2009年12月議会 細菌性髄膜炎ワクチン(ヒブワクチン)への助成を求める請願に賛成

2009年12月議会 細菌性髄膜炎ワクチン(ヒブワクチン)への助成を求める請願に賛成 黒田議員

議案第19号「細菌性髄膜炎ワクチン(ヒブワクチン)への助成を求める請願書」についてです。

 この9月定例会、「細菌性髄膜炎ワクチンの公費による定期接種化を早期に求める請願」を採択、川西市議会の総意として国に対して意見書を提出していただいたところです。
 全国的な運動が広がる中、国への「定期接種化を求める」意見書提出が進んでいますが、国の実現をまつ間もこども達は、その危機に直面しています。
 「ヒブワクチン」について乳幼児のいる家庭に十分情報が伝わるようにすること、経済的理由で予防注射が打てないことがないようにするために、川西市としての独自補助を一歩進めるべきではないでしょうか。
 この近隣では、西宮市や三木市が、3000円の補助。全国的には補助年齢や補助額も大きく違いますが、乳幼児への接種の効果が明らかであるだけに、早期に自治体が独自助成を行なうことが、国の「定期接種化」を応援、後押しをすることにつながります。ぜひ、請願を採択していただいて、川西市として、一歩すすめていただきますようお願いを申し上げて賛成討論とします。

年をとってからくらいは安心してくらしたい 議会報告2009年冬季号 4面

議会報告2009年12月冬季号 4面 日本共産党川西市会議員団
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「議会報告」2009年12月冬季号4面

年をとってからくらいは安心してくらしたい
わずかな年金から何でも天引き。死ぬまでむしり取られるなんて!

国民健康保険運営協議会…6.9%値上げの答申
(後期高齢者医療費負担分21.4%の大幅値上げを含む)

 命の砦である健康保険ですが、国が「国庫負担金」を大幅に減らしてきたこと、川西市は平成21年度、一般会計からの繰り入れ額を前年比3億7千万円減らして値上げ。「払いたくても払えない」「払ってしまうと生活できない」状況に拍車をかけました。
 ですが、また値上げの答申です。
 来年度は、70歳~74歳の方の医療費が2割負担に、後期高齢者医療保険料の値上げなど、保険税も医療費もさらに負担が増えます。日本共産党議員団は、国保税引き下げに取り組んでいます。

9億円の基金を還元、介護保険料引き下げを
「高齢者の尊厳を守る介護保険制度に」

 他市に比べ高齢化率が高く、「介護認定」割合が低い川西市。平成20年度決算で、「9億円」の基金積み立てが明らかになりました。
 日本共産党議員団は、介護保険がはじまって10年、介護を必要とする方に十分なサービスが提供されているか、保険料の引き下げ、サービス利用料の軽減など住民から集めたお金を還元すること、事業所の介護報酬適正化などの点検もしています。

無責任きわまりない「国崎クリーンセンター」

 4月から本格稼働の1市3町広域ごみ処理施設。
 試運転時に「排ガス基準を守れない」ことが判明、「空焚き」後、ゴミを投入することになりました。
 その後、「高性能・高規格の炉のため、必要な経験、資格が必要」として民間委託。7月になってから「資格、経験」のない職員が3人も居ることが明らかになる、「不適合事象」という「事故」が頻繁に起きるなど、施設組合・企業両方の管理・運営体制のずさんさが浮き彫りになりました。
 日本共産党議員団は、「委託料の変換」「直営にもどすこと」を要求。住民の安心・安全の確保、信頼を得るためにも情報公開、説明責任を求めています。

請願・意見書

・就学前の子どもの医療費の無料化求める請願(6月議会)
    賛成は日本共産党だけ、他党・他会派は反対。
  反対意見 「実現させたいと思うが、川西の財政状況から難しい」
・現行保育制度の堅持・拡充、予算の大幅増額を求める意見書(9月議会)
  日本共産党、自治市民ク、保守が賛成。
  民主市民ク、公明党が反対。
  民主市民クが反対討論
   「国が地域の実情を無視して一律に保育基準を設けることが正しいのか、議論せねばならない時代だ」

定時制高校の募集停止計画撤回を県教委に申し入れ

 県教育委員会は、川西・伊丹・宝塚の定時制3高校について平成24年度から募集停止を発表。定時制高校は、働きながら学ぶ生徒や、さまざまな困難をかかえた生徒たちが学ぶ最後の砦になっています。その必要性はますます高まっていることから、生徒・父母や関係市町からも「存続を」の声が続出。一方、新設予定の多部制高校は、公共交通機関が不便で通学困難な生徒が出るなど、問題もあり募集停止撤回を求めています。

県教委に申し入れする日本共産党議員団県教委に申し入れする日本共産党議員団

安心の子育てを応援するまちづくりをめざして

議会報告2009年冬季号 1面 日本共産党川西市会議員団
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安心の子育てを応援するまちづくりをめざして

「議会報告」2009年12月冬季号1面

保育所…新たに3カ所の保育所建設

 「保育所に入りたいのに入れない。」切実な声や住民の要望を受け、川西市は、「保育所整備計画」で、保育所のない地域に3ヶ所の保育所を建設する計画を発表。
 今、待機児童の解消、地域の子育て支援の拠点として保育所の役割が注目されています。
 民間園への支援拡充や保育サービスの地域間格差の解消など安心の子育てを応援することを求めています。

 「自公政権に続き、民主党政権も進める保育所の国の最低基準撤廃と国や自治体の責任を放棄する直接入所契約制度。日本共産党は、国の責任を明確にし、財源確保を求め豊かな子育てができる街つくりをめざしています。」

国に「ヒブワクチンの定期接種を求める意見書」提出

 新日本婦人の会川西支部が請願を提出。日本共産党議員団は、紹介議員になって奮闘。全会派一致で、国に意見書を提出しました。
 国の定期接種がはじまるまで、市としての一部補助を求めています。(西宮市では1回3000円の補助)

こどもの医療費無料化 お金を気にせず、お医者さんに行きたい

 近隣の市町では、就学前のこどもの医療費は入院・通院共に無料が主流。(伊丹市では、入院給食への補助も)
 川西市でも「安心の子育て」を応援するために小学校入学までの無料化を求めています。

「日本共産党は、医療費無料化の国をめざしています。まずは、国の責任で75歳以上の方、就学前のこどもの医療費の無料化をめざし、自治体独自の上乗せで、中学校卒業までの無料化を求めています.」

公園遊具の回復最優先、公園新設を要求!

2009年冬季号1面公園写真

 「近くに公園がありません。子どもが自由に遊べる公園がほしいです」「遊具が撤去されたままで、いつ元に戻るのかわからない」…子どもを持つお母さん達の声が多数寄せられています。日本共産党は公園の新設を要求しており、「公園遊具は最優先で回復すること」を6月議会で約束、補正予
算が付きました。

2009~2010年度に4校で校舎棟、6校で体育館の耐震化実施

校舎棟………久代、東谷、清和台、緑台の4小学校
体育館………加茂、川西、桜が丘、明峰、陽明、清和台の6小学校

こども達が安心して過ごせる留守家庭児童育成クラブへ

川西・東谷小学校はマンモスクラブの分割、北陵小学校は増改築へ。

420通(251項日)の声・声・声
 日本共産党議員団のアンケートにご協力ありがとうございました。

 420通(251項目)に及ぶたくさんの要望や意見をまとめ、要求実現にむけての取り組みを進めています。
 来年度の予算要求書にも組み入れ、市長・教育長との懇談を行いました。
 引き続き「住民が主人公」の川西市に向けて全力で取り組んでいきますので、ご協力よろしくお願いします。

日雇い特例保険被保険者へ福祉医療費助成を求める請願

2009年6月議会
日雇い特例保険被保険者へ福祉医療費助成を求める請願
賛成は共産党のみ 住田議員が賛成討論

 日本共産党議員団を代表し、賛成の立場で討論を行います。
厚生経済常任委員会での討論を聞いていますと、皆さん総じて、請願者の思いはわかるとの発言をされていたように見受けました。請願者の窮状を何とか解決させたいとの意見もありました。それだけの思いがあるならば、請願の採択をしようじゃありませんか。困っている皆さんが、少数であろうとおられ、少しの手続きと金額で、安心して働き続けることができるなら、議会として後押しをすべきではないでしょうか。財政が厳しい状況の下でも十分に措置できる事案でありますから、全議員の賛同で採択をしようではありませんか。
 請願者が願っているのは、日雇い特例被保険者が医療費の給付を受けられない場合と規定されています。
それはよっぽどのことであり、一時的な措置です。当然なことながら、そうならないためきつい仕事も積極的に請け負ってこなしているのが現状であります。一方そういいながらも今日の経済状況の下、特に新規建築件数が減少し、仕事量が減る中で、重いとは裏腹に仕事に従事できない場合も増えてはいます。しかし少なくとも市民の生活を保障するのは市であり国であります。
 その生活、特に医療の補償を国がやらなければ、市がかわってやってこそ、自治体としての責任を果たしたということになります。その後押しを議会がするわけですから、やっぱりこの請願は採択すべきではないでしょうか。
 委員会審査の中で、保険制度の一本化とか、この保険そのものが古いから改善させなければとの意見も出ていました。また国民健康保険に加入できるからいいじゃないかとの意見も出ました。それも大事なことで、国などへ働きかけて改善させなければなりません。
 少なくとも請願者は、今生活している中で救済してほしいとの切羽詰ったものでもあります。国民健康保険に入ることはできますが、二重払いが発生しますし、次に日雇い特例に入ろうとすれば手続きとして一年後になります。また国民健康保険は割高であります。日雇い特例は少なくとも事業者が半分負担でありますから、仕事が減ったときなど国保と比べれば、負担割合は少ないわけです。そこにも魅力があるのです。また働きに応じての負担でもあります。
 近隣の、宝塚・伊丹市など継続してやっており、国が制度改善されるまでの間、川西市として救済措置をとれば解決するわけです。
 7月1日から老人医療の助成対象者を大幅に減らす県の施策、川西市もそれに従っていますが、実行されます。母子家庭、障害者医療費助成も対象者を大幅に減らしますから県民の約70万人が対象から除外され負担が増えていきます。
なんとしてもこの冷たい政治の方向はストップさせなければなりません。
 請願では、被保険者が日雇い特例で医療の救済を受けることができないときの救済措置を願っておられ、また同じ条件の下、扶養家族への乳幼児等福祉医療費助成が適用できる措置をとってほしいとの願いであります。
全議員賛成で採択という、暖かい心を持った川西市議会を市民にお見せしようではありませんか。

◎請願審査での委員会発言

・公明党(岩田)=制度面での問題と制度そのものが古く今の時代に合致していない。保険制度の一本化に向かうべきだ。不採択。
・連合(小山)=制度そのものを整備しなければならない部分があり、やはり政府に対して弊害が出ないように言っていくことが重要だ。不採択
・連合(多久和)=安易に例外を設けることは問題。何よりも国民健康保険に入るということがあるので、不採択。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第49号(2009.9.10.)

就学前の子どもの医療費無料化を求める請願

2009年6月議会
就学前の子どもの医療費無料化を求める請願
土谷議員が賛成討論

 2006年9月議会で、子育て支援のための「乳幼児医療費助成制度」の請願が採択されて以来、子どもの医療費無料化を求める請願は、不採択が続いています。今回も委員会審査では「主旨は理解できるが、今回は不採択である」「実現させたいと思うが、川西の財政を考えたら難しい」「実現させたい政策だが、川西の財政状況から難しい。一定見通しがたったら」というものです。請願主旨に反対だと言う意見は誰もありませんでした。「主旨は理解できる」「実現させたい」と思っているなら請願を採択し、議会の意思を行政に示すべきではありませんか。
近隣他都市においても、きびしい財政事情のなかで独自の支援を行っているわけです。三田市では通院は小学3年まで無料、入院は中学卒業まで無料です。  
 伊丹市と猪名川町では通院は就学前まで無料、入院は小学6年まで無料です。また、西宮市では来年7月から通院・入院ともに中学卒業まで無料になると伺っています。
 川西市では2006年9月議会で請願が採択され、0歳児の医療費が無料となりました。しかし、その後、請願は採択されておらず今日に至っていることは先に述べたとおりです。この間、他都市は川西市を大きく上回り独自支援が前進しています。私ども日本共産党は、少子化対策が叫ばれている今日、せめて義務教育が終了する中学卒業まで医療費は無料にすべきだと考え、その実現を求めています。経済的理由で子どもの医療が受けられないということがないようにすべきだと考えます。
 請願主旨で述べられているよう、子育て世代への負担を少しでも軽減し、川西市で安心して子どもを産み、育てられるように、就学前の子どもの医療費無料化を実現して行こうではありませんか。議会の意思が行政を動かす大きな力になることは明らかです。同僚議員のみなさんに賛同を呼びかけさせていただき賛成討論とします。

こどもの医療費無料化 近隣市町比較

        入院無料                      通院無料
川西市  0歳~小学校6年生まで(所得制限あり)     0歳児のみ
三田市  0歳~中学3年生まで                0歳~小学校3年生まで(所得制限あり)
宝塚市  0~5歳誕生日まで(所得制限あり)        0~5歳誕生日まで(所得制限あり)
伊丹市  0~小学校6年生まで(給食補助あり)       0~就学前まで(所得制限あり)
猪名川町 0~就学前まで(所得制限なし)          0~就学前まで(所得制限なし)

◎請願審査での委員会発言

・公明党(岩田)=当然市独自でやらなければならないこと、県と連携して何が出来るか総合的な検討をしている。今、この時点で就学前という限定した請願については不採択である。
・連合市民ク(小山)=昨今の市財政状況のなか補助金の見直し等、最優先にしなければならない部分があり、これが一定整理がついた段階で、やるか否かを議論していかなければならない。今、この時点での採択は出来ない。
・連合市民ク(多久和)=請願の願意はよくわかるが、市の財政状況から考えて困難かなと思う、心苦しいけれど不採択。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第49号(2009.9.10.)

2009年6月議会 請願審議 各会派の態度

2009年6月議会 請願審議 各会派の態度

◆次期教職員定数改善計画の実施に関する件の請願(日本共産党)賛成
◆義務教育費国庫負担制度の2分の1復元と堅持に関する件の請願(日本共産党)継続審査
◆細菌性髄膜炎ワクチンの公費による定期接種化を早期に求める請願書(日本共産党)賛成、即決
◆就学前の子どもの医療費無料化を求める請願書(日本共産党)賛成
◆健康保険法による日雇特例被保険者が当該保険で医療の給付を受けることができない際に、福祉医療費の助成をもとめる請願(日本共産党)賛成

議案名日本共産党連合市民ク政雲会公明党智政会自治市民ク清和緑風会
次期教職員定数改善計画の実施に関する件の請願賛成賛成反対反対反対賛成反対
義務教育費国庫負担制度の2分の1復元と堅持に関する件の請願 継続審査継続審査継続審査継続審査継続審査継続審査継続審査継続審査
細菌性髄膜炎ワクチンの公費による定期接種化を早期に求める請願書賛成、即決継続審査継続審査継続審査継続審査継続審査継続審査
就学前の子どもの医療費無料化を求める請願書賛成反対反対反対反対反対反対
健康保険法による日雇特例被保険者が当該保険で医療の給付を受けることができない際に、福祉医療費の助成をもとめる請願賛成反対反対反対反対反対反対

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第49号(2009.9.10.)

2009年3月議会 自民・民主・公明が市民請願を否決

自民・民主・公明が市民請願を否決
2009年3月議会 請願審査報告

請願態度
◆米軍への思いやり予算廃止求める請願 (日本共産党)賛成
◆教育予算増額、ゆきとどいた教育求める請願 (日本共産党)賛成
◆物価に見合う年金引き上げ求める請願 (日本共産党)賛成
◆就学前のこどもの医療費無料化求める請願 (日本共産党)賛成

議案名日本共産党連合市民ク政雲会公明党智政会自治市民ク清和緑風会
米軍への思いやり予算廃止求める請願賛成反対反対反対反対北上・小西=賛成
宮坂=反対
反対
教育予算増額、ゆきとどいた教育求める請願賛成反対反対反対反対反対反対
物価に見合う年金引き上げ求める請願賛成反対反対反対反対反対反対
就学前のこどもの医療費無料化求める請願賛成反対反対反対反対反対反対

◎「県立川西高校の募集停止を行わないことを求める請願」は全員一致で意見書を提出することになりました
◎「気候保護法」制定を国に求める請願書は全員一致で意見書を提出することになりました
◎健康保険法による日雇特例被保険者が当該保険で医療の給付を受けることが出来ない際に、福祉医療の助成を求める請願については継続して審査することになりました

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第44号(2009.5.28.)