6月 大阪北部を震源とする地震  7月 西日本豪雨

 6月18日に大阪府北部を震源として発生した地震により、高槻市に於いて、コンクリートブロック塀が倒壊し死亡する事故が発生しました。また、7月、西日本を襲った記録的な豪雨が各地に甚大な被害を与え、被害を受けた方々に心よりお見舞い申し上げます。

基準に満たない学校施設等ブロック塀撤去(16カ所)

 市内に於いては、6月18日、震度5弱の地震が発生し、能勢電鉄運転停止中に気分不良で2名が病院に搬送されましたが、いずれも軽症。住宅被害も軽微な被害だと報告を受けています。

 しかし、市内の学校施設等コンクリートブロック塀調査を行ったところ9小学校(川西・桜が丘・川西北久代・緑台・陽明・明峰・東谷)、2幼稚園(久代・加茂)、2保育所(川西・川西北)の計16箇所が建築基準法不適合だということが判りました。

 また、文化会館大ホールや中央図書館の天井の不具合により、文化ホールは、6月19日で閉館。図書館は、改修工事のため7月20日まで完全閉館。今月12日開催の議会運営委員会で3970万円の補正予算を組み対応することが報告されました。

 7月5日~豪雨で避難勧告が発令されました。多田院では、猪名川の水位が氾濫危険水位の7.20mを超え、最高水位位7.51mに達する状況でした。

 私が加入している鼓ケ丘自治会では、役員が手分けし、地震発生直後及び5日夜に避難行動要支援の登録者宅を中心に訪問、電話で安否確認を行い、市へ報告しました。また、土砂崩れの影響を受ける可能性があるお宅には、警戒するよう直接呼びかけました。

 市内全域では、57世帯117名が避難され、一時避難所でもある鼓ケ丘公民館は、1世帯3名が自主避難されました。

 今回の豪雨で自治会地内では、人的被害はありませんでしたが、土砂崩れが数件、水路に土砂やごみが堆積し、市道49号線(吉田街道)に石や枝、泥水が流れ込むというこれまであまり経験したことがない状況が発生しました。

救援募金を呼びかけ

 日本共産党は、6日対策本部を設置、救援募金を呼び掛けています。募金は、郵便振替口座に送金をお願いします。
▶口座番号 00170-9-140321
▶加入者氏名 日本共産党災害募金係
※通信欄に「豪雨災害救援募金」と記入してください。手数料は負担願います。

災害対応こそ優先
「カジノ」より人命救助を第一に

 西日本豪雨は死者100人を超える大災害です。近畿ではそれに加え大阪北部地震、滋賀・米原の竜巻被害の対策・救援も待ったなしです。

 政府・与党は今週の国会で、カジノ実施法案など悪法強行に執念を燃やしています。しかしカジノ法案の担当は石井敬一大臣は国土交通大臣でもあります。優先すべきは豪雨災害の状況把握と対応のはず。「カジノより人面救助を第一に」こそ必要。いま政治が最優先で取り組むべきは、災害への対応です。

グリーンハイツ地域で

 自治会役員をされている方より、地域にある桜公園の石の一部崩れたので一緒に担当課へ行って欲しいと依頼がありました。

 早速、土木の担当者に改修を求めたところ当初1か月ほどかかると言われましたが、業者がすぐに対応してくれることに。

 「雨が降ったら崩れたところから泥水が流れてくる」と心配されていましたが、5日~の大雨の前に対応してくれ、喜んでいただきました。

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黒田みちのたんぽぽだより(No.190)

突然の地震(震度5弱) 大雨 電車が停まり 道路が遮断
市北部に2次救急対応の川西病院は絶対に必要

2018年7月・8月
日本共産党川西市会議員 黒田みち

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【1面】

突然の地震(震度5弱) 大雨 電車が停まり 道路が遮断

市北部に2次救急対応の川西病院は絶対に必要

一の鳥居で朝宣伝中

 6月18日(月)午前7時58分。私(黒田)は定例の「たんぽぽだより」朝宣伝で一の鳥居駅前に。7時前から始め、そろそろご挨拶を終えようとしていた時、ものすごい音とともに高架の駅舎が大きく揺れた。一体何が、と思う間もなく、足元の地面の揺れで地震を自覚。その後けたたましい緊急アラーム。しばらくして能勢電車が緊急停止しているアナウンスを耳にする。
「大きな地震でしたね。電車は停まっているみたいです。気をつけて対応してください。」

 情報を十分把握できないまま、自分も9時30分から予定されている議会の事前説明に向かった。

大きく迂回し市役所へ

 やっと流れてきたカーラジオ。「大阪で最大震度6弱」の情報を頼りにR173を一路市役所へ向かうが、多田・銀橋から南へは全く車が動いていない。踏切上で電車が停車か?とっさに判断し、大きく迂回・バイパス経由で市役所に到着した。
書籍散乱、会議は午後に

 庁内では書籍などの散乱が思ったよりひどい。職員がそれぞれ、全て点検にまわっている。

 午前に予定していた事前説明、建設公企常任委員会やまちづくり特別委員会は午後に。

「病院は手術中止」

 報道される被害状況を注視しながら、安否を気遣う電話やメールのやり取り。「川西病院、外来のお医者さんが来れず診療が始まらない」「手術の予定だったが、電車が停まって病院に行けない」。突然の大きな地震によって、日常が機能不全に陥ることを改めて思い知らされる。

 マグニチュード6.1、最大震度6弱の大阪北部地震。川西市は震度5弱の揺れで電車は全て停まった。踏切の遮断機が下りたまま停車する電車と遮断された道路。

いっきで混み合う道路。

電車やエレベーターに閉じ込められたまま時を刻むしかなかった方々。徒歩移動をするしかなかった方々…。

緊急搬送者も

 小学生がブロック塀に挟まれて亡くなるという痛ましい事故。市内でも電車に閉じ込められて気分が悪くなり緊急搬送されたという報道が入ってくる。時間の経過で情報が増え、被害者も拡大。新名神高速道路(神戸JCT~高槻JCTも通行止め。

救急車も動けない

 現川西病院を閉鎖し、市北部から二次救急(手術・入院ができる)総合病院をなくす計画など絶対にさせてはならない。交通が遮断され、救急車すら動けなくなることが明らかになった。

大災害への備えを

 連日、日本全国で多発する大きな地震。市域全体を見渡した病院の適正配置が不可欠であり、市北部・猪名川・豊能・能勢の医療拠点は絶対に必要である。

 電車も高速道路も停まり、一般道も動かなくなる…これが震度5弱に見舞われた川西市の現実なのだ。

 南海トラフ巨大地震の川西市の震度は5強~6弱と予想されている。

2018年6月18日7:58 大阪府北部 マグニチュード6.1 最大震度6弱
(震度計設置場所)
川西市(中央町・市役所) 震度5弱
猪名川町(紫合・消防本部) 震度4
豊能町(余野・役場) 震度5弱
能勢町(宿野・役場) 震度5弱

地震で運行停止 復旧時間
能勢電鉄    11:09
新名神高速道路 13:00
JR・阪急電車 ※
※ 午後以降、宝塚・神戸・京都線それぞれ点検終了後

 市内保育・教育施設などのブロック塀の点検は終了、対策がはじまっています。

大雨、台風、直面する自然災害

 梅雨本番、降り続く大雨で7月5日から災害本部立ち上げ。6日には電車が不通、高速道路閉鎖、市内あちらこちらで道路の通行止め。これから予想される台風:・市北部に救急車で運ばれ、入院・手術ができる病院が絶対に必要。どれだけ一次救急の開業医さんを増やしてもダメなのは明らかである。

 地震・大雨で亡くなられた方のご冥福をお祈りしますとともに、被災された方々が、1日も早く日常を取り戻すことができますように取り組みます。

輝け憲法平和が一番!
市民大集会in川西夏物語

 7月1日、川西能勢口2階通路・広場で、「安倍9条改憲NO!全国市民アクション川西実行委員会」主催の市民大集会が行われ、私(黒田)もバルーンアートや「おじいさんのできること」という紙芝居を読んだり、「命・人権・最優先 平和が一番 九条最高♪」ドラムを叩きながらコーラーをしたり、実行委員として参加しました。(宝塚ではエルモ君で参加)

 写真右から、自由党・渡辺義彦さん、社民党・福島みずほさん、立憲民主党・桜井周さん、日本共産党・宮本たけしさんが、森友・加計学園問題、労働法制や憲法改悪など国会情勢のお話 元「五つの赤い風船」の歌♪沖縄の歌♪憲法クイズや若者スピーチなど、たくさんの方々の参加で暑い熱い集会でした。

【2面】
「病院整備費の総額増える」「国の交付金では足りない」
~市の説明、あっさり“修正” ( #(・д・) )

計画の危うさ早くも

 市は「(仮称)市立総合医療センター」の具体的内容を「基本計画」の形で7月26日(木)の市立病院整備調査特別委員会(傍聴可能)で示す計画ですが、計画の危うさが早くも表れています。北部医療や公的医療はどうなるか、市の財政は大丈夫か、など市は丁寧に市民に説明し、議会でもしっかり検討すべき。将来に禍根を残さない選択が必要です。

 そもそも、何年もかけて北部での建替えを検討していたにも関わらず、協和会(協立病院)から手紙(12月)をもらったからとわずか数カ月で発表した(5月)計画ですからどんどん杜撰さが見えてきました。
2つの狙いは・・・

「市民の宝物・市立川西病院」をなぜ、つぶすのか。

 市は主な理由として
①「川西病院の赤字10億円を支えきれない。指定管理制度にすれば指定管理料3億円の支出ですむ
②キセラ新病院と北部診療所の建設費176億円(+利息52億円)100%借金(市債発行)する。償還比率は国40%、協和会50%で、市の負担は10%だけ、というものでした。

巨額の借金膨らむ

 計画はどこまで緻密に練られたのでしょうか。

 6月議会で「建設費高騰による市の負担額への影響は?」との質問に、市は「総額は膨らむものと考えております」とあっさり。

 国の交付金に関しては「手術室などの設備を充実させねばならず、国基準の36万円/m2を超えた分は交付金が出ず、市の負担になる」とこれもあっさり。

 また、キセラ敷地の六価クロム等汚染土壌は「対策が必要」とし、浸水想定区域でもあるため、その対策にもお金がかかります。駐車場確保も十分できない狭い土地での建設…懸念された通り、巨額の借金がさらに膨らむ。それ以外の支出増の恐れが強いのです。新病院が黒字経営になっても「儲けは全て協和会のもの」…

毎年の出費は続く

 毎年の運営費用はどうか。「指定管理者に3億円渡す以外の市の出費はゼロ」との説明はごまかし。

 すでに指定管理料以外に「毎年3.75億円を支出」すると決めているほか、「現川西病院とキセラ新病院間のシャトルバスは協和会に委託し市が費用を負担」など、様々な費用増。借金は何があっても市が返済し続けなければなりません。人口減少、市税減少と警鐘を鳴らしているのに、あまりにも無謀と言える計画です。

「丁寧な説明を」否決

 7月の「基本構想が出た後に丁寧な説明を」との市民の請願が議会に出されましたが、否決されました。当たり前の請願すら否決するとは市民無視の極みではありませんか。(下の記事参照)

7月26日傍聴に

 今後、市と市議会の予定や日程は以下の通りです。何があっても、問題が種々出てきても突き進むという態度は許されません。市民の皆さんとご一緒に声をあげ、考えていきましょう。

~今後の予定~
★7月26日(木)午後1:00~市立病院整備調査特別委員会「医療構想・基本計画、(傍聴可能)
★8月(日程未定) 議員協議会(傍聴可能)
★9月 市民意見を聞く
 パブリックコメント実施(しっかりと意思表示しましょう)

6月議会 請願・意見書 2件採択、2件不採択

 6月議会には市民から3本の請願と1本の意見書が提出されました。

 「小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める請願と「ヘルプマークのさらなる普及推進を求める意見書」は全員一致で採択、国への意見書提出となりました。

 委員会付託になった2件は、いずれも当然の請願項目なので、日本共産党議員は紹介議員となって「採択しよう」と討論し奮闘しましたが、残念ながら不採択になりました。請願内容と結果は以下の通りです。(委員会会議録は9月議会時ホームページなどで開示されます。ぜひご覧ください。)
(敬称略、議長:西山)

<請願1> 川西の中学校給食の早期一実施を求める請願

(厚生文教常任委員会)

☆請願項目:2017年度予算による中学校給食センター方式可能性調査の結果を公表し、住民の意見を広く聞くなど、市長としての説明責任を果たしたうえで中学校給食の早期実施を行うこと

賛成議員住田北野黒田・北上・宮坂・福西・吉富(7人)
×反対議員:久保・加藤・秋田・森本・鈴木・江見・平岡・大矢根・大崎・小山・多久和・斯波・米澤・安田・津田・岡・上田・坂口(18人)

<請願2>市は(仮称)川西市立総合医療センターの「基本構想」策定後、すみやかに市民説明会と意見を聞く場を設けることを求める請願

(建設公企常任委員会)

☆請願項目:①市は「基本構想」策定後、すみやかに市民に情報を提供してください②市は「基本構想」策定後、できるだけ早く説明と意見を聞く場をきめ細かく(例えば小学校区ごと、コミュニティごと)設けてください

賛成議員住田北野黒田・北上・宮坂・福西・吉富(7人)
×反対議員:久保・加藤・秋田・森本・鈴木・江見・平岡・大矢根・大崎・小山.多久和・斯波・米澤・安田・津田・岡・上田・坂口(18人)

2学期から始まる予定だった「中学校給食」
膨らむ「調査委託料」「センター方式(PFI)事業費」

突然の方針転換

 明峰中学校でテスト実施し、その後他校に広げようと2016年度に240万円の調査委託費を予算化した自校調理方式の中学校給食計画。計画通りなら今年2学期から給食が始まっていました。
 ところが突然、「一斉に実施すべき」と、給食センターから各中学校に配送する「センター方式」に方針転換。久代に4500食もの給食センターをつくるための調査費を550万円計上しました。

3度目の変更…

 給食センターの建設はもともと、土地の確保や各学校への配送費、配膳室の整備などで、自校方式より高額になると指摘されていたこと。案の上、15年間で約80億円もかかると6月26日開催の議員協議会で報告されました。
それなのに性懲りもなく、今度は計画地を「川西南中学校の第2グランド」に変更し、建設・管理・運営すべてを民間委託する「PFI手法」を検討するため500万円の調査費。

自校方式で早期実現を

 学校給食は、安全・安心・食育の面から自校調理方式が適しており、災害時など地域の「食」の拠点として発展させている自治体もあります。川西には他自治体もうらやむ自校調理方式の小学校給食(完全米飯)もあります。

 4500食もの大量一括調理・トラック配送のセンター方式はなじみません。

 市民の声や願いを無視し、何度も調査委託料を使い、調査結果を市民にも公表せず、建設コスト、配送費などランニングコストがかさむやり方で突き進むのではなく、「自校調理方式を基本に」の基本方針通り実施すべきです。

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北野のり子だより No.45

6月議会報告その3
川西市営斎場に指定管理者制度導入へ
人生の最後を見送る業務まで効率性を持ち込むべきでない

2018年7月  日本共産党川西市議会議員 北野のり子

 北野のり子だより No.45 2018年7月号はこちら(PDFファイル)

6月議会報告その3

川西市営斎場に指定管理者制度導入へ

人生の最後を見送る業務まで効率性を持ち込むべきでない

 市は、川西市斎場に指定管理者制度を導入し、専門性の高いスキルを有した民間事業者に火葬業務を担わせることで、安定した斎場運営を効果的に行っていくと述べています。

 しかし、市斎場は、これまで長年に渡り直営で行い運営の安定性も高く経験に応じた技術と知識の継承についても円滑に行われているものと認識しています。

 また、火葬炉の更新工事も完成し、1日最大7体火葬も可能となり斎場としてのサービス向上に努めています。このように直営として役割を果たしているにも関らずなぜ民間事業者に運営を委ねるのか理解できません。

個人情報の管理、徹底できるのか

 指定管理者制度を導入となれば、協定書を結ぶとは言え、市のチェックが間接的になり、個人情報の管理が徹底できるのか不安が残ります。

 また、斎場の指定管理者導入は、2017年7月現在で全国287自治体が導入していますが、事例が少なく導入効果を確認しにくいことや担える指定管理者が限定され競争原理が働きにくいと考えます。

 市は、阪神間で導入しているところは何れも違う事業者を導入しており競争原理が働いていると述べていますが、導入している兵庫県下12自治体の内、非公募の尼崎市を除くと5市は同一事業者あるいはそこを含む共同体が導入され何れも火葬炉建設事業者のグループ会社です。

 斎場は、指定管理者による創意工夫の余地が少なく、サービス内容と言うより経済的な効果になります。斎場は、指定管理者による創意工夫の余地が少なく、サービス内容と言うより経済的な効果になります。5年の指定期間となれば契約社員、非正規労働者が中心で接遇や火葬技術の低下という点が懸念されます。

 さらに6月18日に大阪北部を中止に震度6弱、川西市では震度5弱の地震が発生しました。いつこのような災害が起こるかわからない中、緊急対応が確保しやすい直営と違って、災害時など予期せぬ事態へ対応ができるのかも疑問です。
 そして何より、火葬業務は、人生の最後を見送る業務です。市民感情を意識し

た厳粛な対応が求められ、人に頼るところが大きい業務と言えます。そのようなところまで効率性を持ち込むべきでないということから、日本共産党議員団は反対の立場です。残念ながら賛成多数で可決しました。

市民と野党の大集会 夏物語in川西

 7月1日(日)アステ歩道橋で市民と野党の大集会が行われました。
 10時~プレイベント、11時~大演説会

 大演説会では、立憲民主党の桜井周衆議院議員、日本共産党の宮本岳志衆議院議員、社民党の福島みずほ参議院議員、自由党の渡辺義彦元衆議院議員がモリカケ問題、働き方改革、平和憲法のこと等を訴え、会場は大いに盛り上がりました。

 川西市から自治市民クラブ北上議員、連合市民クラブ津田議員、日本共産党議員団住田議員、黒田議員、北野議員。また、猪名川町から下坊議員が参加しました。

くらしの“困った” 地域の“困った”は、お気軽に
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北野のり子だより No.44

議会報告
川西の中学校給食 PFI事業を想定しセンター方式で検討

2018年7月  日本共産党川西市議会議員 北野のり子

 北野のり子だより No.44 2018年7月号はこちら(PDFファイル)

ごあいさつ

 私は2期8年、毎回一般質問に立ち、みなさんの声を議会に届けてきました。また、地域でも自治会長やコミュニティの役員として積極的に活動に参加し、身近な問題解決や安心して住み続けることができるまちづくりに取り組んでいます。

 いま安倍政権のもと「戦争する国づくり」が進められています。軍事費が増額する一方、医療や福祉の予算が削られています。川西からも「憲法とくらしを守れ」の声をあげていくために、みなさんと力を合わせがんばる決意です。

 地域のみなさんのお力添えお願い申し上げます。

市議会議員 北野のり子

【1面】

議会報告

川西の中学校給食 PFI事業を想定しセンター方式で検討

 中学校給食の早期実現についてH27年3月、「川西市中学校給食検討会議」で議論を重ねた結果を川西中学校給食推進基本方針として策定され、「自校調理方式」を基本に実施することが決まりH30年、明峰中学校をモデル校として目指していました。

 ところがセンター方式へ方向転換するということが突然出され、約500万円を使った委託調査の結果が左記のとおり明らかになりました。市は、この結果を受け、旧中池での給食センターは、土地が狭く多額の財源が必要となり実現性は低いと判断。コスト抑制を目的に川西南中学校第2グラウンドを候補地としてPFI事業を想定し検討を進めようとしています。

 PFI方式は、経済効率が良いと言われていますが総務省の調査ではコストを比較した結果、直営より良くないとPFIを断念した自治体が46.4%にのぼり、財政効率化の面からも疑問視されています。自校調理方式でもう一度再考するべきです。

「PFI」(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)とは、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法です。

○センター方式実現可能性調査結果(H29年11月~H30年3月)

 6月26日議員協議会資料より転載

(1)調査における諸条件設定
・調理能力:4500食(生徒+職員)
・敷地規模:4361㎡(旧中池+久代出張所跡地)
・建設規模:緑化率は敷地の20%、第1種住居地域(住居に隣接)
・その他:ドライシステムによる施設整備
     職員、来場者用駐車場スペースを敷地に確保
     各中学校に配膳室を1箇所設け、上層階配膳のためのエレベーター設置
     運営は、民間委託と仮定

(2)給食センターの施設規模等
・延べ床面積:3590㎡(1階:1530㎡ 2階:1390㎡ 3階:670㎡)
・1階=調理作業エリア、調理従事者エリア、職員事務室
・2階=調理作業エリア
・3階=見学用通路、研修室、調理実習室
1・2階は作業用エレベーター4基設置

総額79.9億
・イニシャルコスト(導入にかかる費用) 37.5億円
・ランニングコスト(運営にかかる費用) 15年で42.4億円

配送計画
 調理後2時間以内の喫食が可能
 最も遅い学校でも、調理完了から67分後に配送トラックが到着
  
土地が狭い
・調理作業エリアが複層階に分離、運営上非効率
・コストが割高になる
○旧中池での給食センターの実現可能性は低いと判断
 ⇓
川西南中学校第2グラウンドを候補地としPFI事業を想定して検討を進める

川西の中学校給食の早期実施を求める請願について(6月議会提出)

 賛成は、日本共産党議員団と自治市民クラブ、無所属議員のみ。残念ながら反対多数で否決となりました。

【2面】

旧北部処理センターへ、清掃事務所(車両基地)移転
清掃事務所整備工事請負契約 10億8864万円

 6月14日開催の総務生活常任委員会で清掃事務整備工事請負契約の締結について審議が行われました。
清掃事務所として運営している市分庁舎(出在家町)の老朽化が進んでいることを理由に旧北部処理センターの事務所棟を利活用し、清掃事務所を移転する計画です。

 旧北部処理センターの焼却炉・排ガス高度処理棟の撤去等、整備工事請負契約を10億8864万円で東急建設株式会社大阪支店が落札しました。

 昨年、焼却炉等内部のダイオキシン類の残留灰量は約33㎥。ドラム缶等に入れ、適正な処分場に運搬することや焼却炉等解体時は、ビニールシートで囲み、中の空気漏れを防ぐこと、また作業中のダイオキシン類の測定も国基準で行うと説明を受けており、焼却炉等の解体撤去工事は必要です。

 しかし、丸山台、猪名川町伏見台に隣接する旧北部処理センターの前の道路(延長440.2m)は、幅員6.7~15.8mで狭く、歩道がなく、急斜面(最大値約14%、最小8%)。大阪、京都ナンバーの車が多く走る173Rに接続し、すぐ側には、バス停やトンネルもあります。1日何十台ものごみ収集車が行き来することになることから安全性確保ができるのか懸念しています。

 また、H32年、4千万円を投じて市分庁舎を解体する予定ですが、耐震性(is値0.72)に問題がなく、まだまだ使える施設です。

 財政が厳しい中、多額の税金を使う今回の契約締結は、右記の問題があることから反対です。残念ながら委員会では、賛成多数で採択されました。

信念Belief すぐ動く!最後までがんばる!!

 「イズミヤ多田店駐車場前のマンホールが盛り上がっている。自分がつまずいて初めて危ないと気付いた」と声を掛けられました。早速、市の下水道担当に依頼し対応してもらいました。

雇用問題がんばります。
8時間働けばまともに暮らせる社会へ

 8時間労働制は、世界の労働者の長いたたかいの成果です。8時間働いて、8時間寝て、8時間は自分のために使う…8時間働けばふつうに暮らせる社会を実現するために、日本共産党は次の立法提案をおこなっています。

●残業は月45時間、年360時間に
●「サービス残業」は、残業代を2倍にします
●勤務から勤務の間に11時間の休息時間を
●パワハラを防止します

 

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北野のり子だより No.43

6月議会報告その1
旧北部処理センターへ、清掃事務所(車両基地)移転

2018年6月  日本共産党川西市議会議員 北野のり子

 北野のり子だより No.43 2018年6月号はこちら(PDFファイル)

6月議会報告その1

旧北部処理センターへ、清掃事務所(車両基地)移転
清掃事務所整備工事請負契約 10億8864万円

 6月14日開催の総務生活常任委員会で清掃事務整備工事請負契約の締結について審議が行われました。
清掃事務所として運営している市分庁舎(出在家町)の老朽化が進んでいることを理由に旧北部処理センターの事務所棟を利活用し、清掃事務所を移転する計画です。

 旧北部処理センターの焼却炉・排ガス高度処理棟の撤去等、整備工事請負契約を10億8864万円で東急建設株式会社大阪支店が落札しました。

 昨年、焼却炉等内部のダイオキシン類の残留灰量は約33㎥。ドラム缶等に入れ、適正な処分場に運搬することや焼却炉等解体時は、ビニールシートで囲み、中の空気漏れを防ぐこと、また作業中のダイオキシン類の測定も国基準で行うと説明を受けており、焼却炉等の解体撤去工事は必要です。

 しかし、丸山台、猪名川町伏見台に隣接する旧北部処理センターの前の道路(延長440.2m)は、幅員6.7~15.8mで狭く、歩道がなく、急斜面(最大値約14%、最小8%)。大阪、京都ナンバーの車が多く走る173Rに接続し、すぐ側には、バス停やトンネルもあります。1日何十台ものごみ収集車が行き来することになることから安全性確保ができるのか懸念しています。

 また、H32年、4千万円を投じて市分庁舎を解体する予定ですが、耐震性(is値0.72)に問題がなく、まだまだ使える施設です。

 財政が厳しい中、多額の税金を使う今回の契約締結は、右記の問題があることから反対です。残念ながら委員会では、賛成多数で採択されました。

信念Belief すぐ動く!最後までがんばる!!

 「イズミヤ多田店駐車場前のマンホールが盛り上がっている。自分がつまずいて初めて危ないと気付いた」と声を掛けられました。早速、市の下水道担当に依頼し対応してもらいました。

雇用問題がんばります。
8時間働けばまともに暮らせる社会へ

 8時間労働制は、世界の労働者の長いたたかいの成果です。8時間働いて、8時間寝て、8時間は自分のために使う…8時間働けばふつうに暮らせる社会を実現するために、日本共産党は次の立法提案をおこなっています。

残業は月45時間、年360時間に
「サービス残業」は、残業代を2倍にします
勤務から勤務の間に11時間の休息時間を
パワハラを防止します

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黒田みちのたんぽぽだより(No.189 病院特集 第14弾)

くらし・福祉・教育優先の市政めざして「みんなが住んでよかった」と思える川西市に

川西病院をつぶさないで!
職員の大量解雇だめ!
思い込め スタンディング

 2018年6月

日本共産党川西市会議員 黒田みち

 黒田みちのたんぽぽだより(No.189 病院特集第14弾)はこちら(PDF)

【1面】

川西病院をつぶさないで!
職員の大量解雇だめ!
思い込め スタンディング

 「市立川西病院をつぶさないで」「職員の大量解雇絶対あかん」「指定管理者制度反対」「命を守れ」―それぞれの思いを色とりどりのプラカードに仕立て、5月28日に市役所前、6月6日には病院前で市民有志がスタンディングを行いました。

「まだ、意見言える」

 「市立川西病院が今のまま新しくなると思っていた。協立病院(協和会)が管理・運営するなんて知らなかった」「まだ意見が言えるんですね。あきらめていました(夏に市民の意見を聞くパブリックコメンを実施)」など道行く方が関心をもって声をかけて下さいます。

252人が回答、切実

 5月8日からはじめた「病院アンケート」は、FAXや郵送などを含め252名の方から回答。切実な思いが綴られ、現市立川西病院が、住民の安心・命の砦になっていることを強く実感します。

 市は5月1日に広報誌を全戸配布しましたが、住民が一番懸念している「市北部から二次救急(入院・手術可能)総合病院が無くなる」ことへの疑問や不安に応える内容にはなっていません。

病院は街のかなめ

 まちづくりの根幹である「病院」。新名神高速道路開通を契機に大阪・神戸・京都のベッドタウン、北の玄関口として発展させるチャンス。病院は欠かせません。

署名は16000筆

 「川西市北部に総合病院の存続を求める会」の「市・構想(案)の白紙撤回を求める署名」がとうとう16000人分を超えたと嬉しい報告が届きました。
 引き続き、声をあげること、行動を起こすこと・・・。皆さんとご一緒に「市立川西病院・北部での存続を求めて」取り組んでいきます。

夏にパブコメを書こう!!

 市は夏ごろに、「総合医療センター」の具体的な内容を盛り込んだ「基本構想」を策定する計画です。  

 「策定にあたってはパブリックコメント(意見を聞く制度)を実施し、皆様のご意見を踏まえ、策定します」としています。ひとり一人が、がんばって、しっかりと意見を伝えましょう。住民が主人公!!

【2・3面】

公設民営・指定管理者制度って何だぁ~?!

市立病院整備調査特別委員会(2017・12・21)配布資料
協和会から提出された書類で市が作成(黒田・一部抜粋)

公設民営」=市が病院を建設し運営は民間病院が行なうこと。
名ばかり「公立病院」。(現医師・看護師など市職員280名は解雇、協和会職員に)

指定管理者制度」=協定に基づき運営管理を民間病院に任せる制度。

 市は整備費176億円(利息51億円)で土地、建物、医療機器、OA機器など一式を整えた病院を建設し協和会(協立病院)に無償で貸与するほか、毎年、「指定管理料①」3億円(国の交付金分)を支払います。

 一方、協和会は市が全額借金で建てた建物などの元利償還金相当額などの2分の1を「指定管理者負担金②」として市に納め「政策医療」を実行するとしています。

「指定管理」すれば「黒字」?!

=2019(H31)年度から協和会が現市立川西病院(250床)の管理・運営を行う予定です。協和会の計画によると現在33億円の人件費を27億4800万円③(▲5億5200万円)に削減しますが、赤字は3億6300万円④。2020(H32)年度には、過大と思える入院稼働率90%に引上げますが、3億2600万円の赤字⑤。翌年は4億2100万円の赤字⑥となっています。現在、市立病院は赤字10億円で市が負担(国の交付金2億5000万円)していますが、協和会は人件費を5.5億円減らし、それでも3~4億円の赤字なのです。

市は借金、利益は協和会!?

 ところが、2022(H34)年度に新病院(400床)を開設すると、翌年から黒字化し、以後2.7億円前後の利益をコンスタントに上げる計画です。利益は全部協和会のもの。市は大きな借金を30年間返済し続け、協和会はコンスタントに利益を上げるといった構図が見えてきます。

新病院は儲かる?

 患者負担はどうなるか。診療報酬は国で統一され官民格差はありませんが、民間病院では病院指定の入院セットやおしめの利用を1枚単価で請求、入院3カ月を超えると一部負担金を払わなければならないなど患者負担が、やはり大きくなっています。

病院の性格一変

 また、新病院は、外来、入院とも診療報酬の高い患者⑦を優先し、紹介状なしの受診はできず、入院患者の早期退院が推進され、人間ドッグなど健診はしない、人気の緩和ケア病棟は作らない、など、今のように使い勝手の良い病院ではなくなります。

北部の救急医療は?

 一番の問題は、市北部から緊急の検査・手術・入院ができる2次救急・総合病院がなくなること。市は、現病院正面駐車場に診療所をつくるとしていますが入院・手術はできません。診療所でレントゲンや点滴などはできてもMRIやCT検査はできません。検査・入院・手術を行うため新病院までのバス運行を協和会に委託するとしていますが、病気やケガの方が1時間に1本のバスを利用できるでしょうか。アンケート回答にも病院が遠くなる、時間的・経済的負担が増えることへの不安の声がたくさん。市内救急ベッドは今より203床削減されます。市民が期待していた交通費補助は廃止。協和会には更に税金投入・・・

事業費はどこまで?

 総事業費は176億円+利息51億円で済むはずがありません。浸水被害対策や耐震、駐車場確保への手立て、職員解雇に伴う給与保障など問題山積。それらは全て市民の借金。補助金利用ではありませんから、あまりにも無謀です。

国の交付金は?

 協和会の負担金と国の交付金があり、市の負担は10%だけと説明しますが大丈夫か?国から市に示された昨年度の社会資本整備総合交付金内示額は申請の52%(▲2億4800万円)。仮に病院が100%措置されても市への交付金総額が減少すれば、市の財政に貢献しません。また、指定管理者が医師・看護師を確保できず、負担金を払えないといった事例などが全国で起こっています。

 問題を顧みず突き進むべきではありません。白紙撤回を求める署名が16000人分を超えました。声をあげ、行動しましょう

【4面】

既存施設活かせ!

 社会問題化している保育所の待機児童問題。川西市では今年3月1日現在で231人、4月1日時点で36人の待機児童がおり、市の「ゼロ目標」は達成できていません。既存の保育所・幼稚園はつぶすのではなく、有効に活用し待機児童ゼロを実現すべきです。

市の財産を大切に!

 長い間、子育てを支えてきた便利な畦野駅前の緑保育所は今年4月に廃園。市は土地を売却する計画です。私(黒田)は、耐震補強など必要な改修を行い、待機児童解消や市内で子育てができる環境整備こそ市の責務だと存続を求め続けています。

 市の財政を考えても、新たな施設をつくるより、よほど効果的。保育所、留守家庭児童育成クラブの待機児童ゼロをめざして既存の公共施設は大切に使うべきです。

地域密着施設こそ

 「川西市子ども・子育て計画」では、地域の幼稚園や保育所を廃園・解体して幼稚園と保育所を合体した「認定こども園」を建設する計画です。

 しかし、これでは子育て拠点が減少、保育所と幼稚園機能の違いを軽視、保護者・住民要求に応えられず、官民連携もスムーズにいきません。私は具体事例をあげて追求、計画の抜本的見直しを行い地域で顔の見える子育て応援・少子化対策を急ぐことを求め続けています。

川西市・認定こども園計画の魔訶不思議・・・

 市の認定こども園計画では、保育所定員は増やさずに幼稚園定員を設定するため、建設予定の「川西こども園」では、下記の表を比較すればわかるように、入所できない保育児童が拡大します。幼稚園の3歳児保育拡大は当然ですが、保育所定員を増やさないから待機児童が生まれるのです。

 現在、「川西北こども園(定員180人)」の建設計画があります。川西北小学校南側にある市立川西北幼稚園敷地での建替えとしていますが、同小学校北側には、民間保育園(120人)、周辺にも幼・保が集中している地域。優先順位から考え、清和台など保育所のない地域にこそ設置すべきです。

 解体した牧の台幼稚園(Is値0・79)、解体予定の川西北幼稚園(同0.73)、廃園にしたふたば幼稚園(同0.90)など耐震補強しなくてもいい施設から廃園・解体はもったいな過ぎです。

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