川西市、自衛隊へ18歳・21歳の名簿提供
2015年8・9月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち
■たんぽぽだより 155号はこちら(画像PDFファイル)
■黒田みちの「市政報告&おしゃべり会」で紹介した資料はこちら
【1面】
川西市、自衛隊へ18歳・21歳の名簿提供
市民に公表し今後中止を!!
川西市が自衛隊に「18歳と21歳男女および15歳男子の名簿」を提供していたことは、この間「たんぽぽだより」や「ブログ」「フェイスブック」でお伝えしましたが、この問題で私(黒田)も参加している「戦争に行くな!川西連絡会」は、名簿を提供した川西市に申し入れ、8月19日に市長部局と懇談、事実確認を行いました。
市側によると、平成25年7月に自衛隊側から要請があり、検討した結果、名簿(氏名、生年月日、住所、性別)を提供したと説明。
自治体の裁量で
なぜ、名簿を提供したか。
市は第一に「自衛官募集は自治体の受託事務」(自衛隊法97条など)であることを上げています。
しかし、名簿の提供は義務ではなく、自治体の裁量に任されており、実際、兵庫県下で名簿を提供しているのは、41自治体のうち13市町だけです。
個人情報保護厳格に
第二の理由は、「市の個人情報保護条例上問題はない」としていますが、今回の氏名など4項目は他人に知られたくない個人情報そのものです。市側も条例の趣旨は「第一義的には保護措置」としていますが、制定時(H6年)に審議会の意見を聞き、①本人の同意、②「法令など…による明示」があれば提供できる規定を設けており、今回、この規定に沿ったとしています。しかし、今回、「本人の同意」はなく、保護者も知りません。自衛隊の要請があった時に、情報保護の趣旨にそって、審議会などで厳格に、オープンに検討したわけでもなく、「こっそり」渡していたのです。
第三の理由は「市と自衛隊双方の事務の効率化」としていますが、事務の効率化と個人情報の保護を比べることにも大きな疑問が残るのは当然です。
禁止の中卒者も提供
さらに重要なのは、H26年度、新規中学卒業者への文書募集は禁止されているのに、自衛隊が間違って15歳男子名簿の提供を依頼し市が提供してしまったこと。その後、間違いに気づいた自衛隊が市を訪れて間違いを説明。名簿を破棄し発送していないことを「口頭」だけで行われていたこともわかりました。
自衛隊への肩入れのし過ぎ、なれ合いではないでしょうか。
そこで、「会」は改めて、①名簿提供の事実、内容を市民に公表すること②15歳の名簿提供に関しては、自衛隊と市の間違いの理由、経過を文章で確認しておくこと③今後名簿提供を行わないこと、などを強く求めました。(今後、教育委員会との懇談も行います。)
戦争法案は廃案に アステ広場に120人
「戦争に行くな!川西連絡会」は、「8・16強行採決忘れへん!レッドアクション」を呼びかけ、川西能勢口アステ2階広場で集会、その後パレードを行いました。
制服向上委員会の「大きな古時計の替え歌」のギターと歌でスタート。「ヒロシマの有る国で」「沖縄を返せ」など参加者が一緒に歌って盛り上がり、リレートークの後、それぞれがメッセージを掲げ、約120人が能勢口周辺をパレードしました。「いろいろな人が集まって良かった」「廃案まで絶対にがんばる」などの声。高校生や若者も参加、「これからも自分にできることをしていきたい」と力強く語ってくれました。
川西市内では、「市立川西病院」のすぐ近くの工場に、畳10畳ほどの「海外で戦争する国にさせない!」と大書した、九条の会かわにしの大きな看板が話題になるなど、「戦争法案は廃案」へのうねりが大きくなっています。声をあげ、行動するのは、今!共にがんばってまいりましょう!
気軽に市政懇談会♪出前出張、歓迎です!!
私(黒田)は、8月7、8日の2日間、北陵集会所と北陵公民館で「市政報告&おしゃべり会」を行いました。(「市政報告&おしゃべり会」で紹介した資料はこちら)
北陵地域では、「丸山台3丁目の市有地(2.6ヘクタール)の売却」や「旧北部処理センターへの清掃業務全般の移転」など、住民の日常生活に影響が大きい施策が進められています。
また、二転三転する川西市の公共施設の再配置計画や道理のない大型ごみの有料化、秋から実施されるマイナンバー制度などの問題もあり、参加された方々からいろいろなお声を聴かせていただきました。
大型ごみの有料化などで「決まってから住民に知らせるやり方はおかしい」「私達は安心して住み続けたいって思っているだけ」「歩道もない急斜面の道にパッカー車など持ってくるなんて考えられない」など意見が出されました。「自治って何?!」と両日共、市役所の仕事のあり方に関する質問や要望がたくさん出されました。猪名川町からの参加もありました。
(このような報告・懇談会、どこでも開催させていただきますので、お気軽にお声をかけてください)
【黒豆の声】
「権力者」は無関心な国民が大好き
だって何をしても知らん顔
「権力者」は黙っている国民が大好き
だって何をしても何も言わない
だから「権九者」は真実を伝えない
国民が知らないように
だから「権力者」はごまかそうとす
る国民がわからないように
ありとあらゆる手段を使って
国民がばらばらになるよ
う国民が考えないように…と
でも国民は黙っちゃいな
い気づいたことを声にする
わかったことをエネルギーに
連帯が広がる
もう止まらない
だって私達国民が主人
公声をあげ行動を起こそう
私達の未来は私達がつくる!
【2面】
- 力を合わせ戦争法案 廃案に
- 戦争法先取りの内部文書 激震
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