「日本共産党川西市会議員団ニュース」第26号を発行しました

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第26号(2013.4)を発行しました。

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公共交通サービスの拡充に関するアンケート結果

 高齢化が進む川西市で「公共交通サービスの拡充」を求める住民のみなさんの意向を掌握する一環として、アンケート調査を行いました。みなさんのご協力によりたくさんの貴重なご意見をいただき心より感謝しています。なお、今回の調査は、鉄道最寄り駅に遠く、路線バスの利用ができない地域や不便の声が大きい地域、約5000世帯を対象に行いました。

 アンケート結果から見えてきたみなさんの意向は、今後の要求運動の土台となるものです。

 日本共産党川西議員団は、2013年度からスタートする「第5次川西市総合計画」の5年以内目標とする「川西市公共交通基本計画」(※)に反映させ、生活交通確保の早期実現を目指し、みなさんとご一緒に、力を合わせがんばりたいと考えています。今後共よろしくお願いいたします。
 (※ 公共交通基本計画→検討委員会が市の基幹公共交通軸や地域内公共交通のあり方を含め検討し作ります)

アンケート結果にみる住民のみなさんの願い

・北陵校区では、具体的な要求が多い。
・東谷中学校への「通学バス」への要求がある。
・清和台・けやき坂では、「乗り継ぎ料金割引」への要求が強い。

・特に東谷、緑が丘地域が強く要求している。

・地域格差があるものの全市域的な要求がある。
・特に多田東、東谷北摂台地域が強く要求している。

*みなさんから寄せられたご意見・ご感想

・伏見台行きをカリヨン経由にし、便数増やして。日生駅発の最終時刻遅くして。深山池公園から東に回る小学校前への径路を。東谷中学校行きの便を。日生駅から川西病院行き循環バスを 【北陵】

・乗り継ぎ料金割引制を(清和台へ乗り継いでゆくと510円も)、けやき坂4丁目の奥の居住地までの径路を 【けやき坂】

・能勢口行きを増やして、グリーンハイツ・川西病院行きが不便 【明峰】

・バス料金が高すぎる【北陵・清和台・北・明峰・緑台・向陽台・けやき坂】

・能勢口行きのバス路線を 【多田・緑台・水明台】

・山下・畦野駅や川西病院への小型巡回バス運行を。急な坂道を駅まで歩いて25分、なんとかバスを走らせて。北陵高校付近までのバス運行を。車がなくても生活出来るように 【緑が丘・山原】

・坂がきつく歩けない、病院・買いものに行くバス便がほしい 【北摂台】

・鼓が滝付近は急な坂が多いので小さなバス運行を。まず狭く危険な道
の整備を【多田東】

・バスの拡充よりタクシー制度の充実を。高齢者にはタクシーを安い料金で利用できる制度を。タクシーでは近いと嫌な顔され頼みにくい【北摂台】

・女性・高齢者・身障者向けの福祉、乗合いタクシーを走らせて
【多田東】

◎アンケートから次のstepへ

(1)普通・中・小型のバス運行が可能な地域、道路事情等で不可能な地域があります。

 バス運行が不可能な地域は、福祉タクシーや乗り合いタクシー制度、あるいはタクシー利用助成券交付という福祉的側面の強い制度が望まれています。地域限定は困難ですが、対象者の広がりに応じた財政措置が必要です。

(2)市内バス運行は、採算がとれる路線はすでに民間バス会社が運行しています。

不採算路線を運行する場合、経費と料金収入との差額は公費負担とする等、予算確保が必要です。制度、運用の仕方や住民の利用頻度によって「公費」負担を変える必要があり、公共交通機関を積極的に利用することが大切です。

(3)「公共交通サービスの拡充」は、市の財政措置が必要。

市は、2013年度から「川西市公共交通基本計画」作りを進めます。当該地域の住民のみなさんが、声をあげ要求運動に取り組むことが大きな力になります。

市立川西病院へのアクセス手段確保 交通弱者救済へ!

市立川西病院へのアクセス手段確保 交通弱者救済へ!

森本たけし議員 2010年12月議会 一般質問

現在の立地上、市民病院に行くのに不便を感じておられる方、行きたくても行けないという方が、少なからずおられます。その一方で、患者さんが少なくて困っている市民病院。交通手段という障壁で、両者のニーズが満たされない状態を、一刻も早く改善しなければなりません。
08年~09年の間に行われた、市立川西病院循環バスの試験運行結果を総括した上、今後、どのような交通網を確立していくのか質しました。
市からは「川西市における、持続可能な交通施策について、検討を進めていく。他市の先進的な事例を実地調査、検分し、現状を改善する施策を早急にとりたい」との答弁がありました。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第4号(2011.1.23)

6月議会 自治体の最優先課題は健康やくらしを守ること

たんぽぽだより 93号

2010.7. 黒田みち

たんぽぽだより 93号はこちら(画像PDFファイル)

・6月議会 携帯基地局、保育所、国民健康保険で質問
黒田みち 請願採択にむけて賛成討論
・日生中央駅→川西病院行き バスが走ります
・アメリカにも財界にも堂々とモノいえる党 今こそ伸ばそう

黒田みちのブログ「たんぽぽだより」はこちら

市民のみなさんと力をあわせてきた努力、活動が実りました 議会報告2010年春季号 2・3面

議会報告2010年春季号 2・3面 日本共産党川西市会議員団

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一歩前進 市政をリードする日本共産党

 川西市会議員団は、市民要求実現へがんばっています。

市民のみなさんと力をあわせてきた 努力、活動が実りました

 日本共産党議員団は市民要求アンケート調査を実施、いただいた回答をもとに毎年予算要求をしています。また一般質問や予算・決算委員会など機会あるたびに住民要望を取り上げ、粘り強く実現へ取り組んでいます。

能勢電鉄駅舎バリアフリー化が進行

 2009年度は平野、畦野駅でエレベーター設置。2010年度は鼓が滝・多田駅で改札口を改修、階段をスロープにし車椅子で上下線ホームへ行けます。トイレも改築し、鼓が滝駅では踏み切りの拡幅、西側に改札口を設置へ。利用者の要求が実現します。

子育てでは
子どもの医療費3歳未満児まで無料化
ヒブワクチンの公費定期接種へ
保育所3ヶ所設置
父子家庭子育て支援

障がい者の方
障がい者医療費補助、川西市独自で進展
障害者自立支援法 サービス利用料、低所得者の方は無料に
市役所一階で障がい者がつくった製品を販売

高齢者の方
ふれあい入浴サービス継続
介護施設各所で拡充
介護報酬を受ける事業所へ指導監督強化

その他にも
国保税の値上げストップ
猪名川の堤防を補強改修

さらに!
日本共産党はめざしています

子ども医療費 中学卒業まで無料化
障害者自立支援法 一割の応益負担廃止
後期高齢者医療制度廃止
労働者派遣法抜本改正
普天間基地撤去

お金の使い道を変えて実現しましょう

中央北地区 開発費100億円 (ムダ やめて!)

 頓挫した住宅街区整備事業に変え、基盤整備を市施行でするとして「区画整理事業」認可を得るため作業がすすんでいます。都市計画道路、都市公園、区画道路など22ヘクタールの中で実施するのに向こう10年間で100億円(75%は市負担)投資する計画。
 すでにこの地域では、土地の買い上げ、工場移転補償、土地の借り上げなど250億円も市民の税金を投入。そのツケで毎年8億円の借金払い。
 区画整理事業で土地の集約化、民地を結集し、大型集客施設を誘致可能な状況つくりが進行しています。大型店設置ともなれば地元商店・能勢口駅前店舗と競合。また事業費捻出に市有地を手放し、市財政のさらなる悪化など不安材料が山積。

地元商店の活性化・交通弱者に対する移動手段の確保

 歩いて買い物ができ、病院へ行けることはだれもの願い。ところが疲弊する経済.周辺都市での大型店舗設置で身近な小売店は廃業へ。住民のくらしを守るためにも地元商店、既存の駅周辺店舗の支援策が待ったなしです。商店の活性化は中央北地区開発に投じる100億円の一部を回せばできます。
 また、自分の家から病院まで送迎してくれる乗り物運行は、中央北・土地借り上げ料1億5000万円で十分実現。使い方を変えて、高齢化を見据えたまちづくりをしましょう。

市立川西病院、市民のために

 産科・小児科・救急など不採算部門を含め、住民の命を守るため医療提供するのが公立病院・川西病院の使命です。
 ところが自民党・公明党政権では診療報酬の引き下げ、医療にかかる社会保障費の削減で病院の赤字化。それにより医師不足が起き、長期入院患者の病院からの追い出しなど医療制度の改悪が進行。赤字だけをとらえ、独立行政法人化、民営化せよと主張することでは住民の命は守れません。
 日本共産党議員団は、公立病院として、さらには地域医療の要として、開業医・介護施設の皆さんと連携し活動できるよう応援していきます。

平野・多田・鼓滝自転車駐車場の管理運営をただす 土谷一郎議員

2009年12月議会 一般質問 土谷一郎議員
目的果たしていない市営駐輪場 効果ある対策なぜとれない
平野・多田・鼓滝自転車駐車場の管理運営をただす

 川西市の市営駐輪場は、「市民の自転車等の駐車の利便を図る」「市民の良好な生活環境を確保する」ことを掲げています。
 ところが、平野、多田、鼓滝3ヶ所の自転車駐車場の利用状況は僅かに10%台で市営駐車場の役割を果たしているとはいえません。(別表)
 一方、多田では駐輪場近く塩川堤防敷に約150台、鼓滝では駅近くのスーパー・コンビニの駐車場に100台近くの自転車・原付が無断駐車しています。

 土谷議員はこのような状況が永年続いているが、何が問題なのか、効果的な対策がなぜ取れないのか、市の管理責任をただしました。
 土谷議員は「自転車駐車場の利用を図るためにどうしてきたのか」「放置自転車対策をどうしてきたのか」と市の取り組みについてただしました。市は「チラシを配布し駐輪場に止めるようPRしている」「放置自転車は月2回、指導撤去している」と、通り一遍の答弁。
しかし現状は全く変わっていないのです。土谷議員は永年にわたり実態は変わっていないから市の対応を聞いているのだと追及。
 市営駐輪場は平成17年から指定管理者の管理運営になっていますが、年200万円以上の赤字を出しています。当初、「市民サービスの向上と経費削減」を目的として始めた指定管理者制度です。

 しかし、結果は全く逆効果といわなければなりません。
土谷議員は「費用対効果を問題にしている行政としてどう考えているのか」「畦野や山下駅のように利用料を無料にすれば利用者も喜び、街に無断駐輪が減る」「多田駐輪場は利用しやすい塩川堤防敷に整備すべきではないか」と市の考えをただしました。
 しかし、市は「当面は指定管理でやっていきたい」「塩川堤防敷は河川改修計画があり今のところ考えていない」と問題の解決をはかろうとする気の無い消極的な答弁に終始しました。

 また、平野自転車駐車場については、現在の駐車場を処分して代替施設をつくるとしていますが、土谷議員は「駅に近くて利用しやすいこと、利用料は無料にすべきではないか」とその管理運営のあり方についてただしました。市は「グリーンハイツ方面から利用しやすい所に設置を考えている」としながらもこれまでどおりの「指定管理で運営する」と答弁しました。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第56号(2010.1.14.)

2009年12月議会 通学路の安全対策 速やかに実施すべきだ

2009年12月議会 一般質問 住田由之輔 議員
通学路の安全対策 速やかに実施すべきだ

 住田議員は今年10月、近所の通学路で、小学生が交通事故にあい命を落とした件をとりあげ、幼い命は大人が守る責任がある、まずは行政が率先して、せめて通学路の安全対策を万全にすべきであり、速やかに実施することを要求しました。
 共産党議員団でも、毎年の予算要求の中に通学路の改善をいれており、住田議員も9月議会で南花屋敷市道11号号線の歩道整備を取り上げてもおりました
 答弁=21年度当初27箇所の改善要求があり半分は実施、残りは検討中。軽微な改善は速やかに実施できるが、道路の改良、信号機の設置はなかなかできていないのが実態。兵庫県や公安委員会へ土木部から要求している。
 同時に、一般車両への注意の喚起、家庭の協力も得て、自分の身は自分で守る事故安全対応能力や、危険を避けるスキルを養う訓練をおこなっていく。それらのことで事故防止に努める。

「日本共産党川西市会議員団ニュース」第56号(2010.1.14.)

就学前の子どもの医療費無料化を求めるなど7件の請願 「由さんのくらしの便り」

「由(よし)さんの くらしの 便り」2009年12月第248号
川西市会議員(日本共産党) 住田由之輔(すみだよしのすけ)発行

「由さんのくらしの便り」2009年12月第248号はこちら(PDFファイル)

12月議会報告
就学前の子どもの医療費無料化を求めるなど7件(内2件は同趣旨)の請願。

21日、本会議最終日に採決へ

 請願7件すべてが厚生経済常任委員会に付託され審議されました。その結果に基づいて21日の本会議で採決されます。
 『障害者医療費助成制産に関する』請願は「制度が改悪されてきた中で制度の拡充を県に働きかけるとともに市としても支援の拡充を検討してほしい」という内容で、委員会では賛成者多数でした。
 『入浴サービス事業の継続』は二つの団体から提出されています。60歳以上の住民に対して、地域の大衆浴場で週2時間の無料サービス。一の鳥居、緑台老人施設での入浴サービスなどが廃止される方針が出されそれに対して継続をしてほしいという請願です。年間の利用者が延べ6万にも上ります。委員会では賛成多数でした。
 『就学前の子どもの医療費無料化』はこの間なんかいとなく提出されてきており、県の制度として実現もしてきているわけですが、阪神間の都市と比べても川西市は一番遅れており、早期に就学前までの支援の実施、ゆくゆくは中学卒業まで引き上げていくべきだと考えています。委員会では賛成多数でした。
 『後期高齢者医療制度の即時廃止の意見書提出』は参議院において民主党も廃止を賛成し採択されたのに、政権をとるや四年間先へ延ばすと決めてしまっています。こんな公約違反はないと思います。もっと住民に対し、高齢者に対し真摯な対応をすべきではないでしょうか。委員会では民主党系議員を含め反対が多数でした。

通学路の安全対策、中央北地区開発と財政問題など三件 一般質問をする住田

 今年10月、通学路で、小学生が交通事故にあい命を落としました。大変残念なことです。幼い命を大人が守る責任があります。まずは行政が率先して、せめて通学路の安全対策を万全にすべきであり、その要求をしました。
 軽微な改善は速やかに実施しているが、道路の改良、信号機の設置はなかなかできていないのが実態で、行政もその認識は持っているとの答弁でした。
 『細菌性髄膜炎ワクチン(ヒブワクチン)への助成を求める』、『兵庫県建設園民健康保険組合運営補助金の経続を求める』はいずれも賛成者少数でした。
採決は最終日であり、逆転する可能性もあります。ぜひ傍聴へもお越しください。
 ちなみに、日本共産党議員団はすべての請願に賛成の立場で臨んでいます。
 9月議会でも通学路の改善要求を一般質問でしてもおりますが、そこの改善もこの15年間まったく進展していません。
 そのような実例も出し、お金がないからできないでは済まされない、子どもの命はかけがえのないもの、改善へ全力を尽くせと要求しました。
 2月22日から文化会館・中央公民館が工事に入り5ヶ月間休止をするのに伴い、利用者に代替施設を考慮すべしと訴えました。検討する時間はあったから自分で探しなさいといった答弁でした。

300億円つぎ込んでいるが地価が下がっている中で「差損」についてどう考えているのか
中央北地区整備事業

 簿価77億円の土地が19億円に。65億円投じて、移転補償、土地の買収をした土地が14億円に。土地の下落によって近傍価格で換算すれば、これまでかけた費用の25%程度であったことが住田の一般質問で判明しました。
 すでに開発にかけたお金は移転・買収費だけの元金で240億円を超えます。利子や設計費などを入れると300億円を優に超えます。そんな中、これから10年間で100億円かけて、土地の区画整理事業をするとしています。そのうちの70億円は市民の税金、市有地売却などで補われます。
 一方で入浴サービス廃止など市民サービスを切り下げているわけですから、「開発優先政治」が市民のくらしを困難にしている状況です。もっと財政的に好転してから進めるべきではないか、土地の価値下落で生じた「差損」に対してどう責任を取るのかなど問いました。年間10億円かかっていた火打前処理場運営を廃止したのだからその30年分300億円と比較すれば大量の税金投入は織り込み済み、「賑わいをつくることで責任を取る」とした答弁でした。
 そのお金をもっと市民のくらしにふり向けて活用するといった発想がありませんでした。

5年間で62億円歳入不足であるならば、事業推進で財政破綻するではないか、凍結を
中期財政計画との対比で

 市は一般建設費で市が持ち出すお金が年間5億円、借金できる限度が10億円であり、その範疇で事業ができるので問題がないとしています。
 ところが一方で歳入不足だから、職員は減らす、給与も抑制する、入浴サービス廃止、教育費もこの間削減し、学級通信に使う用紙も抑制せざるを得ない状況が作られてきました。
 このような歳出削減をやっておるわけですから、「中央北地区開発」にかける費用が市民生活に悪影響を及ぼしているのは事実です。240億円も投資したそのお金は市民の税金です。その地域に住む方だけではなく市民全体にどのように還元していくか、行政が考え対応していくべきではないでしょうか。ところが答弁のすべてに、「地元地権者」の意向に沿って、まずは「地元地権者の合意を得て」との発言が目立ちました。
 道路も含めれば50%は市民の土地であるにもかかわらず、その「地権者である市民」は蚊帳の外に置かれています。こんな対応がいいはずありません。

市民への説明責任を果たせ

 幾度となくこの訴えをしていますが「市民に意見を闘いても反映するものがない」と、説明することすら拒んできています。
 「情報の公開」という当たり前のことができていないのが現状です。このかたくなな行政の態度を崩すのは皆さん「声」です。ぜひ事業についての説明会をもての意見を行政・市長に提出し、市民の納得と合意に基づいて税金の使い方・事業のあり方を考える行政にしてください。