たんぽぽだより 155号

川西市、自衛隊へ18歳・21歳の名簿提供

2015年8・9月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

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たんぽぽだより 155号はこちら(画像PDFファイル)

黒田みちの「市政報告&おしゃべり会」で紹介した資料はこちら

【1面】

川西市、自衛隊へ18歳・21歳の名簿提供

市民に公表し今後中止を!!

 川西市が自衛隊に「18歳と21歳男女および15歳男子の名簿」を提供していたことは、この間「たんぽぽだより」や「ブログ」「フェイスブック」でお伝えしましたが、この問題で私(黒田)も参加している「戦争に行くな!川西連絡会」は、名簿を提供した川西市に申し入れ、8月19日に市長部局と懇談、事実確認を行いました。

 市側によると、平成25年7月に自衛隊側から要請があり、検討した結果、名簿(氏名、生年月日、住所、性別)を提供したと説明。

自治体の裁量で

 なぜ、名簿を提供したか。

 市は第一に「自衛官募集は自治体の受託事務」(自衛隊法97条など)であることを上げています。

 しかし、名簿の提供は義務ではなく、自治体の裁量に任されており、実際、兵庫県下で名簿を提供しているのは、41自治体のうち13市町だけです。

個人情報保護厳格に

 第二の理由は、「市の個人情報保護条例上問題はない」としていますが、今回の氏名など4項目は他人に知られたくない個人情報そのものです。市側も条例の趣旨は「第一義的には保護措置」としていますが、制定時(H6年)に審議会の意見を聞き、①本人の同意、②「法令など…による明示」があれば提供できる規定を設けており、今回、この規定に沿ったとしています。しかし、今回、「本人の同意」はなく、保護者も知りません。自衛隊の要請があった時に、情報保護の趣旨にそって、審議会などで厳格に、オープンに検討したわけでもなく、「こっそり」渡していたのです。

 第三の理由は「市と自衛隊双方の事務の効率化」としていますが、事務の効率化と個人情報の保護を比べることにも大きな疑問が残るのは当然です。

禁止の中卒者も提供

 さらに重要なのは、H26年度、新規中学卒業者への文書募集は禁止されているのに、自衛隊が間違って15歳男子名簿の提供を依頼し市が提供してしまったこと。その後、間違いに気づいた自衛隊が市を訪れて間違いを説明。名簿を破棄し発送していないことを「口頭」だけで行われていたこともわかりました。

 自衛隊への肩入れのし過ぎ、なれ合いではないでしょうか。

 そこで、「会」は改めて、①名簿提供の事実、内容を市民に公表すること②15歳の名簿提供に関しては、自衛隊と市の間違いの理由、経過を文章で確認しておくこと③今後名簿提供を行わないこと、などを強く求めました。(今後、教育委員会との懇談も行います。)

戦争法案は廃案に アステ広場に120人

「戦争に行くな!川西連絡会」は、「8・16強行採決忘れへん!レッドアクション」を呼びかけ、川西能勢口アステ2階広場で集会、その後パレードを行いました。

 制服向上委員会の「大きな古時計の替え歌」のギターと歌でスタート。「ヒロシマの有る国で」「沖縄を返せ」など参加者が一緒に歌って盛り上がり、リレートークの後、それぞれがメッセージを掲げ、約120人が能勢口周辺をパレードしました。「いろいろな人が集まって良かった」「廃案まで絶対にがんばる」などの声。高校生や若者も参加、「これからも自分にできることをしていきたい」と力強く語ってくれました。

 川西市内では、「市立川西病院」のすぐ近くの工場に、畳10畳ほどの「海外で戦争する国にさせない!」と大書した、九条の会かわにしの大きな看板が話題になるなど、「戦争法案は廃案」へのうねりが大きくなっています。声をあげ、行動するのは、今!共にがんばってまいりましょう!

気軽に市政懇談会♪出前出張、歓迎です!!

 私(黒田)は、8月7、8日の2日間、北陵集会所と北陵公民館で「市政報告&おしゃべり会」を行いました。(「市政報告&おしゃべり会」で紹介した資料はこちら)

 北陵地域では、「丸山台3丁目の市有地(2.6ヘクタール)の売却」や「旧北部処理センターへの清掃業務全般の移転」など、住民の日常生活に影響が大きい施策が進められています。

 また、二転三転する川西市の公共施設の再配置計画や道理のない大型ごみの有料化、秋から実施されるマイナンバー制度などの問題もあり、参加された方々からいろいろなお声を聴かせていただきました。

 大型ごみの有料化などで「決まってから住民に知らせるやり方はおかしい」「私達は安心して住み続けたいって思っているだけ」「歩道もない急斜面の道にパッカー車など持ってくるなんて考えられない」など意見が出されました。「自治って何?!」と両日共、市役所の仕事のあり方に関する質問や要望がたくさん出されました。猪名川町からの参加もありました。

(このような報告・懇談会、どこでも開催させていただきますので、お気軽にお声をかけてください)

【黒豆の声】

「権力者」は無関心な国民が大好き
だって何をしても知らん顔
「権力者」は黙っている国民が大好き
だって何をしても何も言わない

だから「権九者」は真実を伝えない
国民が知らないように
だから「権力者」はごまかそうとす
る国民がわからないように
ありとあらゆる手段を使って
国民がばらばらになるよ
う国民が考えないように…と

でも国民は黙っちゃいな
い気づいたことを声にする
わかったことをエネルギーに
連帯が広がる
もう止まらない
だって私達国民が主人
公声をあげ行動を起こそう
私達の未来は私達がつくる!

【2面】

  • 力を合わせ戦争法案 廃案に
  • 戦争法先取りの内部文書 激震

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たんぽぽだより 154号

川西市自衛隊に「名簿」提供
本人、保護者知らぬまに(15歳・18歳・21歳)

2015年7・8月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

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【1面】

川西市自衛隊に「名簿」提供
本人、保護者知らぬまに(15歳・18歳・21歳)

 川西市が自衛隊に、2年間18歳男女の個人情報(氏名・住所・性別・生年月日)3122人分を提供していた~たんぽぽだより153号でこうお伝えしていましたが、その後の調査で昨年度は15歳男子879人分、21歳男女1334人分の名簿も提供していたことが明らかになりました。本人や保護者に無断で一覧名簿を提供することはやめるべきです。

間違ったままスルー

 15歳の名簿提供に関連して、中学卒業生向けの陸上自衛隊高等工科学校は、2009(H21)年の自衛隊法の改定で、「自衛官」ではなく「生徒」扱いに変更されましたが、自衛隊が誤って名簿を依頼し、市はそのまま提供。後に自衛隊からの指摘で「破棄」したというとてもお粗末な間違いを起こしていたことが明らかになりました。

 市は、名簿の提供を自衛隊員募集事務の受託を定めた自衛隊法97条や自衛隊施行令120条を根拠に、「川西市の個人情報保護条例」の例外規定として正当化しますが、提供するかどうかは、あくまで自治体の判断です。(三田市・猪名川町は提供していません)自治体が住民に全く知らせずに個人情報を提供する恐ろしさ、アメリカと同様、貧しさゆえに自衛隊に入るよう誘導する「経済的徴兵制」の検討(文部科学省)。伊丹・中部方面隊の米軍との演習にオスプレイの参加を検討し、現在審議中の安保法案が通れば、大阪国際空港が軍用にも使用できるなど「戦争する国つくり」が進められています。

 衆議院では自民・公明両党が数の暴挙で強行可決しましたが、まだ決まった訳ではありません。いろいろな事実・情報を共有しながら、憲法違反で民主主義を破壊する「戦争法案」を廃案にするまでがんばりましよう。

「大型ごみの有料化」すべきではない
 本会議 5点の「反対理由」あげて討論

 「大型ごみの有料化」案は6月18日の厚生常任委員会で可決(反対2、賛成6)されました(前号で詳細)が、29日の最終本会議で
 私(黒田)は議員団を代表して「道理のない大型ごみの有料化はやめるべき」と資料パネルを持ちながら、大きく5つの理由で反対討論しました。本会議でも有料化案は反対5、賛成20で可決され、残念ながら成立しました。(議会ホームページで映像配信中)

1.一般廃棄物処理基本計画の市民アンケートでは、ごみの有料化賛成は5%。反対が49.1%。条件付き賛成が27.9%。平成26年度市民実感調査では、ごみの収集・処分に関して87.8%の方が満足されています。ごみの収集・処理は自治体固有の基本業務であり、住民の声を反映し、丁寧に説明してから決めるべきです。

2.「大型ごみの有料化」案は7年前に全会一致の反対で「廃案」になりました。こうした経過を十分検討せず、議員協議会で1度話し合っただけ。住民への説明は「決まってから」の一点張り。「有料化はやめて」の請願署名が短期間に5442筆も集まり、こうした住民の声をしっかり受け止め検討するべきです。

3.有料化の理由にしている「ごみの減量化」は当然進めるべきです。川西市の減量化は、国や県レベルより進み、リサイクル率も向上しています。総ごみ量中の「大型ごみ」は、わずか7%(国崎クリンセンターの数字では5.2%)。大型ごみを減らしても効果は低く、大型ごみ自体も減る保証はありません。総ごみを減らすためには、一般ごみの減量化や他市町でやっている勢定枝のチップ化や廃油のせっけん化などを急ぐべきです。

4.川西市の「排出調査」によると、「大型ごみ」の約2割が「分別間違い」。「有料化」ありきで突き進むのではなく、まずは、分別のあり方などを徹底すべきです。市としてやるべきことをやった上での「有料化」ならわかりますが、まず市民に負担ありきでは道理が合いません。

5.今まで通りの「無料」収集が、一番合理的で公平です。有料化のために、3人の職員を雇用、コンビニなどの手数料等に毎年1200万円もの経費をかけます。集合住宅や狭隘な道路に隣接する住宅などは何も便利にはなりません。国崎クリンセンターに持ち込めば、10㎏当たり80円の負担で済みますが、南部の人ほど遠方で利用しにくく、「不公平感」が大きくなります。市民に格差を持ち込むべきではありません。

【黒豆の声】

【2面】

  • 力を合わせ戦争法案 廃案に
  • 戦争法先取りの内部文書 激震

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「由さん」のくらしの便り 347号

6月議会報告 大型ごみ収集の有料化議案・採択

2015年7月 日本共産党川西市議会議員 住田由之輔

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【1面】

川西 6月議会報告 大型ごみ収集の有料化議案・採択

20対5 収集の有料化に

賛成した議員

鈴木光義  大崎淳正  平岡譲   大矢根秀明  江見輝男  森本猛史  加藤仁哉  西山博大  秋田修一  久保義孝  米澤拓哉  斯波康晴  福西勝   多久和桂子  岡留美  津田加代子  安田忠司  上田弘文  坂口美佳  吉富幸夫

反対した議員

住田由之輔  黒田美智  北野紀子  北上哲人  宮坂満貴子

*議長は小山敏明議員・敬称略

 大型ごみ収集の有料化に関する予算計上の「平成27年度川西市一般会計補正予算(第1回)」に反対しました。

 この補正予算の中に、加茂遺跡東側斜面崩落防止工事、きんたくんまなびの道場へ補助指導員の配置など賛同する内容もあり、それは賛成するとの立場を表明。しかし大型ごみ収集の有料化について、市民へ内容の説明をする予算は、決まる前に有料化について市民に聞くべきとの立場で反対しました。

 大塩市長のもと、来年5月実施の「大型ごみ収集の有料化」議案が、最終日採決がはかられ、有料化賛成議員20人、反対議員5人で採択されました。有料化反対署名が5400筆、かってない市民の想いを踏みにじって有料化が推進されます。

 市長は、(1)他都市からの大型ごみ流入を減らす。(2)ごみ処理の公平性を確保する。(3)ごみの減量化につながると有料化への理由を述べていますが、都合のいい資料のみを出してきて説明していることが判明しています。

 私どもは有料化には断固反対と、日本共産党議員団を代表して黒田議員が討論しました。

 その趣旨として(1)市民は今の「ごみ収集」に9割が満足している。(2)ごみ収集を大きく変えてしまう議案であり、市民の意見を聞くべきであるのにしない。(3)5400筆を超える反対署名が短期間で提出された。(4)市民の協力を得て、ごみの減量化は進んでいる。(5)計画として挙げている減量化目標へ市は充分に取り組んでいない。(6)市民は税金を払っており、それで市はごみ行政を果たすべきなのにさらに「負担を加算」する。などの視点で訴えました。

 自治市民クラブを代表して宮坂議員が反対討論。賛成討論は、新人の斯波議員だけでした。残り19人の議員、賛成ならなぜ賛成かもっと態度をはっきりさせるべきではないでしょうか。

 「反対請願」は「みなし不採択」になりました。

【2面】

2015_07_su7月1日から3日、沖縄へ行ってきました。辺野古沖の現状も見、地元の方の話もお聞きしました。

6月議会・議案、請願、意見書等についての報告

川西市男女共同参画推進条例の制定・賛成

 女性の地位向上、男女参画の社会づくりでは、川西市として取り組みは行われてきました。議会も一定その役割を果たしてきました。

 今議会改めて、条例化することにより、条例の前文でも書かれていますが、憲法のもと、すべて個人として基本的人権が保障され、性による差別をしてはならないという理念を具体化するためのものです。

 課題は確かにあります。だからこそ男女の区別なくだれもが社会の対等な構成員として、自らの意志によってあらゆる場面で参画でき、成果を享受し、互いが責任を担う社会をつくっていきましょうという条例です。

 全議員賛成しました。

市立小学校の耐震化・大規模改造の契約変更・賛成

 市立北小学校など5校を一括して耐震化・大規模改修工事が、PFI事業で行われています。

その中で、北小学校の渡り廊下を改修から新築へ、清和台小学校の内装工事の追加、東谷小学校の内装の追加など、約1億円の契約変更。

 北小学校の渡り廊下の変更など、両側の校舎改修を図っており、安全性も考慮し、同じ工事期間中に行うことが妥当と考え賛成しています。

 変更後の金額が34億5585万円。

付属機関に関する条例の一部変更・賛成

 市長の付属機関に新しく2つを設置するとした議案です。

 一つは、「あんばい、ええまち、かわしに創生総合戦略推進会議」です。

 これまでも総合計画作成や、まちづくりに関して各種検討委員会等があり、それらとダブってくるので必要ないのではと疑問を質しました。

 一方国では「まち・ひと・しごと創生法」作成し、やる気のあるところにはお金を出しますよと、地方交付金でもって、新たな儲け仕事を地方でおこす画策をしています。

 国のやり方には反対しつつも、地域の活性化に寄与する会議であるならばとの条件付きで賛成の立場をとりました。

 一定その方向を行政として示唆しています。

 もう一つは「川西市公共施設等あり方懇談会」です。すでに個別事業で進めています。それをまとめて行うということで必要なことではあります。しかしこれも国土強靭化の名のもと、国が示す方向性で計画書づくりも含まれており、国にべったりではなく、市民のためのまちづくり、公共施設の在り方計画書へ力を尽くすようにと述べ賛成しました。

意見書

「難病対策の充実を求める」

「小・中学校における少人数学級の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持を求める」の2件を国に提出。

その他

 花屋敷団地建て替え事業計画についての説明がありました。

 既存の団地を残し、順番に新設、解体をしていくとしていたものを、既存の一部を先に撤去して新設し、既存入居者、絹延団地入居者に入居していただくとしていきたいとの説明でした。もちろん入居者等へは丁寧に説明していきますとの答弁でもありました。

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「由さん」のくらしの便り 346号

安倍内閣の「安全保障関連法」に抗議し、撤回を求める請願2件、否決される

2015年6月 日本共産党川西市議会議員 住田由之輔

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【1面】

安倍内閣の「安全保障関連法」に抗議し、撤回を求める請願2件、否決される

6月定例市議会請願審査

 2つの市民団体から、同趣旨の請願が提出され、国会の会期末、6月24日までに国会へ届けるべく配慮し、総務生活常任委員会を前倒し実施、本会議の日程も繰り上げ、16日に採決が行われました。

 請願の主旨は、二度と戦争をしないと誓った日本、憲法9条をしっかり守ってほしい、海外へ武器を持って出かけ、密接に関係する国の指揮の下、後方支援=戦争の一翼を担う兵站、を行う「安全保障関連法案」は廃案にすべく、国へ意見を上げてほしいというものでした。

 賛成討論を、日本共産党(住田)、連合市民クラブ(津田)、自治市民クラブ(北上)をおこない、反対討論を公明党(江見)、川西まほろば会(久保)が行い、8対17で、請願は否決されました。

大型ごみ収集の有料化・議案 厚生常任委員会で採択

反対署名5000筆を超える
50名の傍聴者、最終日まで頑張ると

 川西市議会・厚生常任委員会が18日開催され、日本共産党・黒田美智議員、自治市民クラブ・宮坂満貴子議員が、有料化反対の立場で、事実をもとに討論しましたが、その他議員の賛成で採択されました。

 50名の傍聴者は29日が最終日、もっと署名集めると意気込まれていました。

【2面】

「安保法制関連法」、廃止の意見を国へ

市民団体提出請願2件に賛成し、討論しました(以下討論要旨です)

 賛成理由の一つは、日本は立憲主義国で、憲法を最高法規として成り立っている民主国家であるからです。

 問題の「安全保障関連法」は、国会での論戦を聞いていても憲法9条に反します。参考人で国会出席した3人の憲法学者が「憲法に反する」と明言されています。

 政府が憲法に反しないとしている根拠の一つ、「砂川事件・最高裁判決」は、アメリカ軍が日本を守る軍隊であるかどうかが争われた判決でした。これまで1972年政府見解で集団的自衛権行使が認められるとしたものも、2014年7月1日、政府が改憲解釈を変更したから成り立っているものです。

 他の国と一体で武力行使をするものでないとしてきているのも、後方支援は兵たん活動であり、戦争の一端を担う活動であることが明らかにされています。

 二つ目が、日米ガイドライン(防衛協力指針)で、自衛隊はアメリカの指揮のもとにおかれています。アメリカは自分の国の利益のためなら先制攻撃・侵略戦争をしてきた一番危険な国です。その国が他の国の領土で起こす戦争に、日本は兵たん活動をするとしているのです。川西市に自衛隊基地があり、家族も住んでいます。自衛隊員のリスクは高くなるばかりです。大阪国際空港も戦争法が発動されれば軍事基地となります。

 三つ目が、世論は圧倒的多数・8割が、反対又は今成立すべきでないと考えています。憲法学者220人が反対、賛成は10名ばかりです。政府は世論に真摯に向き合うべきです。憲法9条の精神で平和外交を行うことこそ、日本の安全を守ることになります。

6月定例議会、住田由之輔の一般質問項目

1.生物多様性・加茂地域に生息する「ヒメボタル」の保全について

  1. ) 民有地を活用し成果を上げている水明台・黒川地域活動から学ぶべきことについて
  2. ) キセラ川西で蛍の育成に力を入れる行政の姿勢に学ぶことについて
  3. ) 減少が心配な加茂のヒメボタル保存に力を入れることについて

2.キセラ川西整備状況について

  1. ) 移転補償解決へ向けての進捗状況について
  2. ) 区画整理事業の進捗状況について
  3. ) 地下埋設物、土壌改良の課題等について
  4. ) 固定資産税収入の変化と見通しについて

3.昨年発生した降雨災害におけるその後の取り組み状況と改善の見通しについて

  1. ) 栄根地域の下水道対策について
  2. ) 小花地域の浸水対策について

4.民間委託している「企画・計画づくり」について

  1. ) 職員の能力開発における市の姿勢について
  2. ) 技術の継承と企画・計画書づくりについて
  3. ) 職場全体で作る機運について

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たんぽぽだより 153号

議員団が抗議!市が自衛隊に「名簿」提供

2015年6・7月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

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【1面】

議員団が抗議!市が自衛隊に「名簿」提供
個人情報保護に反し「戦争する国」づくりと連動

「18歳名簿」3122人

 6月議会で私(黒田)は、①川西市の子ども・子育て計画の到達点、②生活困窮者自立支援法の実施状況、③市民の安心.安全を確保する取り組み、の3点で一般質問を行いました。今号では、③に関連して、自衛隊への名簿提供など、伊丹の自衛隊の動向を報告します。(質問は、議会ホームページで映像配信されますのでご覧ください)

市民の不安高まる

 5月24日、R173号線を8mの自衛隊車34台が北上し、市民の方から不安の声が寄せられました。市に確認、調査したところ、市民の知らない間に「戦争するための準備」が着々と進められていることが明らかになりました。

2年間で3千人超

 ひとつは、自衛隊への名簿提供。市内の18歳になる子どもの住所・氏名・性別・生年月日の4項目を提供するもので、個人を特定できる内容です。昨年度から実施され、昨年度は1510人(平成8年4月2日~同9年4月1日生まれ)、今年度は1612人(同9年4月2日~同10年4月1日生まれ)分を市が自衛隊に提供していました。本人や保護者の同意を得ないばかりか、提供していた事実も伝えていません。「なぜ、自衛隊から我が子にダイレクトメールが来たのか」と保護者が憤りの声を伝えてくれました。

恐ろしい国いいなり

 市は、法定受託事務として「自衛隊員募集事務」を行っていますが、個人情報の勝手な利用は許されません。市には「個人情報保護条例」もあります。国の言うまま個人情報が流出する、こんな怖ろしいことはありません。日本共産党議員団は、判明後ただちに市に調査・抗議・申し入れを行いました。全国規模で実施されていると考えられ、近隣市町とも連携、日本共産党堀内照文衆議院議員とも連絡をとっています。

危険なオスプレイ

 もう一つは、伊丹の自衛隊(中部方面隊)が、今年度の米海兵隊との合同軍事演習で「MV-22オスプレイの参加」を検討している問題です。同オスプレイは、この間報道されているように5月17日オアフ島で墜落死亡事故を起こすなど、各地で墜落や事故が発生、その検証も終わっていません。危険性の高いオスプレイを参加させるべきではありません。

 伊丹の自衛隊基地は住宅密集地です。もしものことが絶対に起こらないよう、「市民の命や財産を守ることが自治体の責務、積極的に情報」を集め、市としての意見を述べるべき」と訴えました。しかし、市はそれらの情報を持っておらず、「意見を述べるものではない」という答弁でした。「自衛隊の訓練・演習」に関しては今後、危機管理室がまとめ、市民に情報提供すること、と答弁しました。

隊員不足、徴兵制?

 今、自衛隊員が「いつでもどこでもどんな戦争にも行かされる」安全保障関連法案(戦争法案)が審議されています。「自衛隊員不足で徴兵制化」の声もあり、自衛隊員だけではなく広く市民が巻き込まれていきます。憲法違反の「戦争するための法律を作るな!」、と安倍・自民党・公明党政権の異常な暴走にストップをかける連帯をひろげていきましょう。

大型ごみの有料化やめて!  5千人の声届かず・・

 この間お伝えしている「大型ごみの有料化」問題。「有料化はやめて」の請願が短期間に5千筆超も集まり、18日の厚生常任委員会には50人超の傍聴者が詰めかける中、「値上げ議案」が審査されました。残念ながら、委員会では、反対2、賛成6で値上げ案が承認され、29日(月)最終本会議の全議員採決に付されます。(またお知らせします)

6議員が値上げ賛成

 「市民への説明抜きの突然の値上げに納得できない」「ごみの減量になるのか疑問」「リサイクル率が減る」「手続きが面倒、高齢者に負担増」「狭あいな住宅地では車が通れない」「家計の負担」「一般ごみへの混在、ごみの質の低下」「3人の職員増など市の経費増、財政に寄与しない」など、様々な問題が山積しています。私は、市民の疑問や意見を吸収し総合的なごみ政策を立案、市民の協力を仰ぐべき、との立場で、討論し、提案に反対。宮坂議員も反対しましたが、他の委員(西山・平岡・江見・福西・米澤・坂口)は賛成しました。一度「有料化」を実行すれば、今後は「値上げ」もしくは「大型ごみの定義」を厳しくし、市民負担がより大きくなっていくのは目に見えています。ぜひ、あきらめず「おかしい」「やめて」の声を大きく広げていきましょう。

【黒豆の声】

【2面】

  • 戦争法案 廃案に

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「由さん」のくらしの便り 345号

平和な国日本へ、戦争法案ストップ

2015年6月 住田由之輔

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【1面】

平和な国日本へ、戦争法案ストップ

 5月26日から始まった「平和安全法制」の審議。さまざまなところに平和とか安全とかの言葉を使用していますが実態はまさに「戦争法案」です。戦争をするための法律づくりです。

 憲法で禁止されている「集団的自衛権の行使」を「法律」で可能にするというのが安倍政権、自民党・公明党合意の方向です。

 国の最高法規は「憲法」です。それを下の法律で「規制」できるというのであれば憲法はいりません。法律だけで事足りるのです。

 憲法改定を難しくしているのは、それだけ憲法改定をたやすくできるような政治状況を作れば、おろかな過ちを犯してしまうからです。

 安倍首相は、憲法9条改定でつまずき、改定要件を緩和するとした96条改定でも失敗、それでも懲りずに、「憲法解釈変更」を閣議決定して憲法を縛る法律を作ろうとしてきました。

 各マスコミの世論調査でも、安倍政治への反対者が多数です。

 審議される法案の一つは、海外派兵恒久法(政府は国際平和支援法と言ってます)。戦時に多国籍軍を戦地で後方支援できる法。二つ目は、10本の法律を1本にまとめた一括改定法(平和安全法制整備法)で、平時でも戦時でも関係する国への支援、軍事物資提供ができる、まさに集団的自衛権の行使を可能にする法律の整備です。許していいのでしょうか。

 自民、公明政治で、あなたも「戦場に行け」と命令される可能性が生まれてきました。

主権者として戦争法制ストップしましょう。

大型ごみ収集の有料化はだれのため

6月5日から始まる、定例議会に提出される

大塩市政は「有料化」提案理由として

①他市町からの流入防止を上げています。実態を行政が把握し、データーとして持っているわけではなく、「市民の通報」でつかんでいるというものです。確かに不法投棄や、他の地域(市外だけではありません)からのごみ置きがあります。しかし全体の量から言えば有料化の根拠になるものではありません。

②負担の公平感の確保も理由にしています。先ほどと同じく「市民感情」を操作し、分断を図り、市民への責任転嫁で「有料化」を免罪しようとするものです。

 有料化で一時的に大型ごみは減るけれど、「ごみの総量」では極端に減るものではありません。有料化のための費用も必要になり、「費用対効果」も薄いというのが有料化した自治体の実態です。

 川西市は「広域ごみ処理施設」に大きな税金を投入、今日も灰溶融炉の稼働を含めて、維持管理に多大なお金を使っています。

 無駄な部分に税金投入した反省もないままに、さらなる市民負担はやるべきではありません。7年前、同じものを議会全会派一致で廃案にしており、今度もストップさせましょう。

【2面】

市立川西病院はどうなる

「病院の在り方検討委員会」からの報告

 市立川西病院の在り方をどうしていくのか、検討委員会からの答弁書が市長に提出されたと、5月29日、議員協議会での説明資料が議員に配布されました。それによれば

①市立川西病院は、市域北部での整備を基本として検討する。

 市域中・南部において、市立川西病院と同じ急性期病院があり、北部にはない。二次医療圏域として猪名川町だけでなく、大阪府能勢・豊能町も含まれることなど視野に入れての対応。

②川西病院は建て替えにより整備することを基本に考える。

 耐震化された建物でありますが、地区30年たっている。空調など改修が十分に行われてこなかった。施設そのものに余裕がないなども含めて建て替えの方向を選択すべき。

③一般急性期病院を基軸として病院機能を担う。

 厚生労働省の地域医療構想策定ガイドラインに基づき、兵庫県から病床数など提示される。川西市はこれまでも国のガイドラインに沿った改革を行ってきている。整形外科医師の確保など改善してきており、地域ニーズにこたえた整備をしていく。

④現在の許可病床を維持していくとともに、増床も視野に入れる。

 高齢者の入院患者が増加傾向にある。県による病床配分が前提となるが、増床も含めて対応していきたい。

君が代斉唱時不起立問題 再雇用不採用理由は裁量権の逸脱

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たんぽぽだより 152号

えっ!大型ごみの有料化? 突然「来年度から実施?!」

2015年5・6月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

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(1面)

「えっ!大型ごみの有料化?」 突然「来年度から実施?!」

川西市!ちゃんと市民に説明してよ!

 4月30日、川西市は、議員協議会で「大型ごみの有料化提案」を説明。6月定例会に議案として提出する予定です。

 「有料化の必要性・目的」として、★近隣市町が有料化している、★処理費用の公平感の確保、★ごみの減量になる、としていますが、明確・明快な資料提出もないまま、6月議会にかけ、来年度から実施しようなどと「市民置き去り」の進め方は許せません。まして、「決まってから市民に十分説明をする」という市の姿勢も大問題です。

2007(H19)年度は廃案に!

 国の方策として全国的に導入された「大型ごみの有料化」は、川西市としても2007年度末に提案されました。

 しかし、当時提出させた資料では、「有料化によって1400万円の収入」としていましたが、有料化のための添付シール作成などの事務経費だけで700万円、「有料化のために不法投棄が増えるので取締りを強化、その試算はしていない」との説明。市民に負担増・手間暇をかけさせる上、市として赤字覚悟の有料化などすべきではないとH20年3月議会の委員会で「大型ごみの有料化」は修正案を提出。廃止させた経過があります。(議会ホームページ・議事録、黒田みちのたんぽぽだよりなど参照) 「住民福祉の増進」を責務とする自治体が、固有の業務である「ごみ収集・ごみ処理」を「有料化」ありきで進めるべきではありません。

今回の提案も前回同様?!

 今回提案されている「有料化」も前回同様、家具や電化製品など40㎝~1m未満のものは300円、一辺の長さによって600円、900円とし、その金額のシールを購入、予約を入れ回収…としています。(10ヵ月で250件予定)

あまりにも非効率!!

 わざわざ、税金を使って、シールを作成、コンビニやスーパーに「1割」の手数料を払って販売してもらい、1個の大型ごみでも「収集車」が戸別に回収。分庁舎に24時間受付センターを設置、専用電話3回線、受付職員3人…。

 どう考えても、効率的、市民サービス向上とは言いがたいと思うのは私だけですか?!

 ごみの戸別収集やサポート収集の拡大川西市がすべきことは、市民の声や願いを聴き、課題となっている、高齢化や働く人の増加で苦慮されているごみ当番・ごみステーションへの解決策としての戸別収集の具体化、当面、厳し過ぎる「サポート収集」の見直しなど「住みやすい町」の具現化ではないでしょうか。

 大型ごみの有料化は、不法投棄の拡大だけではなく、40㎝以下にさえすれば「一般ごみ」に混ぜることができることから、「燃やせるごみ」
の質が悪くなる可能性があります。市民の協力を得ている分別・減量をもつと進めるための施策こそ充実させるべきです。

参画と協働のまちづくり

 市民に知らされないまま、「決まりました」、後は市民に諦めてもらうだけ…ってことがないように、私達はしっかりと声を出し、「参画と協働のまちづくり」、推進させていきましょう。

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