後期高齢者医療事業特別会計決算認定について 

後期高齢者医療事業特別会計決算認定について 反対討論

2011年10月議会 北野のり子議員

 平成22年度は、第二期の保険料が決まり、兵庫県では、剰余金、県の財政安定化基金を取り崩し均等割りは据え置いたが、所得割で0.16ポイント増え、8.23%になり、市では、7048人が平均1054円値上げとなった。保険料軽減のため、基金の取り崩しを最大限おこなうことと合わせて独自減免を検討すべき。
 後期高齢者医療制度は、高齢者いじめの制度だと多くの国民批判を受けている。高齢者の医療については、長年の社会貢献にふさわしい財政負担をおこない、高齢者が安心して医療を受けることができるよう一刻も早く現制度を廃止し元の老人保健制度に戻す等、長寿を喜び、命を守りきる制度にするよう強く求める。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第10号(2011.11.)

後期高齢者医療事業特別会計予算…反対

2010年3月3月定例会 特別会計予算審査報告
 後期高齢者医療事業特別会計予算…反対

基金がある。活用すれば値上げしなくて済む

 特別会計には、土谷一郎、住田由之輔市会議員が参加、市民のくらし守る立場で発言を行い、最終日討論は住田議員が行い、その討論要旨を中心に報告します。

 事業は、兵庫県が一つの広域連合で会計、料金の改定もその議会で決定されている。ちなみに川西からは水田副市長が広域連合議員に選出されている。委員会で料金決定にかかわることはできないが、日本共産党議員団としての意見を反映させるべき議論も、討論もおこなった。
  (討論要旨)
 私どもは制度発足当初から、年齢で医療に差別を設ける、高齢者が増えれば増えるほど加入者負担割合も増えていく制度であるとして強く廃止を訴えてきた。

 収入がゼロの方も一生払い続けなければならぬ、まさに姨捨山に追いやる制度。
 この悪政への批判が政権交代に直接的に影響した。
 いま経済状況が悪化し、昨年と同じ時期と比べて、普通徴収の滞納者が3倍に増え保険料軽減措置を受けている人が昨年から1470人増、37.1%もいる。
 今回兵庫県後期高齢者医療広域連合・保険税は、平均1054円の値上げ。平均保険税が71.095円になり全国6番目に高い。広域連合議会では税の確定に際し、剰余金67億円と、財政安定化基金56億円のうちから21億円取り崩しで、当初9.95%引き上げを、1.5% に抑えたことは一定評価できる。しかしあと35億円も基金が残っており、10億円の投入で、料金の引き上げをしなくて済む計算になる。連合議会でもその声は上がっていたわけで川西市選出広域連合議員としてそのことを主張すべきであり、市民の暮らし守る立場に立ってこそ議員としての役割が果たせたというもの、それがされずに非常に残念。
 後期高齢者医療制度は速やかに廃止を要求する。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第61号(2010.5.17.)

後期高齢者医療制度 廃止求める請願・・・共産党のみ賛成

後期高齢者医療制度 廃止求める請願・・・共産党のみ賛成
2010年3月議会 請願の討論は黒田議員が行いました

「姥捨て山」制度は拡大ではなく「即時廃止」を
賛成は日本共産党議員団のみ
「後戻りはできない」「新しい制度になるから」と他議員は反対

 総選挙で、政権交代の大きな焦点であった「後期高齢者医療制度廃止」の審議で民主党は、「廃止は4年後へ先送り」「保険料の値上げ」など国民を裏切り続けています。
 年齢や障がいの有無で差別し、死ぬまで保険料を取りながら必要な医療は渡さない、保険料は値上がり続けるという世界に類のないひどい制度。この4月からは、保険料の値上げで市内7300人に2500万円もの負担増、「後期高齢者特定入院基本料」などを全年齢に拡大するなど改悪が続きます。
 その上、新しい制度の検討と言いながら、「対象を65歳に引き下げ、差別を拡大する新案」が急浮上しています。
 黒田議員は、「国や自治体の責務を放棄し、保険あって医療なし、医療難民を生む制度の廃止」を強く求めました。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第60号(2010.4.22.)

「請願」の力、政治を変える 議会報告2010年春季号 4面

議会報告2010年春冬季号 4面 日本共産党川西市会議員団

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「請願」の力、政治を変える

 日本共産党議員団は、「政治の中身を変えてほしい」という市民や団体からの請願、また、国や県に意見書提出を求めるなど、積極的に紹介議員になり、全力で実現へがんばっています。

後期高齢者医療制度をただちに廃止することを求める

賛成
日本共産党

反対
民主市民クラブ・政雲会・公明党
智政会・自治市民クラブ・前田

保険でより良い歯科医療の実現を求める

賛成
日本共産党

反対
民主市民クラブ・政雲会・公明党
智政会・自治市民クラブ・前田

選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正に反対する

賛成
政雲会・吉田・吉富
梶田・安田未・前田

反対
日本共産党・公明党・自治市民クラブ
小山・越田・津田・多久和・西山

退席
土田

志水(欠席)

いのち守りきる立場を一貫…日本共産党議員団

 この間、国の社会保障拡充に対しての請願が多くなっています。「人工内耳装用者への支援を求める意見書提出を求める請願」は全員一致で採択。

2010年3月議会
「介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める請願」は、保守・民主市民クラブの反対で不採択になりました。

2009年12月議会
市民の請願採択 新年度予算に反映

請願   退席

就学前の子どもの医療費無料化を求める

賛成
日本共産党・公明党・自治市民クラブ
土田・小山・津田・上馬・松田・宮路・倉谷

反対
智政会・多久和・越田
中礼・久保

入浴サービス事業の継続を求める

賛成
日本共産党・公明党・智政会
土田・小山・多久和・倉谷・松田

反対
自治市民クラブ・越田・津田
宮路・中礼・久保

障がい者医療費助成制度に関する

賛成
日本共産党・公明党・智政会・自治市民クラブ
小山・土田・津田・倉谷・上馬

反対
越田・松田・久保・中礼

退席
宮路

 「高齢者の入浴サービス」突然の廃止に対して「継続」を求める請願が2件。年間約61000人の方が利用し、高齢者の交流、介護予防にもなっているサービスです。12月議会、「入浴サービスの役割は終わった」と北上議員が反対討論。賛成多数で請願は採択され2010年度は「継続」に。他の請願も「住民の声」を反映し、一歩前進の予算がつきました。

国民の声で政治を大きく変えよう!

普天間基地は撤去を

 普天間基地をはじめ、沖縄の米軍基地は住民から無理やり土地を奪って造ったものです。サンフランシスコ条約後も、抵抗する住民を強制的に排除し基地を拡張。奪ったものは、無条件に返して当然です。「移転先」は必要ありません。「撤去」こそ「沖縄県民」のいのちをかけた思いです。
 民主党は、「県外・国外移設」が公約です。「沖縄と県外に分割」の方向は、国民への大きな裏切りです。
「アメリカより国民を大切にしろ」の世論を大きくしていきましょう。

「姥捨て山」拡充は許せない…
「後期高齢者医療制度」即時廃止を

 年齢と障がいの有無で家族から切り離し、死ぬまで保険料を取りながら差別医療しか受けさせないひどい制度。市内でも、7000人の保険料が値上げ、2500万円の負担増になります。
 「廃止」を言い、「負担増はしない」と公言してきた新政権。今度は「65歳以上を国民健康保険の別枠に入れる」案が浮上。「差別医療」の拡大につながるひどい提案です.あと1兆円で75歳以上、3000億円で就学前のこどもの医療費の無料化が実現できます。共に「長寿を喜べる社会」をつくりましょう。

「後期高齢者医療制度の即時廃止の意見書提出を求める請願」・・否決

2009年12月議会 黒田議員が賛成討論
「後期高齢者医療制度の即時廃止の意見書提出を求める請願」・・否決

 請願者の全国組織、全日本年金者組合篠塚委員長は、「新政権ができたらすぐ廃止してくれると思っていたのに、総選挙が終わったら先送りだという。「廃止」を叫んだのは総選挙に勝つための方便だったのか。来年度には、保険料が6000~7000円値上がりするという話しも聞くし不安。一旦廃止して、そこから本当に安心して医療を受けられる制度をつくるべきです。」と意見を述べ運動されていますが、これは国民のたくさんの声で、9月1日時点で、655自治体から「廃止を求める意見書」があがっています。全国で、毎日4000人が75歳の誕生日を迎え、後期高齢者だからと家族から退け者にする保険証が届きます。死ぬまで保険料を取られながら「必要な医療」は提供されず、差別されます。
 診療報酬の引き下げで、「病院」は経営が成り立たなくなるため、高齢者を追い出しにかかる実態が続いています(65~74歳の障害認定を受けた方も対象のひどい中身です。)保険料の滞納で、「資格証明書」の発行。保険証の取り上げ等、実質医療を奪うことになります。

 委員会では、「老人保健法」は問題があるから、元に戻せない・・・という意見がありましたが、この間、民主党議員は、「一旦老人保健法にもどし、医療政策の問題点は是正する。」「老人保健制度にもどし、来年度予算要求で国保の手当てをする。」と委員会等で発言。「75歳で人を区別する信じられない発想」と鳩山由紀夫氏自身も非難していたのに、政権についた途端、廃止に「まった」をかける、4年以内に新制度に移行するから「廃止に変わりない」などと、国民の期待に背を向けてもらっては困ります。
●公明党・民主市民クラブが反対討論をしました。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第57号(2010.1.21.)

2009年12月議会 請願への態度一覧

2009年12月議会 請願への態度一覧

ねばり強く要求、ついに多数が賛成
入浴サービス廃止やめよ・就学前までこどもの医療費無料化・障害者医療助成求める請願採択さる
昨年6月議会では、「子ども医療費無料化」賛成は日本共産党だけでした

議案名日本共産党民主市民ク政雲会公明党智政会自治市民ク無所属
後期高齢者医療制度の即時廃止の請願賛成反対反対反対反対反対欠席
入浴サービス事業の継続を求める請願賛成賛成:土田・小山・多久和
反対:越田・津田
賛成:倉谷・松田
反対:宮路・中礼・上馬・久保
賛成賛成反対欠席
ヒブワクチンへの助成を求める請願賛成反対反対賛成反対反対欠席
就学前の子どもの医療費無料化を求める請願賛成賛成:土田・小山・津田
反対:多久和・越田
賛成:上馬・松田・宮路・倉谷
反対:中礼・久保
賛成反対賛成欠席
建設国保組合運営補助金の継続を求める請願賛成賛成:土田・小山・津田
反対:多久和・越田
賛成:倉谷
反対:上馬・松田・宮路・久保・中礼
反対反対反対欠席
障がい者医療費助成制度に関する請願賛成賛成:小山・土田・津田
反対:越田
賛成:倉谷・上馬
反対:松田、久保、中礼
退席:宮路
賛成賛成賛成欠席
意 見 書
重度障害者医療費助成事業の拡充を求める意見書賛成賛成賛成:上馬・倉谷・松田・久保・中礼
退席:宮路
賛成賛成賛成欠席
JR福知山線列車脱線事故の事故調査における情報漏洩問題に対し真相究明と是正を求める意見書賛成賛成反対:上馬・倉谷・松田・久保・中礼
退席:宮路
賛成賛成賛成欠席

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第57号(2010.1.21.)

2009年12月議会 後期高齢者医療制度の即時廃止の意見書提出を求める請願に賛成

2009年12月議会 後期高齢者医療制度の即時廃止の意見書提出を求める請願に賛成 黒田議員

請願第16号「後期高齢者医療制度の即時廃止の意見書提出を求める請願書」についてです。

 請願趣旨にも書かれているように、夏の総選挙で、「一大争点」となった「後期高齢者医療制度」。昨年6月には、民主・社民・国民新党、日本共産党の野党4党で、「後期高齢者医療制度は廃止し、老人保健法にもどす」法案を参議院で通過させました。
 請願者の全国組織、全日本年金者組合篠塚委員長は、「新政権ができたらすぐ廃止してくれると思っていたのに、総選挙が終わったら先送りだという。「廃止」を叫んだのは総選挙に勝つための方便だったのか。来年度には、保険料が6000~7000円値上がりするという話しも聞くし不安。一旦廃止して、そこから本当に安心して医療を受けられる制度をつくるべきです。」と意見を述べ運動されていますが、これは国民のたくさんの声で、9月1日時点で、655自治体から「廃止を求める意見書」があがっています。

 全国で、毎日4000人が75歳の誕生日を迎え、後期高齢者だからと家族から退け者にする保険証が届きます。死ぬまで保険料を取られながら「必要な医療」は提供されず、差別されます。診療報酬の引き下げで、「病院」は経営が成り立たなくなるため、高齢者を追い出しにかかる実態が続いています。(65~74歳の障害認定を受けた方も対象のひどい中身です。)保険料の滞納で、「資格証明書」の発行。保険証の取り上げ等、実質医療を奪うことになります。
 委員会では、「老人保健法」は問題があるから、元に戻せない・・・という意見がありましたが、この間、民主党議員は、「一旦老人保健法にもどし、医療政策の問題点は是正する。」「老人保健制度にもどし、来年度予算要求で国保の手当てをする。」と委員会等で発言。「75歳で人を区別する信じられない発想」と鳩山由紀夫氏自身も非難していたのに、政権についた途端、廃止に「まった」をかける、4年以内に新制度に移行するから「廃止に変わりない。」などと、国民の期待に背を向けてもらっては困ります。言っていたこととやることが違うとより国民や現場は混乱します。赤旗新聞記者が、全国46都道府県の広域連合に取材したところ、全ての都道府県で健康診査の受診率が以前の老人保健制度の元での受診率より大きく落ちていることも明らかになっています。元々高齢者・障がい者は、病気になりやすい、長期化・重度化しやすいことから費用負担を減らしてきました。「後期高齢者医療制度」は、即時廃止しかありません。
 私達日本共産党は、老人保健法導入の1983年には、高齢者の医療費有料化と共に実施されたため、「法案に反対」しました。しかし今、一旦老人保健法にもどすのに伴う国民健康保険の財政負担を国の責任で行ない、国保への負担金を増額し、まずは、75歳以上の方の医療費無料化を求めています。
 「高齢化が急速に進み、医療費にお金がかかり過ぎるのだからやむをえない。後期高齢者医療制度の悪い所は是正している。」という声もありますが、政治の中身を憲法に即した内容に抜本的に切り替えることです。世界を見渡せば、税金の集め方をふくめ、国の責任として「国民の命をまもりきる」立場でお手本になる国々がたくさんあることも付け加え、この請願を採択し、国に対して「後期高齢者医療制度即時廃止」の意見書をあげていただきますよう呼びかけをさせていただいて賛成討論とします。