たんぽぽだより 175号

認定こども園への税金のムダ使いをやめ、子育て施策の充実を

2017年4・5月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

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【1面】

認定こども園への税金のムダ使いをやめ、子育て施策の充実を

3月議会で反対討論

 大和団地内で緑保育所と牧の台幼稚園をつぶし、あらたに「市立認定こども園」を建設するための議案(定員130名、整備費5億3028万円〉が3月議会に上程され、私は反対討論をしました。

(事業総額6億7500万円)

借金増やすムダ使い

 反対したのは第1に財政上、大きな問題があり、ムダな投資ではなく、資産の有効利用・活用を図るべきであること。

 市債(借金)残高は、平成29(2017)年度予算で711億円(市民一人当たり45万円)にのぼる一方、5年前の平成(2010)24年度末決算 で67億円余あった基金が、20億円弱(同12000円)に減る予定です。
 住民と共に築き上げてきた財産である公共施設を有効に活用し、市債・基金残高の改善を図るべきです。

施設の有効活用こそ

 第2に、既存の施設を活かし保育所・幼稚園を充実することこそ、生きた税金の使い方になります。

 解体される牧の台幼稚園は、Is値(耐震の数値)0.79と何の問題なく、その解体費用で市立緑保育所の耐震補強工事ができます。

 また、保護者や地域の願いである、幼稚園での3歳児保育・預かり保育や保育時間の延長、小学校と連携、給食開始も効率よく実施することができます。

 大和団地のこども達は、顔が見える地域の幼稚園で安心して保育・教育を受ける事ができ、駅前便利な緑保育所は市北部の保育所としての役割を今まで通り果たすことができるのです。

待機児童対策に逆行

 第3に、待機児童対策に逆行することです。

 3月1日現在の保育所待機児童は135名ですが、市の子ども・子育て計画では、保育所定員を増やさないため、緑保育所60名定員のままのこども園になります。

 その上、0歳児保育を実施するため他の年齢にしわ寄せがいきます。
また、こども園は、牧の台幼稚園の定員120名(4・5歳児)から70名(3~5歳児)に激減します。保護者の一番の願いは「自宅の近所で通わせたい」こと。

大和地域だけで、それぞれの年齢・平均約80名のこどもがいますから、保護者・地域の願いがかなう認定こども園の定員設定(保育所型・幼稚園型共)になっているとは思えません。

他市に比べて低い保育所入所割合や待機児童の実態をみても、こども園ができたから緑保育所は廃園するという計画も見直すべきです。

懸念のまま解体するな

 第4は、牧の台幼稚園をつぶした場合。地域住民の避難場所の役割、保護者や地域の方が案じている園庭開放のあり方、給食費や預かり保育料などの負担増、通学路の安全対策、近隣住宅内での駐車などはどうなのか。懸念が残ったまま解体だけが先行する進め方は困りますし、壊したものは戻りません。

施設を充実し子育て応援

 第5に、私立幼稚園では、2歳児保育や長時間・長期休暇保育などが行われ「保育所化」しています。県下合計特殊出生率がワースト6の川西市は、元々保育所が少なく幼稚園・保育所立地の地域間格差が大きいことが明らかです。(こども達が、市外にたくさん流出しています)

 私(黒田)は、若い方が望む数のこどもを生み育てにることができ、地域で安心・安全の子育てを応援できるよう、「市子ども・子育て計画」を抜本的に見直すことも強く求め続けています。より豊かな子育て、若者施策の拡充、世代敬称・世代交代をスムーズに行えるよう、これからも全力で取り組みます。

咲きほこる桜や雪柳 根こそぎ伐採

 住民の方から涙声で電話がありました。「牧の台幼稚園の桜が切られている。こども達が写真を撮った大切な思い出なのにら」現場を見に行くと、根こそぎ伐採され積み上げられた中で桜や雪柳が雨にぬれ、懸命に花を咲かせていました…(涙)

3月議会が24日に終了

「日本共産党川西市会議員団☆議会報告・春号」を皆さんのお宅に配布します。限られた紙面ですが、3月議会・予算委員会での議論や市民の方が提出された請願について掲載しています。

 議員団ホームページでは、意見が分かれた議案の「討論」内容を掲載中。川西市議会ホームページでは本会議場での映像を配信中です。ぜひご覧ください。

 私(黒田)は今回、市長の施政方針に対する総括質問を行いました。自治体として憲法遵守の立場を明確にし、憲法がめざす施策の拡充を求めました。引き続き「住民が主人公」の立場で全力でがんばります。

黒豆の声

「あなたがここにいてくれたら…」
折り鶴に書かれたメッセージ
核兵器禁止条約の国連会議
唯一の被爆国である日本の
空席に置かれた願い

「自国に裏切られ
見捨てられ続けているという
被爆者の思いを強くした」
交渉会議不参加の日本に対して
被爆者の方の哀しみ

「自己責任だ」
福島原発事故自主避難者への言葉
「裁判でも何でもやればいい」
追い打ちをかける復興大臣
原発事故は国と東電の人災
それなのに強行される支援の打切り・縮小

胸が張り裂けそうになる
どうして寄り添ってくれない?!
なぜ実態をみようとしない?!

命を守りたい
日常を取り戻したい
この当たり前に応えてほしい

憲法通りの政治
それを具体化させるのは私たち国民もっと広げよう…もっと
国民を無視する政治はいらない
国民を捨てる政治は絶対にいらない

【2面】

憲法違反の「共謀罪」 自由な社会押しつぶす

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2017年3月議会:住田由之輔 平成28年度川西市一般会計補正予算に反対討論

議案第20号 平成28年度川西市一般会計補正予算(第4回)

2017年3月24日
日本共産党議員団 住田由之輔

 日本共産党議員団を代表して反対討論を行います

 小中学校、幼稚園の大規模改修や空調設備事業などには賛成するものの、
中学校給食運営事業 委託料240万円すべて削減、牧の台幼稚園・緑保育所の一体化、市立加茂幼稚園・加茂保育所一体化に関係する予算に対して「異議」があり、反対するものです。

 その中でも、市立牧の台幼稚園と緑保育所の一体化は、議案第4号でわが党議員が討論した内容と重複しますので、その部分は割愛します。

中学校給食運営事業 委託料240万円の削除について、
永年時間をかけて検討してきた中学校給食問題。

 「川西市中学校給食推進基本方針」をつくり、市長も教育長もそれを認め、実施に当たって予算化するという作業を行い、議員に対して実行しますと約束していたものです。その予算をすぐさま「執行保留し」、何ら前向きに検討することなく、今回削減・削除となりました。

 ここには、自ら作った基本方針が「過ちであった」と表現しており、それに基づいた予算化も過ちであった、議員に対しての約束を反故にしたという点、保護者関係者に対して期待を抱かせたことに対して裏切ったという、四重の「過ち」が重なっているにもかかわらず、それに対しての「反省が全くない」。

 そればかりか「基本方針は変えず、基本であるはずの自校調理方式は変える」と、さらに答弁としては矛盾することを言いながら、過ちを認めず、押し通そうとする、反省無き行政に対して強い憤りを感じます。

 240万円かけて、モデル校として一校選択して実施するとした背景に、全校一斉にするには、給食室を設ける場所がない学校があるというのが理由の一つであり、もう一つは一斉にするには財政的に大変だからということでした。

 ところが「基本方針」を作成するときには、センター方式も考慮したが、用途地域の問題などに課題があり、「できない」と判断したが、国の規制緩和により、「土地確保」のめどができた、基本方針にも「変更する場合がある」と書いてあり、そのことによる二カ所の候補地まで特定して発表、手回しのいいことでもあります。

 それを裏付けるものとして、本年2月1日の議員協議会の説明に、A4、1枚の資料、「中学校給食早期実施のための検討状況について」を持ち出し、14項目の検討結果、センター方式が一番いい点数であったと、根拠とした背景も紹介がありました。これを通常は「出来レース」と表するものです。センター方式が一番になるように仕組まれたものです。配点の割合、配点のための判断、どれをとっても恣意的でもありました。

 その資料の一番に、「同時実施」という項があり、センター方式にすれば、公平に7校すべて一斉に昼食を喫食できると説明される。そこには場所の決定が困難と思われていたセンター方式で場所は「決定した」という前提で判断しているという不備が見えてきます。自校調理方式でなぜ一斉にできないかという検討は度外視であり、この間財政的措置を拒み、実施しようとしなかった行政側の判断はまるっきり考慮されていないものでした。

 2項目目の「早期実施」にしても、7校のうちの6校では土地の確保が可能としてきたにもかかわらず、7校が困難であるかのように描き、最低ランクにし、センター方式にするのかどうかわからないのに、これから検討に入るといいながら、「工事現場は調整中」としておるなど、「公正な判断に基づいた資料」とはとても受け取り難い物でした。しかもこの2項目が、センター方式へ世論誘導する最大の項目でもあります。

 補正予算における審査などでも感じてきましたが、自校調理方式もやる気になれば一斉喫食はできます、可能です。それを拒否してきたのが行政側だということは申し上げておきたい。

 自校調理方式で「早期に実施」もできますが、まずはモデル校一校からと、先延ばしを図ってきたのも行政側ではないですか。今回のセンター方式でやったとしても、時期的には「早期実施」ではなく、「先延ばし実施」になるという矛盾を自ら暴露しているのが「自校調理方式でモデル校実施」を検討するための240万円の予算を削除するということではありませんか、強く指摘しておきます。

 センター方式建設地として、国の基準緩和措置で浮かび上がったとされる2つの地域にしても、近隣に住宅が隣接する地域であり、いま一つは、いまだ宅地建設としては未開発の地域ということで、合意するまでの「検討時間」が、定まらないことが予測されます。

 財政的にどうかと言えば、イニシャルコストもランニングコストも、自校方式・センター方式ともあまり変わらないという調査結果でもあります。であるのにセンター方式を優先させる判断が、これまでの行政の在り方とも異質に感じます。

 何よりも議論から意識的に抜けているのが「食育の観点」です。センター方式よりずっと自校調理方式が優れているのに「評価」されていない。何よりはずしてはならない項目を意識して外されているのです。ですからさまざまな機会での答弁で「食育の観点」でのお答えがないというのも特徴です。答弁から外すということを意識してきているのが行政側です。

 「食育の観点で中学校給食を実施する」とした、中学校給食を行政としてなぜやっていくのかという根本を、絶対離してはならないと私は強く申し上げたい。
 しかも、推進基本方針資料の中の学校給食の在り方では、児童生徒は、センター方式より7倍もたくさん自校調理方式を望み、保護者においても5倍も自校調理方式を望まれているのですよ。民意は「自校調理方式」であり、議会とのねじれ現象が起きてもいるわけですが、「推進基本方針」を基本と考えるならば、このアンケート調査結果に素直に答えるべきです。

 240万円の予算削除に反対します。

 もう一点、補正予算の中の市立幼稚園・保育所の一体化に関連する支出、第2表における継続費補正に対して「異議」があります。

 市立幼稚園・保育所一体化施設整備事業 工事請負費 6億1963万4000円の追加費用、それに伴う、第2表、継続費補正について

 なかでも市立加茂幼稚園・加茂保育所一体化問題について

 この間の子ども子育て問題で、意見交換しても「聞き置く」「政策に反映しない」といった、硬直した対応のもとで進められてきたなと多々感じる場面がありました。

 このような姿がまちづくりに反映し、他市から見て、子育てに力を入れているいいまちだな、子育てするのに魅力的なまちだと認識していただけているのか、大変心配です。政策推進の判断を「財政の効率化」を一番に持ってきていやしないか、大変懸念しています。子どもは我々の未来であり、若い世代は、現市政を作り上げていく最も頼りにしたい人たちです。その人たちが多くおり、新しい命の誕生が増えていくまちになれば、活力あるまちとして継承されていくでしょう。そのための子ども子育て政策であるべきです。

 加茂幼稚園のIs値は0.69 少し建物部分の補強、水回りの改修をすれば十分これからも対応できる施設です。

 加茂の認定こども園建設場所は、駅から数倍遠くなる地点に建設予定です。車使用の方は一定便利さを感じられるかもしれませんが、自転車・徒歩の方は活用が大変です。幼稚園区では、最寄りの駅から一番遠い端っこになります。

 現加茂幼稚園敷地は借地です。埋蔵文化財が点在する地域に建設されています。以前は地域の財政で幼稚園を設立し維持管理してきたという歴史があり、現在の借地使用料の一部は、地域の自然環境を維持しているという側面もあります。その後の対応をどのように解決するかの手立てをこれまで私は一度も聞いたことがありません。地域の方からも聞いたとは聞いていません。地域に対して不誠実でもあります。

 施設の定員は230名です。現加茂幼稚園の定員170名も、加茂保育所定員60名も変わらず、その合計数が認定こども園の定員です。

 わたしは保育所待機児解消という観点が欠落していると認識しています。そこに川西市の政策的意図があるとみています。

 牧の台の認定こども園と加茂の認定こども園を単純比較しました。

 児童一人当たり敷地面積、牧の台23.8㎡対加茂10㎡、延べ床面積牧の台12.2㎡対加茂9.2㎡、それらが全体の構造を決めていっています。

 とくに敷地面積に対する比較では2倍の開きがあります。しかも牧の台の園庭の二面は、小学校の校庭が広がっており、加茂は道路と建物等です。

 もちろん中国自動車道に近く、そこまでジェット機が飛び立つためにやってくるのです。子育て環境に最適と胸を張って言えるのでしょうか。

 単純に比較したことを持ち出しましたが、それをもって「公平」とかの判断をしようとは思いません。

 また幼稚園児170名が降園した後、60名の保育園児が残ります。特に3~5歳児33名はお昼寝前までは200名の集団で過ごしていたものが、お昼寝から目が覚めたら33名の集団になってしまっている。広い認定こども園の施設の中でぽつんと残された感じになります。他都市でその様子を視察しましたが、子どもの育つ環境として良いものとは思えません。改めるべきです。

 私たちの力で、未来の川西を担う子供たちに、最適の子育て環境を提供したと誇りを持って言える判断を私はしていきたいと思っています。その思いに不足を感じるために反対するものです。

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たんぽぽだより 165号

問題だらけの「認定こども園」 「白紙」に戻し、既存施設の有効活用を!

2016年6・7月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

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【1面】

問題だらけの「認定こども園」

「白紙」に戻し、既存施設の有効活用を!

 5月16日の建設文教公企常任委員協議会で「東谷中学校区における幼保連携型認定こども園の基本設計について」の報告と質疑があり、私(黒田)は多くの問題点を指摘したうえで是正を求めています。

わざわざつぶし6億円

 そもそも緑保育所と牧の台幼稚園をつぶし、幼稚園跡地と牧の台小学校の運動場を削って貴重な税金をつぎ込み「認定こども園」を建設する必要があるのか。 こども園は、130人定員(幼稚園時間帯*70人、保育所時間帯*60人)ですが、設計委託料は1825万円、牧の台幼稚園の解体費用2100万円、 認定こども園建設費5億1800万円。緑保育所の解体費用などを含めると合計約6億円に上る大きな事業です。

0歳児室にトイレがない

 「こども園」の設計上もいろいろ問題があります。私は、一番大切なのは、こどもの命を守ること。そのための防災・感染予防などの安全対策の観点から強く意見を述べ、是正を求めました。

 例えば、「0歳児保育室」が「厨房」の横に設置されようとしていること。市は「離乳食の受渡しへの配慮」としていますが、火災の危険があり、感染リスクも高まります。

 また、職員室は30m以上離れ、「0歳児保育室」にはトイレがありません。1・2歳児共有トイレを使うと言いますが、0歳児は完全オシメからオマル・トイレへの移行を大切にしたい時期なので考えられません。

牧小の運動場を削るが・・

 こども園は、牧の台小学校校庭の一部を削って建設予定ですが、学校の授業と園のお昼寝などの生活環境や時間はしっかり確保されるのか。

 3歳児は2階ですが避難経路は階段だけでいいのか。

 園庭用のトイレもありせん。こうした点を指摘すと「これから実施設計だ、ら」と答弁を逃げます。

牧幼は解体せず3歳児を

 私(黒田)は、市の財政やまちづくりを考えても、耐震補強工事の必要のない「牧の台幼稚園」は解体せず機能を拡充すべきと提案しています。例えば空き教室を利用して強い要望である3歳児・預かり保育をおこなうこと、給食も小学校の給食室を利用して実施すること。こうした保護者の願いにこたえ、入園希望者を増やすべきです。

緑保育所は耐震工事を

 一方、緑保育所(60名定員)は、早急に耐震補強工事(1500万円)をおこない存続させることを求め続けています。待機児童の解消が社会問題化しているおり、駅前の便利な場所にある立派な保育所を廃園する理由は全くありません。

「決めてから押し付け」

 保育所の廃園、こども園建設の説明会では「決まったからと説明し押し付けるのはおかしい」という声が数多く寄せられています。

 住宅地のど真ん中に、幼稚園*70人、保育所*60人のこども園が建設されれば、送迎用の車の増加や駐車場確保など安全、環境面が大きく変化します。住民の生活環境が大きく変化するにも関わらず「決まったこと」と、住民の声や願いを無視して突き進むやり方は大問題です。

緑台、ガードマンまで配置

 東谷校区以外では、緑台中学校区の認定こども園(幼稚園*27名・保育所*90名、計117名定員)は民間法人が建設予定。場所は、市も危険と認める狭隘な道路に面した狭い土地で、市がわざわざガードマンを配置します。0歳児と1歳児保育室ともトイレがなく、2階3歳児保育冨は25名定員など「なぜ狭い土地に無理やり建設を急ぐのか」という疑問や反対の声があがるのは当然のこと。市立松風幼稚園廃園やこの地域や清和台地域の小学校統廃合、加茂地域の認定こども園建設など市の子育て・教育の計画に対する住民の疑問や問題指摘は共通しています。「決まったこと」と市の押し付けまちづくりではなく、若い人達が住みたい・住み続けたいと感じるまちづくり、住民が主人公の立場でこれからも私は全力で取り組みます。

(ブログたんぽぽだより5月16日・30日付に詳細を記載中)

ブログたんぽぽだより5月16日

「統廃合、決まっていないのに空調整備から仲間はずれーー;」空調設備はすべての学校や幼稚園で整備してね!

ブログたんぽぽだより5月16日その2

私はいりません!トイレのない保育室や厨房(給食調理室)のお隣が0歳児保育室ーー;認定こども園!

ブログたんぽぽだより5月30日その1

交通量が多くて危険!川西市がガードマン配置しなければならない場所に「認定こども園」必要ですか???

ブログたんぽぽだより5月30日その2

川西市はトイレのない保育室が大好き?!私は絶対にいらない!協議会で「緑台中学校区認定こども園基本設計」

清掃基地、丸山台移転も一方的

 市の清掃・車両基地を丸山台3丁目・旧北部処理センター跡地に移す計画も住民無視で進められています。出在家にある現在の基地(分庁舎)は耐震化の問題もなく、わざわざ北の果て、急斜面、歩道のない道路から通行量の多い国道173号線ヘパッカー車などを運行させる必要はありません。トンネル近く・バス停のある国道での停滞・渋滞など危険を含んでいます。100名を超える職員の車やパッカー車は住宅内を走らせないとしていますが、そんなことができるのでしょうか。住民への説明会も十分行わず、何かあれば個別に対応するという態度は誠意がなさ過ぎます.

黒豆の声

 私は6歳の時に
焼夷弾で足がちぎれました・・・
 僕の母と兄弟が亡くなりました・・・

 先ごろ公演を終えた「憲法ミュージカル〈無音のレクイエム〉」
 観に来てくださった
大阪大空襲訴訟団の方のお話し
 私は生後2時間で空襲にあったそうです・・・ああ~空襲ってこんなだったんだと改めて劇(証言)を観ました・・・

 絶対に絶対に「戦争」はしてはならんのです・・・と

 終演後のお見送り時
「国防婦人会長」の役をした
私の処に若い女性
 私は福島から来ています・・・
 戦争も放射能も同じですよ
 国は何も教えてくれない
 私たちの苦しみなど
何も感じていない・・・と
 涙をいっぱいためて
 憤りや子ども達への想いを
 伝えてくださいました

 ♪この時代に生まれて
 声を上げずにいるのなら
 この時代に生まれた
 子ども達に何を誇るのか
 国が時代をつくるなら
 国を作るのは人のはず
 青い空にも暗い闇にも
 人は時代をつくられる♪
    (劇中歌より)

 だれの子どもも殺させない
 人間を壊させない

 私は立ち上がる
 連帯する・・・
 日本国憲法のもと

【2面】

参院選32の1人区で統一実現
豊かに発展 共産・民進・社民・生活 4野党共通政策

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たんぽぽだより 164号

緑保育所、牧の台幼稚園はつぶさないで

2016年5・6月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

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たんぽぽだより 164号はこちら(画像PDFファイル)

【1面】

議員団が執育委員会に要望

緑保育所、牧の台幼稚園はつぶさないで

 日本共産党議員団は5月9日、保育所や幼稚園、留守家庭児童育成クラブの現状と取組みについて教育委員会と懇談し、要望しました。

定員超過でも待機

 児童保育所は4月1日時点で定員より134人多く入所させたものの待機児童は32人。留守家庭児童育成クラブも74人の待機児童がいます。待機児童がいっぱいなのになぜ保育所をつぶすのか。

 懇談では、あらためて幼稚園・保育所の統廃合を「市が決めたことだから」と押し進めず、幼稚園・保育所の耐震補強工事を最優先で実施すること。耐震化に問題のない牧の台幼稚園の廃園・解体と緑保育所の廃園を中止すること。待機児童の解消は詰込み保育の数合わせではなく抜本的な定員増をはかること。地域住民の声を聴きまちづくりの一環として丁寧に対応をすることを要望しました。

旧ふたば幼稚園を有効に

 改修の必要な加茂保育所は、すぐ横の旧ふたば幼稚園を改修し移転させるなどの具体化を。留守家庭児童育成クラブ室を確保し、低学年と高学年の部屋を分けるなどこども達の育ちに応じた環境、保護者や地域の声を大切に急いで取り組むべきです。

 緑台中学校区では、教育委員会も「交通量の問題など危険と認めざるを得ない道路に面した市有地」での民間認定こども園の新設は見合わせること。(市が安全確保のためのガードマンをつけると説明)。この校区では、小学校の統廃合、幼稚園の廃園、こども園建設をごり押しで進めるのではなく、「地域のまちづくりの一環」として地元の声を十二分に聴き、子育て環境の整備を行うべきです。

市外通園児減らす施策を

 「家の近所で幼稚園や保育所に預けたい」というのがアンケートで示された保護者の願いです。2014(平成26)年5月時点で、幼稚園児の28%、560人もの子どもが他市町の私立幼稚園に通っています。公立幼稚園で3歳児保育や給食、預かり保育を実施し、市内で子育てできる環境を整えること。人口減少だから統廃合ありきでは、世代継承・交代はできません。抜本的対策を図るべきだと強く求めました。懇談は、牛尾巧教育長、木下博教育推進部長、山元昇こども家庭室長の3名が出席、「市の子ども・子育て計画で進める」という答弁に終始しました。

「こどもは社会の宝」と手厚く…新温泉町視察

 日本共産党議員団は4月26日、兵庫県・新温泉町の認定こども園の視察に行ってきました。町からは教育担当課や園長さん、常任委員会委員長さんまで参加してくださり、大変勉強になりました。

 新温泉町は人口15315人で、公設公営幼保連携型認定こども園が3か所、民設民営保育所型認定こども園が1か所あり、378人が入園中です。就学前児童は550人。

 私達が視察させていただいた「ゆめっこ認定こども園(定員220人)」は、2014(平成26)年4月に開所し、子育て支援センター併設の施設です。建設費用は約6億円。

 「こどもは社会の宝」との考えから町独自の上乗せ施策を実施し、充実ぶりに驚きました。まず、1歳児の保育士配置が3:1と国基準(6:1)の倍。保育所の保育料は国基準の6割程度(最高額36000円)、延長保育料なし。

 生活時間などに差がつかないよう、幼稚園型の子どもは毎日の給食と午後2時まで保育・教育をおこない1か月1万円。2時以降6時までの預かり保育は1回1000円。長期休みは、春休み6日間・夏休み5日間・お正月6日間。病気流行期の「学級閉鎖」はなし。「波浪警報」以外は休園ですが、保護者の送迎があれば保育所型の子どもは受け入れ。3歳以上児はどの子も通園バスの無料運行などされています。

 低年齢児童数の増加によるなど「子ども・子育て計画」の定員見直しを来年度実施、2018(平成30)年度には海抜が低い園の建替え整備予定など町の実態に応じて柔軟に対応されています。

 たくさんの資料を使って説明、保育士確保の困難さなどお話ししていただいて帰路につきました。

九州熊本地震救援募金

東谷地域~第一便27249円、日本共産党中央委員会~7600万円被災地にお届けしました。(2016.5.9)引き続き取り組みます。

黒豆の声

無関心でも
無関係でいることはできない
保育園落ちたの私だ
立ち上がったママが言う
安保法制の時は動かなかった・・と

どうして保育園に入れないの?!
困っている私を見て!
声を聴いて!願いをかなえて!

国民の実態を見ない政権
声や願いを無視する政権
同じだ・・・

誰の子どもも殺させない
どの子も幸せにしたい
同じだ・・・

安保法制と根っこは同じ

保育所落ちたの孫だ
年金下がったの私だ
奨学金返せないの息子だ

朝の駅前で聴こえてくる声
この声が政治を変える
この連帯が政治を動かす

あなたが動くと政治が変わる
変えよう!くらし
明日をつくるのは私たち
主権者としての国民!

【2面】

格差ただし、経済に民主主義を

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市政と国政を話し合うつどい(4月17日)

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(この案内のダウンロードはこちら PDF)

子育て楽しい地域づくりとは・まずはお話ししましょう

市政と国政を話し合うつどい

日時:4月17日(日)昼2時~4時

場所:住田由之輔生活相談事務所 (加茂ポリボックスと小鳥屋さんの間)

報告:住田由之輔 市議会議員

(住田電話090-9283-6739どなたでも参加できます)

主催:日本共産党川西南部支部

 「保育所落ちた、日本死ね」とは悲しく、激しい言葉です。
 日本全国駆け巡ったこの言葉は、特に若い女性にとっては「死活問題」で、心の叫びです。

 安倍政権では、一億総活躍社会とか、女性の社会進出応援とか、子育て支援のために保育所を増設するとか、うれしくなるような言葉が並びます。

 しかし実態は逆です。

 安い賃金でこき使うための労働力。保育の質など問題とせず、つめこみ、金もうけの対象としての保育施策。保育士も介護士も、教師も仕事のきつさで職場を離れてしまう人が多く出ています。
川西では「保育所待機児童」が新年度になっても解消できないだけでなく、「学童保育の待機児童」も生まれており、まさに関係保護者にとっては「働けない、親子で死ぬというのか」という瀬戸際に追い込まれています。

 「社会を変えてくれ」「市政を変えろ」「安倍を変えろ」が、住民の声です。

 「加茂幼稚園、加茂保育所一体化・認定こども園」問題が具体的に出てきました。地域の問題として一緒に考えましょう。

 ご参加ください。

「由さん」のくらしの便り 臨時358号

加茂保育所・加茂幼稚園の一体化(案) 少子化対策・地元活性化に背を向けるもの

住民の意見集約・建設的な論議が必要

2016年3月 住田由之輔

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「由さん」のくらしの便り 358号はこちら(PDFファイル)

【1面】

加茂保育所・加茂幼稚園の一体化(案)少子化対策・地元活性化に背を向けるもの
住民の意見集約・建設的な論議が必要

 平成27年度に基本計画策定予定が遅れていた「川西南中学校区における市立幼・保一体化施設の整備について」(案)が、3月7日開催された建設文教公企常任委員協議会で、裏面に掲載資料提出とともに説明がありました。

 定員230人は、現加茂保育所、現加茂幼稚園の定員数を合計したもの
(詳細は下記に記載・以下説明より)

○場所は、この間保護者に説明していた旧加茂小プールあたりから、加茂ふれあい会館北側に2300㎡確保して建設する

○現在ふれあい会館などで使用している駐車場は、現在グランドとして使っているところを活用予定

○平成28年度に、市の構想をもとに設計・建築・運営へかかわる「事業者」を公募し、平成31年4月から開園する計画

○この間保育所保護者、幼稚園保護者に2年前に一回ずつ説明してきた。これから地元住民・グランド使用者など関係者に丁寧な説明と要望など聞いていく

○建設費用は概算だが、物価の高騰など考慮すれば7~8億円ぐらいかかるのではないか
認定こども園・定員230人

(予定の構想として)

 これまでの保育所入所者対応で0歳-6人、1歳-10人、2歳から5歳までそれぞれの年齢で11人=60人。

 これまでの幼稚園入所対象に3歳-50人、4歳5歳それぞれ60人=170人との説明。

ふたば幼稚園は廃園にしたまま

 少子化を理由に加茂幼稚園に統合された耐震化が不必要なふたば幼稚園の使い道は決まらず、半ばほったらかしになっています。加茂幼稚園に決まったのは地元要望が強かったからとのことです。

加茂幼稚園は「残せ」が地元要望

 今回の一体化・認定こども園建設場所は、加茂小地域では南西の端になり、特に電車を利用される方からは現在地から遠くになります。しかも保育所は市内全域から入所できますから、加茂・南花屋敷に住んでいても優先とはなりません。必要としても定員が増えるわけではなく、現時点で283人の待機児童解消にはならず、「少子化対策」とは逆な政策と言わざるを得ません。

住田由之輔のブログ「『由さん』のくらしの便り」はこちら

たんぽぽだより 161号

交通費補助の廃止反対!

2016年2・3月 日本共産党川西市議会議員 黒田みち

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【1面】

交通費補助の廃止反対! 請願採択へ声をあげましょう!

3月議会で質問 シリーズ①

 川西市は、高齢者おでかけ促進事業の交通費補助を減額、廃止に動き始め、これに対して「継続」を求める請願が2つの団体から出されました。私(黒田)は、請願の採択と事業の継続に頑張ります。この事業は、市が交通費の半額を補助することで高齢者の外出を促進し、生きがいづくりに役立てようとむいうもの。当初の補助6000円 が、現在3000円に減額されていますが、対象の70歳以上の8割の方が利用し喜ばれています。これを市は、来年度2000円に減らし、再来年度廃止の方向です。大塩市長は、スポーツクラブへ入会すればポイントをもらえるといつた「健幸マイレージ制度」ヘシフトさせるとしていますが、補助打ち切りとは別の話しです。

公共交通への寄与も

 おでかけ促進事業には、公共交通への寄与や経済効果も無視できません。半額補助なので、補助額の2倍の電車・バス・タクシーが利用され、「事業者支援」の側面もあります。高齢化が一段と進む川西市では、乗降客を確保し、公共交通を維持、発展させることは大きな課題。特に、川西市には市や町運営のバスも、高齢者免除もなく、年金が減らされ、医療・介護の負担が増えている今、一石二鳥どころか三鳥・四鳥にもなる「交通費補助」は減額・廃止すべきではありません。

わずかな予算で可能

 ちなみに、2015(H27)年度予算は7680万円ですが、16年度予算は5280万円で2400万円の減額となり、交通費の需要は4800万円減少します。高齢者が元気に暮らせ、公共交通、地域経済にも役立つ

 「交通費補助」は、お金のバラマキではなく、様々な地域貢献にもなっているという認識をもって市政運営してほしいものです。

 一般会計534億円のわずか0.14%の交通費補助財源を削減する必要はありません。

 「継続」を求め、住民の声や願いで行動し、変えさせましょう。

 2月19日から始まった3月市議会で私(黒田)は、「障がい者が安心して老後をむかえられるために」「市立幼稚園と保育所の耐震補強工事を早急に行うこと」の2項目で質問します。ブログなどでお知らせします

幼稚園と保育所の耐震工事を急げ!

 東日本大震災から5年を迎えますが、政府の地震調査会は南海トラフ巨大地震が今後数十年以内にやってくると発表しました。私(黒田)は、緑保育所に勤務していた時に阪神・淡路大震災を経験したこともあって、防災・減災の必要性を痛感しています。

 しかし、川西市は2010年(H22年)に計画した「幼稚園と保育所の耐震補強工事」を実施していません。耐震調査を行った3幼稚園(松風・川西・加茂)、2保育所(緑・川西北)は、すぐに実行するように(約1億円の予算で可能)、耐震調査すらしていない2保育所(加茂・川西)については、すぐに対策をとるよう強く求めます。

安心の障がい者施策を

 社会保障制度がどんどん縮小される中で障がい者は、65歳になると「障がい者施策」から「介護保険制度」優先に切り替えられ、利用できるサービスの減少と負担する費用が増えています。また、「医療・介護一括法」の施行で、要支援1・2の方は、これまでの国の給付から自治体給付に移り、その影響も受けることになります。川西市の実態を調査し、誰もが安心してくらし続けることができる施策やまちづくりをどう進めるか、質問します。障がい者と介護を必要とする高齢者の課題は共通しています。今後もご本人と家族のくらしを支える施策になるよう取り組んでいきます。

牧の台幼の解体中止を!

 川西市は、耐震補強工事が必要でない牧の台幼稚園(120名定員)を2100万円かけて解体、同敷地に5億1800万円かけて認定こども園(130名定員)を建設するとしています(新年度予算に約1億円計上)が、既存の建物を使って、保護者・住民の願いである「3歳児保育」「給食」「預かり保育」実施は、わずかな予算ですぐにでも行うことができます。また、廃園にするとしている緑保育所(60名定員)は、約1500万円あれば耐震補強工事が完了します。市の最優先課題は、命を守るためにまず耐震補強工事を完了させること。(小・中学校はすべて完了予定)また、空調設備を整備し、子育て環境の整備と市民が理解・納得できる税金の使い方に変えていきましょう。

黒豆の声

「緑保育所をなくさないでください」
ちっちゃな両手でビラを持って駆けていく子
「緑保育所を守ってください」
きらきらの瞳でビラを渡しながら
大人の顔を見上げている子
畦野の駅前
冷たい風の中お母さんたちとビラを配る
「今日は仕事が休みなんです」と
こども達と共に来てくれたご家族

保育士冥利に尽きるなあ
~保育士やめてしまったけれど
議員になって良かったなあ
~そう感じたくて「今」がある

「いったい何があるんですか?!」と若い女性
「保育所なくしたらアカンわなあ」と年配の女性
「私らは子育てが終わってるけど何ができるかなあ」と男性

わずかの時間にビラはなくなり
たくさんの方が声をかけてくださる
「保育所のこども達にいつも元気をもらってるのよ」
「今の若い人達の働き方は大変便利な場所じゃないとね」

小さな手が地域を変える
小さな声が地域に広がる

温かいコーヒーカップで手を温める
「ゆっくり温まってくださいね」
お店の方が声をかけてくださる

感謝の気持ちでいっぱいになる

【2面】

戦争法 一刻たりとも放置できない
「殺し、殺される」現実の危険を突く 志位委員長の国会予算委質問

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